♪300プレミアのレポのつもりだったんですが,デジカメ写真をトリミングして力尽きました(いや大したものじゃないですけど)。代わりじゃ全然ないですけど,畠山記念館に行って来たのにもうすぐ展示が終わっちゃうので,自分用メモも兼ねてー。
ありがちですが先月「新日曜美術館」で紹介されてたのを見て初めて行って来ました。最寄り駅が高輪台(都営線)って,ほぼここ目当てじゃないと人が来なそうなロケーションで,中に入っても少し庭を歩くアプローチが集客が少なくてもゆっくり落ち着いていていいなあと改めて思います。周りは華やかでも落ち着く根津美術館が休館なので余計かな。あとサントリー美術館が便利といえば便利になったけど,ああいう場所は何だか落ち着かないなーとか。六本木ヒルズの森美術館とか他の施設を経ないと行けないのが美術館に行くという気持ちと合わないのかも。
展示自体は1フロアだけなので,すごく少ない印象がしてしまいますが,これは自分が興味ある絵の方がほとんど展示替えで期間中の展示が少なくて(日本画は特に退色が心配だからしょうがないです),焼き物がよくわかんないのが大きいと思うんですが。このへんは西洋の陶磁器の方が好きだ。でもこの期間に展示していた渡辺始興の「四季花木図屏風」と酒井抱一の「風神雷神図」,本阿弥光悦の「扇面月兎画賛」,「金銀泥薄下絵古今集和歌巻」(本阿弥光悦書・俵屋宗達下絵)が素晴らしかったのでかなーり満足です。入館料が常設展みたいな\500だし。駅から住宅地を抜けるお散歩気分もいい。知らないところに行くのって,楽しいです。
「四季花木図屏風」は,今まで見たのに比べて四季の草木の移り変わりが画面の中で不思議な重なりをしていて(鮮やかな夏の上に秋の楓見えるとか),全体像が魅力的なのと,近づくと細部の繊細な描き込みに引き込まれて,何度も離れたり近づいたりしても見飽きません。赤と青の発色がすごく綺麗でこの対照的な色が画面を引き締めて緊張感を与えてるのかな〜という気がします。更に百合や桜,芍薬などの白も。やっぱりくっきりした絵が好きなんですねー。「金銀泥薄下絵古今集和歌巻」の金銀と墨だけで構成され,もちろん空白の美しさを一番引き立ててるのも筆で書かれた柔らかさと空間使いの鋭さのバランスが素晴らしいです。
数少ない展示だったのに,ちゃんと図録も買っちゃったしー。あと今回は展示期間じゃなかった酒井抱一の「十二ヶ月花鳥図」のポストカードを12枚全部買っちゃいました。一枚\70なのもうれしい。抱一の十二ヶ月っていっぱいありますが,どの12枚もいいんですよね。でも何といってもプライスコレクションでガラスケースを通さない肉筆を見る機会があったおかげで,なんとなく直に見たらこんな感じかな?という想像で補完できてるような気がします。
今回の春季展は6/10(日)まで。いただいた1年間の案内を見ると冬季展の「花によせる日本の心―梅・桜・椿を中心に」が面白そうです。Webにはまだ載ってませんが,蒔絵硯箱みたいのが素敵そう(2008年1/8〜3/9,ってまだ先だー)。