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ars combinatoriaな日々

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ボストン美術館〜日本美術の至宝@東京国立博物館


♪5/26に特別展「ボストン美術館〜日本美術の至宝」東京国立博物館へ。ようやくですが,会期は6/10までなのでわたしにしては早く行った方なんです。
 終了まで日にちあるおかげか,遅い時間(土日祝~18時)だからか比較的ゆっくり見れました!17時じゃなくて18時までってだけでなんとなく余裕があります。金曜は20時まで。この後は混んでくるばかりでしょうけど,個人的には朝イチより閉館間際を狙った方がいいと思います〜。

 

 ぶら美で予習したので,まずは黒門から! 土日祝は門が開いてます(外からここを通って入れるわけではない)。
 いつも特別展見て終ってしまうんですが今日はまず本館へ。本館の展示はリニューアルする前に昔の博物館の匂いがしてる頃見て,それはそれで好きでしたよ。

 

 2階の「日本美術の流れ」へ向かいます。この階段素敵ですよね〜。ステンドグラスに繊細な時計いいな!

 5/27までの展示だった『平治物語絵巻 六波羅行幸巻』がお目当てです。だからこの日に出掛けたのです! 実は静嘉堂文庫『平治物語絵巻 信西巻』を公開していて3つ同時に見れる機会だったのに,こちらは5/20までだったです。ああもったいないっ。
 あんまり前知識なく見たんですけど「六波羅行幸巻」は細かな筆致にビックリ。全てに色が乗っているわけではなく,硬質な建物,肉感的な馬,それぞれ違う顔・表情の人々が描き分けられ,後で見たボストンの(三条殿夜討)と比べて平治の乱でもまた全然違う魅力でした。むしろこちらの方が面白いなあ。

 「日本の美術の流れ」の展示そのものはざっとと思いつつ,武具に目が~!何故ウサ耳を付けるのだらうとか。 清盛的には「大原行幸図屏風」がありましたよ(建礼門院)。

 

 まだ平成館には向かわず,法隆寺宝物館のオークラガーデンテラスで英気を養う。ボストンだからクラムチャウダー!シュークリームみたいなパンは売切でした。食べてみたかった残念〜。
 宝物館は初めて入りました。せっかくなのでここもチラッと。バラした光背をひとつひとつじっくり見れたり面白い! 一日いられますね,この国立博物館のエリア。平成館の特別展以外はチケット見ないので行ったり来たり出来るし(最初の入り口でチェック済),特別展も当日のみ再入場可みたいでしたし。

 さて,ようやくボストン美術館展です。平成館に入る前にみんな何を撮ってんだんだろう?と右をみたら、スカイツリーだったよ。

 既に16時半過ぎではありましたが,絵巻以外はそんなにびっしりってほどじゃなくて,だいたい順番に見れました。プロローグから橋本雅邦『騎龍弁天』でもう龍が!あの,弁天様より龍の方が美しいです。表情に可愛げがあるけど。

 「仏のかたち 神のすがた」では図画よりも快慶の弥勒菩薩像のきゅっとした腰のひねりに釘付けに。絶妙なポーズを見るのに106.4cmというぱっと全身が視界に入る,大き過ぎず小さ過ぎずというサイズがちょうどいいみたい。

 「海を渡った二大絵巻」は閉館20分前くらいにじっくり見ました。ちゃんと頭から順番に見たかったので。『吉備大臣入唐絵巻』の吉備真備の力の抜けたユーモア(阿倍仲麻呂と聞き耳立ててたり,空飛んでる姿がイイ!)と『平治物語絵巻 三条殿夜討巻』の描き込まれた迫力が凄い対比になってる。(続けて展示)

 「華ひらく近世絵画」ではベタだけど光琳「松島図屏風」。岩も波もここにこの表現か!と写実的なとこは何もなくて,デザイン性であり,でもひとつのリアリティだと思うの。そして屏風が作る躍動感も活かしきってる。
 あと若冲の『鸚鵡図』と最後のコーナー「奇才 曾我蕭白」の『鷹図』。やり過ぎの事例みたいな二人だけど,鸚鵡の白い線だけで描かれた羽の繊細さ,鋭い鷹と輪郭のない白とピンクの花(牡丹?)の発色に暫し見惚れてました。

 そのほかも「アメリカ人を魅了した日本のわざ−刀剣と染織」含めどれも素晴らしい作品ばかりなのに,やっぱり最後の蕭白『雲龍図』が全部持って行ってしまった! もう技術がどうとかではない。巨大な実物を前にしてこの構図,どこにどの技法を施すかの計算(頭の後ろを黒くあえて描き込まないとか),全て伴った大胆な表現でした。
 おかげで図録はもちろん買うけど,エコバッグ付にしちゃった。+¥200でこのかわゆさが〜。
 『雲龍図』は襖から剥がされていたのを今回修復して世界初公開なのだそうです。日本画はもともと長期間展示出来ないものだけど,5年休ませていたとかでボストンに戻ってもすぐには見れないようですよ。

【巡回予定】6/23〜9/17,9/29〜12/9名古屋ボストン美術館,2013/1/1〜3/17九州国立博物館,2013/4/2〜6/16大阪市立美術館

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