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ars combinatoriaな日々

KORIN展@根津美術館

♪KORIN展@根津美術館は5/5に行きました。5/20間での開催,通常17時までのところ18時まで延長してます。この日15時半くらいに着いたときはチケット売り場が並んでいて,入場規制まではしてませんでしたがやっぱり中は混んでるんだろうなあという予想とおなか空いてたのでまずNEZUCAFÉへ。初めて入りますが,たぶんここもいつもより混んでたみたいでちょっと待ちました(並んでるのは見たことなかったので)。
 ニース風サラダにしたかったんだけどフードメニューはパスタしか残ってなくて,まー特別どうというものではないです。でもワインが飲っみったいな~っ。 そしてさっき見た平家の末路を反芻するのだった。

 

 

 カフェを出て…。新緑の楓好き!【右】これは苔かな。




 燕子花!これを見たいから今日なのでした。お天気で良かった。本当、都心とは思えないです。ここが終ってたら明治神宮に行くといいデスヨ!

 さてっ中に入ろう!っと。目録を先に見てたら,KORINのロゴは光琳の署名からデザインしたそうです(エーザイか…)。
 『燕子花図屏風』は前回は2010年,その前は今の建物が出来る前の最後の展示,その前の修復前の展示と4回目になります。メトロポリタン美術館の『八橋図屏風』は去年来るはずだったのが中止になって一年振りに実現しました。
 その前に光琳の軌跡を。小ぶりの『燕子花図』(大阪市美術館蔵)の前に数人のフランス人が〜。でもbianしかわかりませんでしたっ。

 向かって右に『燕子花図屏風』,左に『八橋図屏風』と並んで見れます! 『燕子花図屏風』は何度も見てるので,メトのをじっくりと。八橋のは酒井抱一のを何度か見て,あんまり好きじゃないな〜,八橋あるとふつーに風景っぽくなっちゃうのかなあ?なんて実は期待してませんでした(抱一は大好きです!この人はベタ塗りじゃなくてもっと繊細な方が好き)。
 この光琳の『八橋図屏風』はいいなあ。燕子花は単に色が抜けてるからではなさそうで,描きわけてるみたい。八橋との対比だけではなく,たおやかでなおやかでよりホンモノらしい。八橋もまたたらし込みの技巧は花に比しての強さ・無機質感を見せてはいない。

 でもでも『燕子花図屏風』はやっぱり素敵。デザイン化された足りないものも余計なものもない完璧すぎる,だがそこがいいっ。

 何度も見比べてなんとなく違うと感じてただけなのが,図録の解説読んだり,本物に目がくらんだ状態からもうちょっと冷めてみると,光琳が燕子花を細心の工夫で描きわけてるのがわかりました。単に花の質感を変えているだけではないのです。八橋の方は花の付け根が細かったり,葉の部分も長くみっしりとしていてそれがまた柔らかそうな花弁を持つ姿を強調しているのですけど,長く描くためにか屏風自体も八橋の方が縦に長く横は短いのです。
 そして何より不思議なのはてっきり『八橋図屏風』が先でシンプルなデザイン性を突き詰めて『燕子花図屏風』に至ったのかと思い込んでいたら,描いた順は反対なんですって。

 その後の『夏草図屏風』でもつい燕子花に目がいっちゃう。こちらは下の方にひっそりと咲いてるのですけど,密集した他の花々よりも金に映えてます。『四季草花図屏風』の草花を様々な技法で散らしたのもいいなあ。

 特別展の展示室1・2を出て,ミュージアムショップで図録とか買って,またロッカーに入れて,これで心置きなく閉館まで光琳の前で粘りますよ! とその前に上の回のテーマ展示も見なくちゃ。【展示室4】古代中国の青銅器,動物カワイイ。特にショップの袋などにも図案化されてる(たぶん)『双羊尊』がイイ。
 【展示室5】きらめく螺鈿。きゃー螺鈿好きなんですの。日本と中国,朝鮮では使い方や意匠が違うものですね〜。日本は蒔絵と共に使われるから違う表情があるみたい。特に『紫陽花蒔絵文箱』と『菖蒲蒔絵脇指拵』をじーっと見てました。

 もう一度展示室1に戻って閉館時間ギリギリまで〜。何度も何度も見比べて,両方が視界に入るように下がったり(でも間が少し空いてるから2つ全体を見るのは無理)。メトのはもう見れないかもしれないから最後はこちらをよーく見て出て来ました。

 

 ミュージアムショップのお買い物。螺鈿の紫陽花のポストカードは実物を見る前に買ったよ!
 そんなわけで,2つの燕子花を並べて見るなんて,この後実現するかわからないので(メトに貸し出したりはしないのかな),この機会にぜひっ!

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