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ars combinatoriaな日々

北京故宮博物院200選@東京国立博物館

 

一報したきり東博の「北京故宮博物院200選」,行ったのは1/8なのでこんなふうにまだお正月気分でした。
 少しでも遅い時間の方がいいかなと先に故宮VRを見ました。CG再現って質感とか好きじゃーないんですけど,後の展示を見たらVRの意義は感じました。せっかくなので時間があったらどーぞ。

 今回の展示は貴重な書画が多いとのことですが,書はわかんないんですねー。なので前半の書はどーもとちゃんと見れてないのですが,1月末に出た「芸術新潮」の2月号に小特集があってこの解説がとてもわかりやすかった(書だけではない)。
 いいなあと思ったのはもちろん「青花龍濤文八角瓶」の白磁に青い龍他波や花やらたくさんの意匠なのにちゃんとデザイン化されてる。打って変わってシンプルな「青磁瓶」の不思議な青と絶妙な罅の入り。清時代の「黄地琺瑯彩牡丹文碗」の鮮やかなこと,本当にたくさんの文化が継承されてきたんだなあと器だけでもわかります。中国の王朝って面白い。
 衣装は清時代のもので,もっとじっくり見れればよかったのですけどすごく細かい仕事。絵画と一緒に見比べるのも楽しい。BR>  何もかも細かいことばかりですが,綺麗な発色の掛け軸と思ったら刺繍だったりするのです。
 なかなかの人混みで遅々として進まないなあと観始めた「康熙帝南巡図巻」は確かにじっくり見てしまう。第12巻の方に紫禁城があるので天安門広場じゃなくてとか現在の様子とまた違ってるのを見るのが楽しい。
 「乾隆帝是一是二図軸」とそこに描き込まれた文物の実物を一緒に見られるのも面白いんだけど,混んでてなかなかあれがあの絵の…と見比べるのは難しい。
 最後に,入らなかった(ばかばかっ)時計館からはホンの少し。でも時計じゃなくて「銅製鍍金三辰公晷儀」と「銅製鍍金嵌琺瑯日晷儀」,うっ美しい…。用の美というにはあまりにも美が勝ちすぎている。うっとり~。
 他にも見るもの見るものコレクションの中でも良い物を選りすぐって持って来たんだろうなあというのがわかります。

 さて,1/24まで限定展示だった『清明上河図』です(その後は複製を展示)。150分待ちに一瞬ひるみましたが,今並ばなければ次はないだろーと頑張りました! 実物を見るまでに拡大図や説明のモニタを見てたんだけど,本物はまずなんて細かい,でもこんなに細かいのになんて繊細に描き込まれてるんだろう!という実物だからこそのマチエールに感動。それがまた四角四面ではなく生き生きとした情景がなんてたくさん。溥儀が持ってこうとしたというのもわかる,美術的価値もだけど見ているだけでしあわせな気持ちになれるような描写なのです。
 2/19まで。次は台湾の故宮展が実現するそうですね! 楽しみ~。

 会場の平成館のそばに椿の木が。椿好き~。青々とした葉っぱと紅,黄金の蕊。いっつも花の赤がべたっとなっちゃうんですけど,これはデジカメ仕様なのでしょうか~。 根津美術館の「百椿図~椿をめぐる文雅の世界」を見に行きたいなあ。こちらは2/12までなのです。

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