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ars combinatoriaな日々

パウル・クレー|おわらないアトリエ@近代美術館

 

♪女子W杯決勝待ちにコパアメの録画を観ながら(結果知ってるのでほぼBGM)書いてます~。
 アンフォルメルの本編は書けてないし,土曜日にマニュエル・ルグリの新しき世界II(Aプロ)を観たり(Bプロは18日も。《オネーギン》は何度観ても素敵~),その前に北欧神話がらみで映画『マイティー・ソー』(アメコミ原作なのですね。神話的に突っ込むとキリがないはずだ)を観たりしてますが,今日行ったパウル・クレー|おわらないアトリエ東京国立近代美術館から。

 青空がまぶしいっお堀端。看板の貼紙は金土の夜間開館変更(通常通り)のお知らせだと思います。日曜は17時までなのでゆっくりランチ(後述)して,いつもの閉館間際を狙いました。

 

 クレーは最近だと2009年の20世紀のはじまりピカソとクレーの生きた時代~ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館所蔵@Bunkamura(これ感想ちゃんと書いてなかった)で結構観たのですが,今回は日本でとっても人気のあるクレーの展覧会としてかなり画期的なものだと思います。
 いきなり図録を載せちゃいますが,これピンクカワイイけどカワイ過ぎません?と思ったら(ドイツ語版は水色),はずすとカラーが。カバーが素描『ドクター・バルトロ』で,その下に油彩転写で描かれた『バルトロ:復讐だ,おお!復讐だ!』(フィガロの)なのです。って,公式サイトで既にネタばれしてました。
 グッズは1コだけマグネット。この『襲われた場所』を「美の巨人たち」で取り上げてました。24日にBSジャパンでも放送有り(19:30~)。

 で,この「油彩転写」を始め「切断・再構成」「切断・分離」「両面」といったクレーの手法に着目した展示なのです。それがすっごくたくさん展示されていて1点1点面白い。油彩転写は制作の過程を覗いているようだし,切断された作品が並べてあると,それぞれの作品のまた新しい側面が見えてくる。
 例えば細長い『別れを告げて』の切断された部分を知ると更にその孤独感が増し,『窓辺の少女』と『墓地』がひとつの作品だったことを知ると,どちらにも教会の存在が大きくなる…。そういうクレー自身の経過した時間と更にそれを見る現在のわたしたちの時間という3つの時間がある。
 それはむかーし予備校の英語の先生が云ってたんだけど,(英語の話じゃなくて~)歴史物を読むときに書かれた時代,作者の時代,それを読む時代(現代)という3つの時間があるんだよーというのを思い出します。更に初見とまた次に見たときは=ではないはず。

 ってだいぶ逸れてしまいましたが,そういう手法への着目と,まず展示の冒頭には「自画像」というテーマ。これでまずクレーって結構怖い…っていうなんだかこれまでのカワイイ・キレイな表層的な思い込みが覆されます。いや描いてるテーマはそもそもカワイイばかりでは全然ないのですけど。

 そしてアトリエの写真に写っている作品たち。『庭園建築のプラン』など近くで見ると油彩も入ってるので結構厚塗りしてるんだ~とかマチエールにも注目。あとは『北の森の神』『兵士』『獣たちが出会う』なんかが好きー。『グロテスクな女性胸像』とか怖いっ怖いよクレーさん。
 そのあと手法のプロセスのコーナーが続いて,最後に「“特別クラス”の作品たち」。15:30頃入ってかなーり混んでましたが,17時前までねばって最初の方はゆっくり見直せたけど,最後の方はさすがに傑作ぞろいもあって皆さんなかなか絵の前を動けませんでした。

 クレーって膨大な作品を描いてるから見れば見るほど深くて面白いですね。じっくり見れる時間帯を探してぜひどうぞ~。
 5/31~7/31,【終了】3/12~5/15 京都国立近代美術館

 

 美術館の前に14時頃レストランクイーン・アリス アクアへ。もうねここ本当にロケーションだけなんですよねー。出来たときからだけど,何度行ってもサーヴィスがダメすぎる。テーブルが空いてるのに(たぶんサーブしきれないので)案内しない。食後の飲み物を持ってくるのに空いたお皿を下げない…。
 今日は太郎展のとき売り切れてたお魚+パン+アフターコーヒーで\1500。コーヒー,オーダーのときにアイスに出来るかわからないって言われたので特別に出してくれたのかな?と思わないでもないけど,あのーこのグラスはどう見てもビールのノベルティでわ。
 しかし,お値段はかなーりお安いのでしょうがないかもしれないけどー。その分味もそれなりで,でももう行かないってほど不味くはない。全て許せるほどおいしいってわけでもない。もう少し高くてもいいからももうちょっと良くならないかなあ。いやもうどうやっても出来なさそうなのでセルフのカフェテリアにしちゃえばいいのにっ。

 

 美術館のあとは飯田橋に移動して,こないだ入りそびれたカナルカフェへ~。レストランが貸し切りだったのでデッキサイド。まだ暑いなあと思ってたけど夕方の川沿いはそれなりに涼しかったです。

 

 この中央線がときどき走るリアリティがなんだかいいなあ。反対側のトーキョーうにばーしてぃオブサイエンスさんは,ちょっとーわたくしが通ってたときは薄暗い校舎だったのにキレイになりましたことっ。

 

 川には鯉もいましたが,カメが泳いでるんですけどっ。そしてレストランの貸し切りはウェディングパーティだったようです。

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