ars combinatoriaな日々

善き人のためのソナタ

♪こないだ『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』を観たときに予告編で気になった『善き人のためのソナタ』。アカデミー賞効果か劇場はほぼ満席でした。開映時間前には窓口にすごーく並んでたので,先に座席指定しておいてよかったっ。
 映画は予告編を観た印象ではもっと音楽が強調されてコミカルな部分もあるのかと思ったら,すごく淡々として静かな映画でした。語られてるものはすごーく重いですが,ヴィースラーのたたずまいや生き方が淡々としているのが救いだったり,でもそれがむしろリアルだったりします(俳優本人が監視されていたそうですし)。後日談的な部分も壁が壊れてハッピーエンドではなくて,その2年後,更にその後と月日を重ねることで救われる印象で終わってよかった。この部分はああフィクションなんだよなとは思うのですが。ヴィースラーの静かな人物像がよかった分,ドライマンがくどくて,しかも何も知らなかったというのが天然すぎますが,全てを知ったあと彼なりに悩んだのであろうという,やはり壁崩壊後の方が物語ぽいです。

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