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ars combinatoriaな日々

華麗なるオーストリア大宮殿展@東京富士美術館

ハプスブルク帝国の栄光~華麗なるオーストリア大宮殿展@東京富士美術館に行ってきました。って20日(日)ですが。
 ある意味THE ハプスブルク@国立新美術館より面白いかも。面白いというか,いわゆるハプスブルク家の王侯貴族キラキラを期待するならこちらというか。ベルばらの影響が大き過ぎてハプスブルクといえばマリー・アントワネットのお母さんのマリア・テレジアのウィーンで,あんまりスペインとかピンとこないよーな。
 東京富士美術館は八王子駅からバスで15分くらいでした。京王線だと京王八王子駅がバス始発だし本数もまあまああるんで一度行ったらそう遠くもなかったんですが,やっぱり駅から更にバスってなんかめんどーなんですよね。

 

 Webのレストラン情報で企画展に合わせたセットがあって,お手頃価格だし,よし!シュニッツェルを食べよう!とおなか空かせて行きました。シュトゥルーデルは売切でした。14時半頃着いたらもうお茶の方でかなり並んでるんで,そーいうときはまず図録を買っちゃう。ミュージアムショップは同じフロアにあって(企画展用のショップはまた別にあります),ついでにコインロッカーにも寄っとく。美術館のコインロッカーは普通無料なので何度でも出し入れできるのです。あとバスが着く度にチケット売場が並ぶ様子なので,これもずらして買いました(Webやチラシで割引有。館内のチラシは品切れでした)。
 ↑先にカワイイパンとミネストローネぽいスープが出て,おおいちどに並ぶんじゃないんだと思って手を付けてしまったよ。シュニッツェルはその後すぐ来たわりにはちゃんとおいしかったです。でもわたしとにかくウィーンに行ったときにはいかにもなことをハズシてたのでシュニッツェル食べてないんですよねー。このレストランは館内入ってすぐなんだけど,椅子とかカップとか妙にかわいーの。

 もういちどコインロッカーに図録をしまって,そろそろ入りましょー。まず常設展示の西洋絵画コレクションに有無を言わさず。先に見せちゃうのは結構上手い作りかも。ラ・トゥールの『煙草を吸う男』がはしっこにありました。そういえばラ・トゥール展で東京富士美術館ってあったなあ。印象派の部屋は目を合わさずに素通りさせていただきました。いやホントダメ。しかし現代物まであって,この常設展示で西洋美術史がかなりダイジェストできます。あとすごく暗くしてデューラーの木版画『皇帝マクシミリアンの凱旋』があるんだけど,あとで明るいところでレプリカが見れます。

 いよいよ企画展です。点数は少なめなので空いてる時間にゆっくり見たいですね。やっぱりまずはマリア・テレジア!なんだけど,「THE ハプスブルク」の少女マンガみたいに愛らしいのは特例か若い頃の肖像画は予想通りのもっさり皇女で(メイテンス 1730頃)でもやっぱりあのキラキラ知的美少女が本物と思いたい。そして巨大な『金色のドレスのマリア・テレジア』(シュラーム 283*174cm)が素敵。金色のドレスってぴったり! 他に仮面舞踏会とかいろんな女帝の顔や更に書簡まで見れます。書簡は音楽関係と一緒に海老澤さんのコレクション。マリー・アントワネットは胸像程度。
 この展覧会で一番面白いのは数々の椅子じゃないかなー。ゾフィー大公妃の椅子がやたらかわいかったり,皇太子ルドルフの子ども用椅子(ファミレスとかにある高いのの超豪華版)が涙をさそったり,旅行用の玉座なんてのもあります。それから食器はよくあるけど,チョコレートポットとか鍋とか更にフランツ2世(1世)の園芸道具(皇帝は職人仕事を1つ覚えなきゃならないそう)なんて親近感を持つわけじゃないけど一族の生活がリアルに伝わってきます。
 そしてエリザベートとフランツ・ヨーゼフの大きな肖像画が並んでて,でもこれ時代が全然違ってシシィは1879年の40歳頃でフランツィーは1854年頃のご成婚当初のお姿なのです。でもシシィは実は豪華なドレス姿よりも哀しいけど喪服や乗馬姿のちょっとストイックな方が美貌が映えると思うの。あ乗馬姿もありました。
 宝飾品も少しですがルイとアントワネットの横顔が並んだリングとかツボを押さえてるなあ。他にシェーンブルン宮殿の模型や室内画がたくさん。
 満足して出て来たら最後に特別展示として東宝エリザベートの一路さんの衣装&ウィッグ(シシィスター付)が! これはうれしいですわー。
 企画展のショップはまあそう変わったものはなかったです。関連書籍を期待してたんだけどそういうのは見当たらなかった残念。それから帰りのバスは途中から高校生が乗り込んで超混み混みだったんで,多少待っても座っていってよかったー。1/17(日)まで。

 書籍売場がなかったんで,『皇妃エリザベート-永遠の美』(南川三治郎 世界文化社/ほたるの本)はamazonで買いました。これ2006年発行なんですね。今回に合わせて出たんじゃないのでどおりで店頭にないはずだ。しかし著者の思い入れたっぷりで,少々センチメンタルなくらいだけど写真もたっぷりでよいです。こういうのが読みたかったのだー。これも「家庭画報」の掲載記事の改稿だそうなのでまーそういう語り口なのかなあとは思いますが,同じく南川さんの同シリーズのモリスはそーでもなかったので,やっぱり好きなんだろうなあ。
 フランツ・ヨーゼフ1世の愛称がフランツィーなのはこの本で知ったんだけど,またこれを中で多用してるのがウケる。この本にいっぱい載ってるシシィの持ち物は一度散らばったのが1998年の没後100年記念「エリザベート・永遠の美」で借りて,その後買い上げてシシィ博物館が出来たそうです。
 わーまたウィーン行きたーい。できれば『エリザベート』を再演してるときに。本家『エリザベート』って実はハリー・クプファーの演出なんですよー!
 本にはウィーンだけじゃなくてハンガリーはもちろんコルフ島のアキレイオン荘まであって一般公開してるんだけど,これは個人では大変そう。
 しかしエリザベート関連てわりと最近にいろいろ公開始めたみたいで,でも生前はすごーくお金かかったらしいけど,こうして立派な観光資源になってるのはルートヴィヒ様とかヴィテルスバッハ家はすごいなあ。いやその悲劇性がまた人を惹き付けるんでしょうけど。ノイシュバンシュタイン城とその周辺ももう一度行きたいんですよねー。あのときはキラキラに圧倒されて超キラキラしたカップ&ソーサーを買ったのだ。そうそうシシィの真ん中分けきっちりヘアの肖像画はルートヴィヒ様のにそっくりです。

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