ars combinatoriaな日々

『日本の国宝、最初はこんな色だった』

♪最近はお昼休みにたまった図録を読んで,電車はバッグに入る文庫や新書にしてます。一時期雑誌ばっか読んでたけど,すっかりサッカー雑誌を買わなくなちゃって…。いやあんまりミランのいい記事が出ないんでー(そーいえばCWCは1年前だったなあ。2年くらい経ってるよーな気がする…)。フィギュア雑誌は月刊でさえないし。文庫新書はSW本の新刊が止まってしまったんですけど。←書きそびれた『デス・スター』は面白かったです。デス・スターの中にはちゃんと生活してる人たちがいたのだー。
 で,本題です。なんか軽くて面白い本ないかな〜と本屋の平積みから手に取った『日本の国宝、最初はこんな色だった』(小林泰三 著,光文社新書)が,とっても面白かった。HOW TOというか実践的なことを語ってるようで,最終的には日本美術論みたいになってるの。著者はもともと印刷会社の人なので(学芸員の資格あり),復刻にあたって主観的に進めるのではなく,専門家を取材したり検証して,(色とか形とか)こんなんでいいのかな〜と内心思いつつ仕上がるとなるほどこういう意味・意義があったのだというのがわかる。洛中洛外図や絵巻のズームインの視点は復刻の作業がなくても気が付くんじゃないかな〜とは思うけど,デジタルならではのシミュレーションによって絵巻を実際に繰り出しながらその現れる絵の移り変わりによって動きや迫力を感じさせる効果的な手法(たなびく幟など),屏風に仕立て上げられてしまった襖絵を襖に直し枠を付けたり屏風のように曲がらない画面で見たり,今度は二隻の屏風絵を曲げて並べ,下から見上げる実際の視点で見直すことによりその遠近感の意味に改めて思い当たったりというのが楽しい。そー思うと先日のフェルメール展の全作品フルサイズ掲示とか(行かなかったけど)エプソンが「美の巨人たち」のスポンサーだったときの実物大プリントとかデジタルが十二分に活用されてますよねー。
 もうひとつ,ピカソ展のとき書き忘れちゃったんだけど,男性誌の美術特集ってすごく面白い。ピカソだとPen,琳派だとBRUTUS。美術誌とはひと味違った切り口や論者で読みものとしても楽しいの。

♪著者の小林さんにコメントをいただいてしまったので(きゃー),Webサイトをリンクしまーす。

コメント

お買いあげありがとうございます。

この度は、拙著をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
本にこめたメッセージが届いたようで、本当に嬉しく思います。
これからも美術の新しい鑑賞法を紹介して参りますので、どうぞご期待下さい。

また、もし機会がございましたら、
http://www.kobabi.com
まで遊びにいらして下さい。

わー,小林様,恐縮でございますが,コメントありがとうございます。
本当にご著書面白く読み進みました!
サイトにもお邪魔させていただきます。

  • 2008/12/26(金) 01:10:45 |
  • URL |
  • まつい #kUr9nKys
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://arscombinatoria.blog78.fc2.com/tb.php/186-d815d82f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

FC2ブログ