♪日曜日に行ったフレンズ・オン・アイス2008,すっばらしかったのでゆっくり感想を〜を思っていたら,7月末に迫った名古屋にジュベールさんが来ないことになってしまって,なんだか体調が悪いのも重なって沈んでおりました。全然浮上しておりませんが,せっかく素晴らしいショーだったのをほっとくのはもったないので遅くなりましたが〜。
フレンズ・オン・アイス(FOI)は2006年に静香ちゃんがプロ転向して始まった今年3回目のショーです。去年初めて行って,ほのぼのとした手作り感にこれはぜひ毎年行きたいショーだなあと思ってたのですが,今年は日程上なかなか行けるかわかんなかったのです。がー,これはウワサ(今年は抽選のリハ公開もあったので事前にいろいろ情報が上がってました)以上に充実していて,ああ1公演だけなんてもったいなかったなあというイベントでした。
そもそもフィギュアはTVで昔から観ていてたのに(ちょっとブランクがあったけど),生でアイスショーを観たのは去年が初めてで,ジャパンオープンは競技形式だけど,チャンピオンズ・オン・アイスの演出とか構成はもうちょっと上手く乗せられないものかなー,でもアイスショーってこんなものなのかなあ,でも結構チケットいいお値段だなあなんて素朴に思ってました。舞台ものだとバレエのガラなんかは次々演目を観せていって,確かに全体の統一感みたいのはないので(まーわたしが全幕ものの方が好きなんでそんなにガラは観ないです),そういう意味では「…と仲間たち」みたいのは芯が通って見えるなあ。
去年のFOIはそんな「…と仲間たち」の趣旨でかつ進行がいい意味で素人っぽい手作り感で,その中でも印象的だったのが子供達をフューチャーしたシニアスケーターとのコラボレーションでした。
今年はたぶんそのコラボの手応えが大きかったのかなあ,「オペラ座の怪人」を初年度から参加していた7人でとやってるって情報に時点ですごく期待してたんですけど,これが普通に役割を当ててマイムを交えて物語をっていうんじゃなくて,正にスケートで見せる「The PHANTOM of the OPERA」なんです。例えばクリスティーヌは2人で,同時に滑ってシンクロしたり違う技を同時に魅せたり。もうずっとどこを観ていたらいいのかわからなくて,でもリンク全体で1つの作品になってるの。ファントムはそもそも高橋君の去年のFPがあってこそのこのプログラムなんでしょうけど(最初のファントムは今は振付の宮本さん),なんとあの衣装でステップをそのまま観せてくれるんです。うわーうわー,これはすごい観たかったので,うれしいい〜。
始まりもあのプログラムと同じ「Phantasia」のオルゴールで,そのオルゴールを小さな女の子が持ってくるというショー全体の趣旨も大事にしてる。高橋君のステップのあとはボーカル入りの「Down once more」がちょっとかかって,ここはオリジナルで振りを作ったらしいです(会場では映画版じゃない?と思ったけど,久しぶりにロンドンキャストを聴いたらこれ入ってないみたいなので映画版? いろんなバージョンの音楽を静香ちゃんが編集したらしいです。すごすごぎる)。セットはもちろんリンク上なので何も出せませんが,唯一綺麗なシャンデリアが競り上がってきて,そういうところが具体的な物語を表現してなくてもこれは「オペラ座の怪人」だ!というイメージをばーんと出して上手いんだなあ。
で,この目玉みたいなプログラムが1部の最後で,すごいの観ちゃった〜と思ったら,そのまま休憩じゃなくて去年と同じく手作り抽選会です。あとソロのプログラムの前には去年は本人のメッセージだったのが他の人から紹介で,もうとにかくそういうのなしにコールだけでどんどん進めていけばすっごくクールなプロフェッショナルなショーになるのに,そのほのぼの手作り感がスケーター達にも会場にもいい雰囲気を作っているんだろうなあ,これはこういうショーなんだあと納得です。
オペラ座でグループナンバーを作ったので,静香ちゃんは2部でソロ1つをやるだけなのかしらと思ったら,いきなり2部の頭でメドレーです。それも衣裳もチェンジして,さらに最後は去年の「It's a Beautiful Day」(サラ・ブライトマンのある晴れた日に)を振り付けをしたシェイリーン・ボーンさんと滑るというスペシャルなプログラム。これもただ一緒に滑るんじゃなくて,1人づつリンクに出たり,並んだり,並んで違うことしたりと,ああこういうときスケートってあっという間に舞台を出たり入ったりさっと中央に立てたりというスピード感のある演出ができるんだーと妙に関心してしまいました。ボーンさんはわたしどーしても「リバーダンス」の爽やかな印象が強いんですが,すごく色っぽい女性なのですねえ。更に静香ちゃんは大トリでマドンナの「Frozen」の新プログラム。今度は冷たいくらいカッコいいので,ビヨンセより似合ってるのではないかしら〜。
他の出演者の皆さんそれぞれ素晴らしかったんですが,去年も思ったんですが女王様のショーなせいか男子率が高いのがうれしいです。特に日本男子は個性的でそれぞれの滑りに違う魅力あるんだなあというのがわかります。最初が中庭君のロミジュリで,演出のかっこよさはもちろん始めのジャンプの高さがまずイイ,と思うと次の小塚君の足元の美しさはさすがだなー,本田君はやっぱりまだまだ上手いなあ,でも田村君はなんだか現役のときよりカッコよく見えます。現役のときどうしても田村君は素敵だけど本田君は技術も表現力も全然上なんだなーと思ってたんですが,今の田村君はいい!
オープニングのときまたまた長いライサチェックに目を奪われたと思ったら,わースタイルがちょうどよく完璧に収まってる〜と田村君に目が! 田村君も最初のジャンプがすごく高くて,ああやっぱり男はジャンプだよー! 田村君は今はコーチの方が本業だからかあまりショーでは滑ってないそうなのがもったいないです。他には去年もしっとりよかったパン&トンペアの「Summer Time」がまた違う魅力でよかったです。ああ,書いてたらまた観たくなっちゃった。これをどこか地方でやるとか行ったらわざわざ行ってもいいです〜。