ars combinatoriaな日々

ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美

 

「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美」@東京都美術館にようやく行って来ました。って先週の水曜日なんですけど。土日はぜっったい混んでて,こういうのはしっかり近くで見ないとつまらないので代休取って行ったらちょうど桜が咲いて一番のお天気の日でした。しかし平日の昼間でも公園はすごい人混み。あと桜以外にも上を向いたらなんだか素敵な樹と空だったんで,めずらしく拡大版付き。

 美術館の方も桜のせいかもう終了近いからかわかんないんですが結構な人出で,並ぶほどではなかったんですが,チケット売り場の表示が「混雑してます」「非常に混雑してます(確か?)」「入場規制中」の3種類しか用意してなかったくらい。もう少し早く行こうと思いつつ中に入ったのが15時半くらいだったのはちょうどよかったくらい。入ってすぐはまだまだいっぱいでいつものようにざっと一通り見たカンジは作家性のなさがだから何?感を誘うけど逆に実際に使用されていたモノってこんなんなのかしらという印象。でも入場締め切ってからゆっくり自分のペースで見たら,やっぱり雰囲気で見るよりもじっくりと細部を見てから全体像をもう一度つかんで職人芸を堪能するものなのだなあ。図録も絵画ではなく工芸だと正面からの一通りだとカタログ感つまらないんですが,かなりの点数がアップを併用してディテールや質感が強調されてるので,展示を観たときの印象が再現できてなかなかよかったです。3つの論文もそれぞれの特徴があって通り一遍の美辞麗句でなくて楽しい。でやっぱり「日本人のマリー・アントワネット好き」の話があったり。フランス語版もありましたがさすがにそれはパス。
 展示のメインはやっぱり最後にあったマリー・アントワネットの旅行セットですよねえ。特にお茶セットがカワイイです。他に印象的なのは黒で引き締まった絵「建築の奇想」(ルイ=ジョゼフ・ル・ロラン 1745-49頃)。なんとなくキラキラしたものばかり想像してたので,そういう形式の変化の時代でもあったんだと。
 もちろんキラキラも素敵です。ただ時計がいくつかあってなんか惹かれるなあと思うのですが,たぶんキラキラと文字盤の対比が曲線と直線とか虚飾と実用,有機無機的といった絶妙なバランスというかアンバランスになっているのがいいみたい。時計だけでなく,雄山羊やグリフォンといったいわゆる男性的なモチーフが添えてあると,ロカイユも植物などのモチーフだけの単調さ・くどさだけでなく,融合によって作品的に昇華・拡大しているのかなあなんて。(画像はポストカードとショップで買った椅子型カードスタンド。なんだけどポストカードだと重すぎ)
 いや単に落差やアンバランスに弱いだけかもしれないんですけど。綺麗な顔なのにクワドバカ一代とか,カワイイポーズに邪悪な笑み(TOHO CiNEMAS magazineのヘイデン君)とか。っていう話をどーしてもしたいらしい。
 あっ,ルーヴル展は4/6(日)まで。4/26〜7/6 神戸市立博物館へ巡回。

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