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ars combinatoriaな日々

ZESHIN〜柴田是真の漆工・漆絵・絵画@根津美術館とカフェ巡り


根津美術館でZESHIN,行ったのは11/10なのにいろいろダメ過ぎます。お庭はもっと紅葉してることでしょう。この日はとても良いお天気だったので池が鏡のように。しかしお出かけのときはデジカメを持って行くべき!


 柴田是真は2010年の三井記念美術館で初めて知ってちょっとショックなくらいやられてしまいました(追記出来なかったのはそのあと母が事故っちゃったからかな)。そのとき随分たくさん見たのに,まだまだ見たことにないものがある〜と感じたんですが,三井のはアメリカのエドソンコレクションを中心にした展示だったのでした。もちろん日本にある重要な作品は共通してありました。
 今回は漆工が多いかな。でもやっぱり彼のセンスは独特です。黒に黒,鴉や朝顔とか。レリーフになってるのと質感の違いで見せてる。余白も多いし。特に「月薄鈴虫蒔絵額」の漆黒の中に満月にススキと鈴虫の鋭利なシルエットが美しい。技術にほれぼれとするのとセンスにうなるのと相乗効果で出来てます。
 しかしセンスと云ってもうっとり美しい!だけではなく,釘とか鉋屑とか高価な素材にそのモチーフみたいなおかしみもあって,こういう人の作品が海外でずっと評価されてきたというのが面白いと共に日本であまり知られてこなかったらしいのがもったいないです。
 11/1~12/16(展示替えあり)

 

 そしてこの日はおひとりさまではないので,よーやくいつも横目に見てたヨックモック青山本店へ。左は美術館に入る前に撮ったのでこんな明るい時間ではありません。なのでロールケーキが人気みたいでこの時間は既に売切れで残念。でも栗がとっても美味しいモンブランでした! もれなくシガールが付きます。シガール大好き。広くて綺麗な喫茶でした。

 
 その後食事が美味しいというA to Z cafeへ。奈良美智さんとgrafのお店というか。撮影可ということでお写真も♪ これはアトリエの再現みたい。
 本当になんでも美味しくて,さっきケーキ食べたのに更にわらび餅まで〜。
 そんな充実した一日でした。

マリーアントワネット物語展@そごう美術館


マリーアントワネット物語展,横浜のそごう美術館にて(11/3)。

 まずアントワネットによく似ているという胸像,銅版画の数々で王太子の誕生まで。当時の風俗が垣間見れます。最初の,オーストリア時代のマリア・アントニアの肖像はちょっと気が強そうで,池田理代子さんはこの絵を見て描き始めたのかな〜とか。

 宝飾品や扇など身の回りを飾る品々は細やかで,でも一番興味深かったのはルイ16世の作った王妃の時計のねじだったりします。居室の壁の絹織物の復元などでセンスのよいインテリアを感じさせます。ここで漆コレクションとかあるとよかったんですけど。


 こちらの復元コーナーは撮影可。左のドレスはイギリス風。右のフランス風(ローブ・ア・ラ・フランセーズ)は左右に拡がる。文化学園服飾博物館でよく見ました。この2点はルブランの肖像画を復元したのですね〜。

しかし頭に帆船を載せるという発想は一体どこから。かつら付きで体験コーナーもありました!
 このあとは断頭台へ…。大きな『コンシェルジュリを出るマリー・アントワネット』(ジョルジュ・カン)は毅然とした後ろ姿が見応えありました。

 1年以上日本を廻ります:7/7〜9/2 名古屋市博物館,9/15~ 11/18 そごう美術館,11/29~ ,7/6〜9/1 兵庫県立美術館,9/11〜10/27 岡山シティミュージアム

エリザベート20周年コンサート

エリザベート20周年コンサートでまたシアター・オーブ(10/28)。何といってもこの公演が最後というマヤさんのシシィが素晴らしかった! ああ“エリザベート”ってミュージカルなんだよっていう。特に「私だけに」でもうがっつりつかまれて,更に1幕終わりのリプライズの額縁からにうっとり。正にヴィンターハルターの肖像画そのもの。
 2幕はトートとのドスの効いた「私が踊る時」を楽しみにしてたんだけど,これは勝利のはずがむしろ虚しさを感じ,「魂の自由」の悲痛さはどうでしょう。 最期はトートダンサーもいなくて,自分で喪服を脱いでトートとのところへ向かう“私”の人生を歌いきってくれました。

 「愛と死のロンド」を歌うトートにびっくりしたけど(ウィーン版でも歌うようになったんですね),ドイツ語のマテのトートは色っぽくて,フランツは美声,ルドは美形で,ルキーニもゾフィーも良かった。そして生オケを舞台に載せてのコンサートで心配してたアンサンブルがまた良かった。ミルクとハスの迫力!
 トートダンサーも少人数だけど,大きく翼を使ったのが面白い。片翼なのがまた意味深。後ろのスクリーンは思ったより使わなくて(シシィが落ちてくるかと),主に照明でシンプルな演出でした。

 思ったよりずっとほとんどの歌を歌って,でも舞台転換もないのですごくスピーディで次から次へと流れるのが面白かったけど,せっかくこれだけの人達が来てるからちゃんと舞台装置でじっくり観たかったなあ。短い期間だったし本当にもったいない。
 やっぱりエリザの楽曲って素晴らしいなあ。ロミジュリもすごくよかったけど,ロミジュリは1曲1曲が独立しててもちろんそれが悲劇を積み重ねているのに比して,エリザは繰り返しと変奏でより有機的に繋がってく。シシィとフランツも出会いと夜のボートの対比はリピるほど感慨深いし。うーんエリザってよく出来てる!

 コラボメニューのエリザベート・カクテル(ノンアルコール)とドーナツ。カクテルは菫色,ドーナツはシシィのあの白いドレスとスターのキラキラをイメージしてます。ロミジュリではドーナツ食べそびれたので開演前にばっちりです。目の前は渋谷の街だけどっ。