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ars combinatoriaな日々

平家物語画帖 諸行無常のミニアチュール@根津美術館と清盛フェア@銀座TAUと殿下乗合事件

 

♪22日に根津美術館の「平家物語画帖 諸行無常のミニアチュール」を見て来ました。会期は10/21までなんですけど,前期後期で全部見れるように展示替があるのです(前期9/8〜9/30,後期10/2〜10/21)。扇形の絵画は小さくて,ガラス越しの展示はテーブル状ではないのであまり近づくことができないのが残念。細部は図録で見ることに。

 平家物語はほとんどなじみがなかったので,大河ドラマでやってるところにどうしても集中してしまいます。前期のみの展示に,忠盛の木刀の件とか,殿下乗合事件,重盛が治療を断るのとかあります。やっぱり今はは重盛びいきなの~。窪田正孝くんはいいなあ,『ゲゲゲの女房』の池上遼一モデルの熱血アシスタントも好きでしたけど。今再放送で改めて見てます。

 その「殿下乗合事件」の第37回(23日放送,29日再放送)はとてもよかった。長いスパンでの人物造形や伏線が顕著なドラマなんですが,今回は1話完結として45分がことさら濃密でした。平家物語と史実とされているものどちらの解釈なのかな?と気になっていたけど(最近頑張っていろいろ読んでいるのです),どちらも上手く使ってあたかもこれが真実ですよみたいに見せる。重盛に同情しちゃうけど,彼が間違いなく正しいわけではない。
 また吉松隆さんの音楽で語ることが多いドラマだけど,今回はまず映像で見せてそれに音楽が被さることが多かったみたい。重盛と経子の夜の場面(これも前半の静と後半の動),時子と徳子の琵琶の音と報復の場面。特に琵琶の音はとても深く重くて(サントラ其の二に収録),諸行無常の始まりだ〜ということなのかしら。どちらにしても台詞よりも映像と音楽で語るので,片手間では見れませんねー。(いや全てが素晴らしいんじゃなくて結構ええっ?てもあるんだけど,今回は何の破綻もなく破綻に向かってます)

 展示は他に頼盛の直筆や琵琶なども(全期)。心なしかいつもより若者が多いよーな。次回の展示は柴田是真! 前売り券買っちゃいました。ZESHIN〜柴田是真の漆工・漆絵・絵画,11/1~12/16。

 

 

 表参道から銀座,広島ブランドショップの銀座TAUの清盛フェアへ。16日の初日に行ってるんですけど,その後,あの鸚鵡ちゃんが展示されるというのでまた来ちゃいました。何故かお隣に井浦新さんの衣装合わせが。でもこれはうれしい。

 鸚鵡ちゃんが来るまでは小道具の展示はちょっと寂し過ぎるし,パネルはスチール写真みたいのを期待してたので番宣ポスターぽいし,時子ちゃんの市女笠はヌードマネキンだし,いろいろゆるいです。むしろ盛絵の展示がメインみたいなのはどーなのかしらと思ったんですが,いやとても立派な展示でこの方の絵好きーとかきゃっきゃしましたし(初日はお友達と行きました)。

 あとレストランの鸚鵡ちゃんてのに気付かなかったんですけど,確かにこれは! このイタリアンレストランでは清盛パスタってコラボメニューもあるそうですが,食事はしてません。清盛フェアは9/16 ~ 9/28です。

 それから辻村寿三郎 人形展 平家物語縁起~清盛,その絆と夢~がタカシマヤ3店で開催です。9/19〜10/1 京都,10/4〜10/15 新宿,10/17〜10/29 横浜。春に雅叙園で見たんだけど素晴らしかったのもう一度見たいし,大河の話が進んだ今ならまた違う感慨がありそうです。

 おまけ:20時まで待って東京駅プロジェクションマッピングを見ました。駅舎の形状を活かして立体的に投影してるので,映像見るよりずっと面白いと思います。大きいし!この日は20時から3回の予定が人大杉で19時半からに繰り上げて,更に危険と判断して20時の回で打ち切りになってしまいました(東京駅構内のアナウンスで聞いた)。面白かったのに残念だな〜と,23日はどうするんだろうと心配だったけど雨の上がって無事に実施されたそうです。
 更に12/21〜28にも行われるようです。激混み必至でしょー。

国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展

♪予想外にしごとが忙しいのが続いてるのもありますが,ほったらかしですみません〜。9/1・2は福井のアイスショーに行きましたが,うーん,観光したわけじゃないしなあとか,ついこちらがお留守になってしまいます。

♪土曜のしごと帰りにレーピン展@Bunkamuraザ・ミュージアムへ。ムソルグスキーの肖像画のヒトですね。金土は遅くまで開館(〜21:00)してるのでゆっくり出来ます。
 美術館のコレクション展ももちろんいいんだけど,1人の作家の作品を俯瞰するのってやっぱり深いなあ。

 肖像画を始めほとんど人物を描いた作品ですが,著名人,家族,群衆の一人であってもそれぞれの人生を背負ってるのが伝わります。『ヴォルガの舟曵き』『集会』…,習作の段階でも。そして皆どこか暗い瞳をしてる?
 そういう意味ではこのポスターやチラシなど前面に出されてるこの『休息−妻ヴェーラ・レーピナの肖像』,ソファで寝入る愛らしい妻の姿は穏やかで優しい空気に包まれてる。でも口元はきゅっと閉じて意思的です。

 8/4〜10/8,【巡回】10/16~12/24 浜松市美術館,2013/2/16~3/30 姫路市立美術館,4/6~5/26 神奈川県立近代美術館 葉山

フェルメール・センター銀座から上野へ移動〜。マウリッツハイス美術館展東京都美術館へ。
 あ,フェルメール・センター銀座はフェルメール・センター銀座は9/5〜11/30にアンコール企画開催だそーです。

 (8/30まで)18時半閉館なのでカフェで一休みしてからにしようっと。さすがに¥3800のコラボメニューはパスです。しかし美術館の待ち時間は0分なのにカフェは並んでるう。ので,やっぱりミュージアムショップで図録買って来ました。そしてせっかくオシャレなカフェに改装したのに、レトロなクリームソーダとか。だって暑かったんですもの。

 展示はやっぱりメインの『真珠の耳飾りの少女』! イメージよりずっとずっと柔らかな表情でした。絵の前に3回戻って,最後閉館間際には2,3人だったので,ずーっと見てて,もう目が離せませんでした。

 ぶら美で予習のおかげでフェルメール以外の見どころもばっちり。ルーベンスの『聖母被昇天』(フランダースの犬でも)は下絵だからこその本人の筆。ルーベンスの大作って大味なところがあるけどこれは力強い筆致が迫ってきます!
 レンブラントは6点+工房1点も来てるので,それぞれの時代の試行錯誤が伝わります。『シメオンの讃歌』は光と闇,精微さが素晴らしいけど,奥さんモデル?のマリアがのっぺりしてる~。彼女だけは弟子の作品(アーレント・デ・ヘルデル)の方が美しい。
 ライスダール他の風景画。ネーデルラント=低地は知ってたけど,だからこそあの『デルフトの眺望』のような画面の半分以上が空という絵ができるんだなあ。空と雲にとても表情があります。

 グッズは意外にそそられませんでした。Bunkamuraでブックカバーを買っておいてよかった~。オランダだからコスプレうさこちゃんはともかく,コスプレ武井咲の方向性は一体?(いやちゃんと可愛いけど,常盤がさあ…) 実はグッズは一巡目に見て,最後は『真珠の耳飾りの少女』を目に焼き付けたまま上の階に昇らずに帰ったんですけど。
 リニューアルした都美術館は綺麗になって,でもあの吹き抜けは完全になくなっちゃったのかなあ。大きな作品の立体的な展示が特徴だったのに。

6/30〜9/17 東京都美術館,9/29〜2013/1/6 神戸市立博物館