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ars combinatoriaな日々

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012(その2)鹿島茂「ロシア・バレエ団とパリ」

■ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012(その1)

♪テレム・カルテットを楽しく聴いて大満足!だったけど,14:30からの講演会「ロシア・バレエ団とパリ」(鹿島茂)へ〜。整理券は取ったけど,5分前までに行かないと無効になってしまうようです。と急きつつ,ガラス棟マモントフへ移動中にポスター撮ってるし。これはドミトリーが大きくていい絵柄だ!その下はB1のコンサート。こういうのは全然聴いてな〜い。そもそもいわゆるクラシックを聴いていない!それもまたヨシ。
 6Fに着いてなんか人がたくさん並んでるなあ?と見渡しながら,ぼーっと座席に着く。既に後ろ気味の席だったけど,その後いっぱいになって立ち見も!先程の列はキャンセル待ち?あと次の回の整理券待ちもかな?(柴田さんのも聴きたかったです!その前に偶然お会いしましたが)

 講演は資料をお持ち下さ〜いというので,さすがレジュメでも用意してあるのかしら〜と思ったら「バルビエ×ラブルール〜アール・デコ,色彩と線描のイラストレーション@練馬区立美術館のチラシだったので,さっきの演奏会の裏白の曲一覧にメモることに。以下単なる講義録になってしまいました。

 まずロシアとフランスのお話からなんですけど,ドイツを間に挟んで敵の敵は味方とか地理的にも特にサンクトペテルブルクはセーヌ〜北海で“海の道”は近かったのだと。『戦争と平和』の冒頭が(ナポレオンが攻めてくるのに)フランス語ってくらい,貴族はフランス語が日常語でこれは召使達にわからないようにってのもある。
 ファッションもマリー・アントワネットで有名なローズ・ベルタンなどロシアは2番目の顧客だった。ドレスの見本のために人形を作り,これがフランス人形。またフランスからはオペラ歌手やバレリーナが当時のフランスよりも地位など高待遇で招かれ,ロシアで発達していった。すなわち中央→地方→地方で発達→中央へ影響という流れ。

 さてディアギレフの登場。父は大貴族だが継母が芸術に詳しく,音楽家になりたかったがリムスキー=コルサコフに見限られる。しかし大学生なのに絵を買占め,開催した「ディアギレフ展」が大成功!“人の才能を見抜く才能”に目覚める。だが彼はそれだけではなく“人を誘惑する才能”も持っていた。
 ロシア絵画展,ロシア音楽(『イーゴリ公』『ボリス・ゴドゥノフ』なども)を輸出し,ついに1909年5月19日「セゾン・リュス」(バレエ・リュスの前身)のパリ・シャトレ座公演を行い,プルースト曰く「フランスの親友ロシア,なんて魅力的な親友」,また友人のバルビエも感嘆する。ニジンスキーの跳躍を見て「20世紀が始まった」(と誰が言ったのか忘れた…)
 バルビエの描いたニジンスキー含む数々の絵は写真よりもそのバレエというものを表現している。写真はスナップショットには向かない!バルビエの絵にはニジンスキーの“跳び上がって降りてこない”様子が描かれているのだ。

 バレエ『カルナヴァル』『プルチネッラ』(後には『ペトルーシュカ』)などの人形の動きでロシア的である。またカルサヴィナは3番手だったが,エゴが強くなく可愛らしいのに頭もよく,ニジンスキーと絶妙のコンビで成功した。
 ディアギレフにとってニジンスキーは好みのタイプではなかったが,踊りを見てすごい才能!と。同性愛は文化が発達,爛熟すると現れるのか。同性愛グループとして,プルースト,モンテスキュー,コクトー。バルビエも?

 展示から…「19世紀は如何にして終り,20世紀は如何に始まったか」『レ・シルフィード』の緑と黒と白い月は浮世絵の影響。『遊技』はドビュッシーにはその全てを単純にというバレエがわからなかったのではないか。ニジンスキーは19世紀から20世紀のバレエだが,単なる肉体的才能だけではない。

 ここで服飾のお話。貴族はあったが共働きの時代は男女同じ動きであったのが,19世紀にブルジョアジーが発生し専業主婦が誕生した。奥さんを着飾らせて見せびらかす。この19世紀からの脱出するにはどうしたら?
 ベンヤミン「集団は深い眠りについている。個人は活発だが集団は夢を見ている時代」個人は集団が何をしているのかわからない。目に見えないガラス瓶の中でガラスの天井にあたっている。建築にも現れ,鉄骨のオルセーはセーヌ側は19世紀的建築の石で覆いルーヴルに合わせる。
 自転車は女性を開放する道具で好きな所へ行ける。だがまだコルセットをしている(有害であることは医師が指摘済)。コルセットをはずすことを許す美学がなかったのだ。しかし1908年,ポール・ポワレがコルセットをはずす。ちょうど日本のミニスカートの流行的である。

 版画について,ポショワール技法は日本の和紙があってこそ。日本が開国してお札の紙が海外で注目され和紙が輸出品目へ。造幣局紙を「Japon」といい,和紙だが表面がつるっとしている。ラブルールは白黒のコントラストで「Japon」紙を最大限に活かした。実はラブルールの方が高いのです。そして挿し絵本は想像力をかき立てるのにちょうどよいと。

 展覧会に行く前にバルビエの絵を映しながら先生の生解説で聞けたのはうれしい。いや絵や舞台の内容は知ってますよ。でも知らないことを知るのは楽しいけど,知ってることも楽しく聴くことが出来るっていいなー。
 新刊の販売がありまーす。サイン会もします!っていそいそ並んだら,なんと図録でした。どうせ美術館に行ったら買うんだからもちろん買います買います。重いけどー。これで予習しようっと。

 

 その後のお約束は1つ目が流れて(ごめんなさいっ),18時頃のを前倒しにして新宿に移動。まずアフタヌーンティーでお茶。季節限定ティーソーダでした。更に食べて飲んで,一緒にイタリアに行ったときの思い出などを22時過ぎまで語ってました。有楽町から12時間,長〜い一日でした!

KATAGAMI Style@三菱一号館美術館

 

♪19日にKATAGAMI Style三菱一号館美術館に行って来ました。実はこの日は『エリザベート』17:30の回の当日券を取るため朝8:30から帝劇に並んでた長〜い一日。10時にチケット取って,こないだのLFJではこの時間で既に混み混みだったフォーラムで朝ごはんを食べて美術館へ。いつもの入り口に混雑のため中庭から!との表示にちょっとびっくり。

 でもいいお天気に一重のオールドローズもたくさんのお庭を通って気持ちいい!コインロッカーを使おうとしたら,KATAGAMI STYTEの記録映像上映中というのに惹かれてまず歴史資料室へ(無料,1/13までの「都市文化の成立と帝国劇場展」見たかった…)。「伊勢型紙・江戸小紋記録映像」(三重県庁のサイト),これ展示の途中の部屋にもあったんですが,先に見て大正解でした!これは見るべき。「型紙どうやって作ったんだろう?すっごく大変で、技術と根気がいるんだろうけど想像できない!」で終ってしまいそうで,技術を知ってからの方がより感慨深かったのです。

 中の展示はかなり人が入ってました! 構成はまず日本,アーツ&クラフツ(英米圏としてティファニーもここ),アールヌーヴォー(仏語圏,ベルギーも),ユーゲンシュティール(独語圏,オランダとウィーン),そして現代。それぞれに型紙を配置してその影響力は正しく“世界が恋した日本のデザイン”。装飾,工芸,テキスタイルを始めとした家具・インテリア,デザイン好きにはもーたまりません!
  正直,ポスターで目に入ったウィリアム・モリスを…くらいのつもりで来たんですけど,19世紀末の各国への影響をたくさんの,かつどれも素晴らしい展示で見ることが出来ます。

 

 手仕事,デザインの素晴らしさ!ものすごく集中して一点一点を見て何だかくらくらしてしまいました。途中通路から見えた中庭も素敵。そして二巡目〜。なんですが最初の日本のところ,もちろんここに型紙がたくさんあるんですが常に人だかりで大変。

 どれも見過ごせない高クオリティが揃ってましたが,その中でも特に好きなのはティファニーの彫金とガラスで出来たシルエットを最大限に活かしたデザイン。それからヨーゼフ・ホフマンの繊細な花器の模様がうおおウィーン分離派!とか。いや何もかも凄いんです。しかも前期後期だからもっともっとたくさん出展されてるなんて…。
 型紙で好きなのは,ほそ〜い糸菊や逆にまるい紫陽花。 型紙はネガで,そのものを作品として見るという目的で作られてるわけではないのになんて美しい。究極の用の美というか,いやそのものだけでは“用”ではないんですけど,不思議〜。

 グッズは本物の方が素敵だしっといろいろ見送ってたら,なんと型紙そのものが売ってる!でも¥5000〜は単純な文様で,欲しい!と思うのは3,4万くらいする。ああ,わたくしがお金持ちならっ。結局図録とともに“いつもの倍の”一筆箋と活版印刷のポストカードも買っちゃいました。

 5/27(日)までです。全力でおススメします。【巡回】7/7〜8/19京都国立近代美術館,8/28〜10/14三重県立美術館。次はバーン=ジョーンズ展(6/23〜8/19)ですってえ!? きゃあ大好きバーン=ジョーンズ!

 

 ふううと堪能して,13時半頃Café 1894へ。カンディンスキーと青騎士展のときはお茶タイムだったので,ランチは初めてです。コラボメニューでした!(敷いてあった)

 リニューアルしてテーブルセットが雰囲気に合うようになってました。座席もだいぶ増えたので前ほど待たなかったけど,待つスペースだったところも座席にしたので外に並ぶのは大変です。11時の開店前から並んでてびっくりしましたよ。そして美術館の方も 15時半頃中庭に出たらすっごく並んでるし。いい展覧会なのでこういう内容にたくさん人が入るのはいいことですね!
  その後金環日食のためのメガネを買いに行ったのだった。もう¥1500弱のしかなかったけど買って甲斐がありましたよ。なんて有意義な一日なのだろう。

KORIN展@根津美術館

♪KORIN展@根津美術館は5/5に行きました。5/20間での開催,通常17時までのところ18時まで延長してます。この日15時半くらいに着いたときはチケット売り場が並んでいて,入場規制まではしてませんでしたがやっぱり中は混んでるんだろうなあという予想とおなか空いてたのでまずNEZUCAFÉへ。初めて入りますが,たぶんここもいつもより混んでたみたいでちょっと待ちました(並んでるのは見たことなかったので)。
 ニース風サラダにしたかったんだけどフードメニューはパスタしか残ってなくて,まー特別どうというものではないです。でもワインが飲っみったいな~っ。 そしてさっき見た平家の末路を反芻するのだった。

 

 

 カフェを出て…。新緑の楓好き!【右】これは苔かな。




 燕子花!これを見たいから今日なのでした。お天気で良かった。本当、都心とは思えないです。ここが終ってたら明治神宮に行くといいデスヨ!

 さてっ中に入ろう!っと。目録を先に見てたら,KORINのロゴは光琳の署名からデザインしたそうです(エーザイか…)。
 『燕子花図屏風』は前回は2010年,その前は今の建物が出来る前の最後の展示,その前の修復前の展示と4回目になります。メトロポリタン美術館の『八橋図屏風』は去年来るはずだったのが中止になって一年振りに実現しました。
 その前に光琳の軌跡を。小ぶりの『燕子花図』(大阪市美術館蔵)の前に数人のフランス人が〜。でもbianしかわかりませんでしたっ。

 向かって右に『燕子花図屏風』,左に『八橋図屏風』と並んで見れます! 『燕子花図屏風』は何度も見てるので,メトのをじっくりと。八橋のは酒井抱一のを何度か見て,あんまり好きじゃないな〜,八橋あるとふつーに風景っぽくなっちゃうのかなあ?なんて実は期待してませんでした(抱一は大好きです!この人はベタ塗りじゃなくてもっと繊細な方が好き)。
 この光琳の『八橋図屏風』はいいなあ。燕子花は単に色が抜けてるからではなさそうで,描きわけてるみたい。八橋との対比だけではなく,たおやかでなおやかでよりホンモノらしい。八橋もまたたらし込みの技巧は花に比しての強さ・無機質感を見せてはいない。

 でもでも『燕子花図屏風』はやっぱり素敵。デザイン化された足りないものも余計なものもない完璧すぎる,だがそこがいいっ。

 何度も見比べてなんとなく違うと感じてただけなのが,図録の解説読んだり,本物に目がくらんだ状態からもうちょっと冷めてみると,光琳が燕子花を細心の工夫で描きわけてるのがわかりました。単に花の質感を変えているだけではないのです。八橋の方は花の付け根が細かったり,葉の部分も長くみっしりとしていてそれがまた柔らかそうな花弁を持つ姿を強調しているのですけど,長く描くためにか屏風自体も八橋の方が縦に長く横は短いのです。
 そして何より不思議なのはてっきり『八橋図屏風』が先でシンプルなデザイン性を突き詰めて『燕子花図屏風』に至ったのかと思い込んでいたら,描いた順は反対なんですって。

 その後の『夏草図屏風』でもつい燕子花に目がいっちゃう。こちらは下の方にひっそりと咲いてるのですけど,密集した他の花々よりも金に映えてます。『四季草花図屏風』の草花を様々な技法で散らしたのもいいなあ。

 特別展の展示室1・2を出て,ミュージアムショップで図録とか買って,またロッカーに入れて,これで心置きなく閉館まで光琳の前で粘りますよ! とその前に上の回のテーマ展示も見なくちゃ。【展示室4】古代中国の青銅器,動物カワイイ。特にショップの袋などにも図案化されてる(たぶん)『双羊尊』がイイ。
 【展示室5】きらめく螺鈿。きゃー螺鈿好きなんですの。日本と中国,朝鮮では使い方や意匠が違うものですね〜。日本は蒔絵と共に使われるから違う表情があるみたい。特に『紫陽花蒔絵文箱』と『菖蒲蒔絵脇指拵』をじーっと見てました。

 もう一度展示室1に戻って閉館時間ギリギリまで〜。何度も何度も見比べて,両方が視界に入るように下がったり(でも間が少し空いてるから2つ全体を見るのは無理)。メトのはもう見れないかもしれないから最後はこちらをよーく見て出て来ました。

 

 ミュージアムショップのお買い物。螺鈿の紫陽花のポストカードは実物を見る前に買ったよ!
 そんなわけで,2つの燕子花を並べて見るなんて,この後実現するかわからないので(メトに貸し出したりはしないのかな),この機会にぜひっ!

桜・さくら・SAKURA 2012〜美術館でお花見!@山種美術館

 

♪どちらも5/20までだけど,燕子花のKORIN展@根津美術館の前に桜を見ないと!と4/29に「桜・さくら・SAKURA 2012〜美術館でお花見!」を山種美術館で見て来ました。

 先に展示を見てからCafe椿でコラボ和菓子。一番印象的だった橋本明治の『朝陽桜』から陽春。前に一度見たような気がするんですが,今回これが三春町の桜だって読んで泣いた…。絵としても一番好きです!はっきりした輪郭はそもそも大好物だもの。
 【左】サイズは小さいけど図録! ないと思い込んで鉛筆借りて一覧に一生懸命メモメモしてました。表紙が『朝陽桜』素敵でしょう? 和菓子にもある金もだけど,凸凹が面白い!カードは奥村土牛です。

 と話が前後しましたが,展示はまず「名所の桜」,奥村土牛『醍醐』から。奥村土牛は初めて見るんだけど,これ本物を見ると幹はあくまで花を見せるためにあるんだ〜と思った。一番良かったのはとにかく橋本明治『朝陽桜』なんだけど,他には石田武『月宵』『春宵』『千鳥ヶ淵』が好き。
 もともと山種美術館は千鳥ヶ淵の近くにあって毎年桜をテーマにした企画展を開催してたんだそうです。当時は行ったことなかったんですけど,前の職場は九段下で桜の時期にはお昼休みに千鳥ヶ淵を散歩してました。ある年に正に花吹雪!という中を歩いたことがあって,その後なかなかそういうタイミングには合わないものなのだなあ,と桜の時期に思い出します。なので和菓子も千鳥ヶ淵のと迷ったのです。
 他に東山魁夷『春静』の深い緑がはっきりくっきりして桜がぼうっとしてるのが面白い。石田武『吉野』もそう。小林古径「清姫」のうち『入相桜』のモコモコした桜も好き。

 次のコーナーは「桜を愛でる」。なんだけど,ぱっと視界に入った松岡映丘『春光春衣』が桜より更に姫君達が華やか。
 羽石光志『吉野山の西行』,桜といえば西行…。もう坊主の西行でも藤木直人の顔しか連想されないっ。
 それまでのまず綺麗!という作品群から森田曠平『百萬』のキツネ目にうひゃっとすると更に隣りに加藤登美子『桜の森の満開の下』! 背景が金の花びらで埋まり,青衣に八重桜という強烈な色合いを身につけた女性は胸をはだけ“わたしこそ一番の花よ!”と言わんばかりなのに,その人物が一番簡素な一本線で出来てる。むしろ苦手な絵なのに圧倒されて何度も見ちゃいました。
 狩野常信『明皇花陣図』は玄宗と楊貴妃の絵巻。日本のお花見とはまた違う軽やかさ。

 「桜を描く」。小茂田青樹『春庭』の道いっぱいの花びらと濃い緑の自然を満喫する季節に比して,山本丘人『走春ノ或ル日』は桜以外は黒が勝つ画面もまた待ちに待った春の訪れを静かに力強く描く。
 稗田一穂『朧春』の禍々しくも美しい夜桜に,まるで先日のスーパームーンのような大きな月,するとすぐ隣りだったかしら小野竹喬「春野秋溪」のうち『春野』の清廉な空気感はどうでしょう。遠くの澄んだ緑の山がまた爽やかなのです。

 ミュージアムショップを覗いてから“小部屋”へ。小林古径『桜花』の赤い葉がいいなあ。やっぱり何度見ても速水御舟はいい,『夜桜』『あけぼの・春の宵 のうち 春の宵』。この方の花を描いてもどこか内省的な静けさがたまらない。そして川﨑小虎『山桜に雀』の静かな月夜に桜の枝で健やかに眠る二羽の雀。

 とメモメモを元に図録と見比べて書き出してみましたっ。館内は混み混みではないけど思ったより入ってた,のはこんないい展覧会でいいことなんですが,でも~人数の割には妙に騒がしかったのが残念。うーん普段来ない人が来てるのはうれしいけどねえ(なんかいろんな使命感に駆られてるらしい)。一方,小声で話してる小学生くらいのお嬢さんとパパが微笑ましかったのになあ。

 今日はただ綺麗だったなあで終わるかと思ってたら,あれもこれもと素晴らしかった! 桜の様々なうつくしさもだけど,ひとつのテーマに絞って見たことで日本画の多様性,奥深さを知ることが出来たような気がします。

 

 【左】行きの恵比寿駅近く。ちゃんと往復歩きました!まあ鯉のぼり,5月らしい!と思ったらこの日はまだ4月でしたよ。【右】帰りに真っ赤なツツジ!と撮ったらどうしてもピンクぽくなってしまう。赤が色が違ったりベタっとするのはデジタルだから?一眼ならちゃんと色が出るのかなあ。

百椿図〜椿をめぐる文雅の世界@根津美術館

根津美術館の百椿図を見たのは2/11。また書きそびれた!とあきらめてたけど,桜@山種美術館と燕子花@根津美術館(ともに~5/20)を続けて出そうと思ってるので,季節はずれだけど今なら!と蔵出しです。

 

 冬らしい,いいお天気でした。日向は暖かいけど空気はキリッとしていて…,やっぱり夏より冬が好きだなあ。
 【右】燕子花が咲くあたり。今年こそメトの光琳見てるかな,とかこの頃は。
 お庭と展示とどちらを先にしようかと考えて,実はこの日は四大陸選手権の男子FSでちょうどナン・ソン君の時間だったのでお外でひっそり応援しつつだったんですけど…。
 ヘンな象とか撮ってるから…。いやこの頃には滑り終わってましたが。

 気を取り直して,展示行きましょう!って,←はその後のお買い物。図録やグッズは百椿図のみだけど,なんだかデザインの傾向が変わったような気がする〜。こないだ5/5にも売ってたので期間限定ってわけではなく在庫ある限り売ってるみたいです。需要は季節のときでしょうけど。冬って花ものが少ないから重宝しそうですね。

 ええと,展示全体とても良かったです。まずは椿じゃなくて雪村の龍から始まるのは辰年だから?カッコいいアプローチ。次に墨一色の掛軸に屏風。屏風は伝・狩野元信。
 百椿図はやっぱり並んでて,並んで見るのは自分のペースじゃないから苦手なんです。肩越し(デカイからさ)と空いてるとこは近づいてじっくり見る。これを繰り返すけど頭の方は難しい〜。だんだん混んでくるし。このあとミュージカル『ハムレット』だったんでめずらしく閉館まで粘り作戦ではなかったんですね〜。(『ハムレット』は多少思うところあるのですがシェイクスピア読み直してから…と頓挫しました)

 それでも百椿図の椿,輪郭がくっきりしてボタニカルアートよりデザイン化されてるけど,リアルに様々な種類を描き分けてます。単に花だけでなく,それぞれの種にあった花器であったり鼓,扇子,和綴じ本…と組み合わせたのが面白い。
 椿そのものもこうして見ると,改めてそのデザイン性に気づかされました。花弁も葉も硬質で,はっきりした色なのが大きいかなあ。

 他にも椿をモチーフにした美術工芸品の数々で,特に備前の白い香炉がステキでした。あと象嵌とか蒔絵に椿を珊瑚で形作ったのがカワイイ。
 毎年でなくてもまたいつか開催して欲しい展覧会でした。きっと何度見てもあきないと思うのです。

人形師 辻村寿三郎×平清盛 平家物語縁起@目黒雅叙園


LFJの続き(といっても講演)を〜と思ったのですが,まだ会期が残ってるのから。目黒雅叙園百段階段で人形師 辻村寿三郎×平清盛 平家物語縁起。第一期 (3/16~4/22)を4/21に,第二期(4/23~5/20)を5/5に行って来ました。それぞれその後フィギュアスケート国別対抗戦,KORIN展@根津美術館へ。

 

 雅叙園の百段階段は2010年の雛まつりで初めて行ってそれ以来です。二度目だとこのうさんくささがたまらないっ。けど,百段階段はそっちじゃなくてエントランスからすぐ左です。受付のところで映像流してました。(画面が崇徳院,右の女声が祇園女御)

 

 螺鈿エレベータ! この後はもちろん撮れません~。

 寿三郎さんの人形素晴らしかったです。でも写真になると怖いんだよなあ。2010年の写真集買ったんですけど。実物はもっと目がキラキラして角度によって表情が変わるように見えました。

 第一期は「清盛生誕の謎」。桓武天皇,空海から白河院と忠盛,幼い清盛,保元の乱のキーパーソン,そして怨霊になった崇徳院…。大河を見ててわかりやすいなあと思いつつ,白河院と忠盛の関係はもっと親密なんだあと,こちらの方が平家の勃興が納得いく。人形で一番良かったのは怨霊崇徳院のおどろおどろしい美しさですねー。

 会場内の寿三郎さんの映像で印象深かったのが人形作りのこだわりとして,衣裳や髪型は時代にないのはわかっていてもその人物の内面を形にする。例えば祇園女御の髪は削いだ髪が顔に掛かるようになってるけどそんなことはあり得ない。そうだ『あさきゆめみし』も!(元々大和さんのタイプ分けだけど)

 平家物語の他に「寿三郎さんが紡ぎだす華やかな女性達」展と年表の部屋に一期は『メディア』の衣装,二期は人形劇『新八犬伝』から。『新八犬伝』見てましたがこどもだからちゃんとストーリーを覚えてない。ラストがどうなったのかもわかんない。←結構ありがち。
 百段階段の天井や欄間,柱は前に雛人形を見たときじっくり見たから時間もないしとわかっててもつい見入ってしまいます。しかし解説のBGMがべト3マラ3火の鳥…とそっちの方が耳についちゃって,気になってしょうがなかったり。

 第二期は「平家滅亡への軌跡」。前日の清朝末期の中国から、平安末期へ~! 第一期と同様3つの間に分かれていて,まず保元の乱後の斬首と信西(わたしこのへんの歴史全くわかってないので予めすみません。調べてから書けよっ)。頼長様は頭に矢の刺さった首!今回これだけでした。一期にあった凛々しいお姿も並べてもいいのに。
 次の間では血の経を持った崇徳院が迫力。 長めに作ってるという表情のある指と口元の血糊がおいたわしい。一期にあった西行を襲う?怨霊の崇徳様が素敵に不気味だったのでもう一度被っても展示して欲しかったなあ。
 3つ目の間は時子ちゃんが壇ノ浦で安徳天皇を抱いて入水へと向かうシーン。なんだけど,寿三郎さんの映像をそのあと見たら,時子ちゃんは本当のお祖母様なんだから孫には一日でも長く生きて欲しいはず!と身代わり説なのだそうです(それはそれで…)。もう一度人形見るとまた違う感慨が。
 そのほかに遠藤盛遠と渡辺渡,袈裟御前の悲劇の物語,なんと女衒になっていたという祇園の女御などなど。このあたりは大河ではやらなかった逸話かなあ。聖子ちゃんだし〜。画像のあるブログありました。

 寿三郎さんの映像は新しくなってました。“人形は足の裏まである,絵より具体的なんです。だからこそ想像ではなく資料にあたるのだ”って話が特に印象深かった。とにかくすごいこだわりと思い入れを持って作ってるんですね。だからこそ単に技量だけでなく胸を打つ素晴らしい作品が出来るんだ。

 そして相変わらずBGMが気になるう。順にバッハの無伴奏チェロ1番のプレリュード,バーバーの弦楽のためのアダージョ,フォーレのレクイエムからピエ・イェス。チェロはヨーヨー・マ?いや他の演奏を選ぶ意味がわからないから。違ってたらはずかしー。フォーレはボーイソプラノぽい。
 しかしレクイエムの中でもフォーレ!いい選曲だ。フォーレのが一番好き!いやレクイエムはみんないいんですけどね。わたしヴェルディは“怒りの日”,モーツァルトは“涙の日”,フォーレは“楽園にて”ってサブタイトルを勝手に付けてます(正しくは楽園へだそーですが)。
 実は「弦楽のためのアダージョ」がどーしても思い出せなくて,すっごく有名で最近すっごく聴いた覚えがある曲,わかんなかったらモグリじゃねーのってくらい!とずーっと考えてた。ようやくわかって超すっきり。って,あの曲思い出せないなんて,レオノワちゃんごめん!ホントごめん!FS好きです(SPもっ)。ワールド感動しました。国別具合悪いのに大変でした。新シーズンも頑張ってえ。と何故かスケート話になってるっ。

 大河清盛はかなーり面白いんだけどなあ。鳥羽ちゃんこと三上博史さんインタ,エア矢のシーンを先に撮っていたとは! ここクライマックスのひとつだと思うんですけど,なんとなく絵面的にも浮いてたよーな気がして(そりゃそうだけど),そっか時間的にもナチュラルな流れではなかったんですねえ。三上さんすげーけどそれを受けた松ケンもスゴいと思うの。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012(その1)

 

今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)は“サクル・リュス”,春の祭典にひっかけた“ロシアの祭典”です。が〜行ったのは5/3の一日だけ,有料チケットは2公演のみ先行で取りました。単にこの日に行きたい公演があったからというだけです。本当はもうひとつ18時半からモスクワ大司教座合唱団のロシア正教会典礼音楽とロシア民謡【135】が一番聴きたかったんですが,チケット取れなかったので元々半日もいない予定でした。そもそもLFJは2009年のバッハ(これすごい盛下がったレポだ…)以来まだ2回目です。

 前日朝から遅くまで仕事でただでさえぼーっとした頭の朝,雨の中有楽町へ。10:45から【121】カペラ・サンクトペテルブルク (ヴラディスラフ・チェルヌチェンコ指揮)B7チェーホフ。単純に本物のカリンカを聴いてみたかったのです。
 何の予備知識もなく席に座って,そもそも入場した並びからして面白い。女性は白っぽい,男性は黒の民族衣装的な長い丈で,しかも高音の女声〜男声みたいな声質でぱっきり分かれるのではなく,男女が交互に並んでます(ア・カペラです)。これがまた聴こえてくる声の絶妙なブレンドになるのでしょうが,ソロで歌ってる声も特に女声が深い声質でいわゆる“西欧音楽のソプラノ”とは違うなあ。
 プログラムは教会音楽からロシア民謡ですが,客席のほぼ全員が初めて聴く人ばかりなのを意識してか,合唱曲,男声ソロ+合唱,女声ソロ+男声〜混成合唱など組み合わせが変わって声だけでもいろんな響きが聴けました。特に「チェスノコフ:髪は我らと共に」が男声アンサンブルで深くる強い響きでよかった。
 お目当ての「カリンカ」は意外にソロの切なさが印象的(“私のマリンカ”ってゆーとはいからさん…)。で,次のバイカル湖の歌(作曲者不明:栄えある湖 聖なるバイカル)が強い男声ソロでカリンカと対照的。最後に「広い草原の上空には」は鈴とタンバリンを取り出して来て,華やかに締めくくりました。はー,とっても濃い45分(50分くらいかな)だった!

 

 演奏が終って出るとかなり本格的な雨なので,屋台はあきらめて地下展示ホール“ディアギレフ ”へ(有料チケットが必要)。取りあえずグッズを物色しておこう…とショップに入ったら,うっかりチェブラーシカのオリジナル・グッズとおちゃめなイラストのファイルやポストカードをカゴに入れておりました。このあとお友達と会うの×2と,そうだ美姫ちゃんのプレゼントにしようっと(お菓子は違いますよっ。美姫ちゃんはロシア語でチェブの歌が歌えるのです)。レジ直前に買わないつもりだった公式ガイドブックも手にとって,¥7000超。あれ〜。チェブは特にファンてわけじゃないんですけど(だって見たことない),ロシアの作曲家達がこういうイラストになってるのが新鮮なのかなあ。

 更にちゃんとランチじゃなくて軽く…のつもりが,ボルシチだの並んでるのを見たらせっかくだからロシアぽいもの食べきゃ〜と帝国ホテルの出店(そういえば前回もコーヒー飲んでた)でビーフストロガノフを頼んでいた。ちゃんとしたお皿にカトラリー,銀のお盆とこれで¥1000ならっ(コーヒーは¥300)。大きいお肉がいっぱい入ってて食べ応えありました。まー味付けはロシアより日本風デミグラスソースですけど。

 そのあとは13:15からの演奏なんだけど,Twitterで朝知った鹿島茂先生の講演の整理券が13時から配布というのに並ぶ。無事ゲットしてまたさっきのB棟の今度は5Fへダッシュです。本当はここで14時の演奏会後の待ち合わせが遅れることをメールしなきゃいけなかったんですが〜。

【132】テレム・カルテットB5ツルゲーネフ。またもや何の予備知識もなく“フォンタンカ川に沿って散歩するチャイコフスキー”とか面白そう!と先行申し込んだら取れたチケット。実はカルテットって弦楽四重奏?というあまりにも無謀な姿勢での臨んでおりました。
 テレム・カルテットって初来日ではないんですね〜。さっき整理券をもらうのにガラス棟から急いでギリギリに入ってぎっしり埋まった座席に着くと目の前にマイクとかセットしてあるではありませんか。??となったところに丸っこいドムラ,アコーディオンのようなバヤン,そしてすっごくでかいコントラバラライカの4人が登場!普通のバラライカはロシア料理店で生演奏を聴いたことありますけど,何しろでかい。しかし発券したチケットが一番前(しかもほぼ中央)でうひゃーと思ったけど,オケではないし段差のない会場ですから一番良い席!
 曲間に「アイシテマース」とか知ってる限りの日本語を振りまき,小さな会場を微笑ましい空気に暖めてました。曲の元ネタが全くわからないながらもめずらしい楽器をおっさん達が楽しそうに演奏するのを目の前で見れてこちらもずっと楽しかったです。客席がふつーに集中して静かに聴いてるので,もうちょっと客席もノってるのようというのを見せたかったんですが(最近手拍子の客席に通ってたからね),取りあえず一番前だしとニコニコしてみたっ。あっ演奏は技術的にも優れてるのでしょうが,それよりも不思議な音色ででも暖かく深みのある音でもあり,こういうのは生で聴いてこそだろうなあと貴重な体験でした。
 全プログラム終えてカーテンコールのあとアンコールの手拍子だったんだけど,ついに出て来ませんでした。アンコールやっちゃうと次の回の準備が出来なくなっちゃうしねえ。

 そしてまたあと30分でガラス棟の講演が始まります!あーせわしないっ。長くなる(なった)ので,講演は分けます。

地上の天宮 北京・故宮博物院展

♪5/8までの日中国交正常化40周年記念「地上の天宮 北京・故宮博物院展」@東京富士美術館へ行って来ました。
 昨日5/3はラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで予想外に楽しかったのですが,それ以外は美術館ノルマをこなし続けてます。4/28にポロック,4/29「桜・さくら・SAKURA 2012〜美術館でお花見!」@山種美術館へ。
 昨日iPhoneの充電が切れて聴けなかったタコ11でLFJのガイドブックを読みながら京王八王子に向かう。再生終わったところでラストエンペラーにして中国気分にチェンジしました。

 

 起きて(って12時過ぎだけど)何も食べないで出て来たので,まずはランチにしよう。館内カフェはかなーり混んでました。入るのに30分以上,オーダーして10分。もちろんその間に図録買う。残ってたエリザグッズが値下げしてましたよ〜。

 せっかくだから企画展ちなんだのがいいなあとチェックしてたのにヌーベルシノワセットや故宮カレーは売切れで,辛うじて飲茶セットに(コラボメニューの数々。チキンの香草焼きとサンドウィッチはあったけど)。
 がっ,これは見るからに足りない!故宮ベリー・パルフェを追加しちゃいました。berryとveryは掛けて…ないよねっ。ってくらいボリューミーで,アイスが冷たくてぱくぱく食べられない〜。

 この美術館は2009年12月の華麗なるオーストリア大宮殿展が初めてでしたが,今回ほぼ同じことをしてるのでした。あのときはまだコラボランチが残ってたんですねえ。【左上】こないだは気がつかなかったけど照明もカワイかったのだ。

 なわけで,美術館の中に入ったのは15時半。閉館は17時なので常設展示はささっと。企画展(特別展)の前に館蔵品展として写真が。「異邦人の眼差し−清朝末期の北京 ジョン・トムソンほか」そして「ロバート・キャパと中国」。
 特にキャパの子どもの写真が良かった。表情もいいんだけど,雪の中を黒い服の子供たちが躍動してるのが好き〜。前に恵比寿の写真美術館で見た修道士の写真を思い出した。どっちが先かはわからないけど。(これらの写真は5/13までの展示)

 さて特別展です。すっっごく混んでました。しかし東博のも素晴らしかったけど,こちらは所蔵品が…というより純粋に皇帝,特に后妃達の豪奢な生活や子ども達などに焦点を当てていて興味深い。前回来たオーストリア大宮殿展のときと同じですね。
 まず最初の皇后の座椅子がガラス越しでない! 豪華な衣装は200選でも現地の展示でもあったけど,薄手のでも繊細な刺繍が綺麗な后妃の普段着というのがむしろ面白い。高価なことに間違いないけど,へーこういうの着てたんだって儀式ではない生活を想像しちゃう。しかし愛玩犬用の服まであるとは!緞子に金糸などで刺繍ですよっ。

 子ども達の服も普通に上下などの他に虎の帽子(というか半分着ぐるみみたいな),虎の靴。特に靴は顔が甲にあって,イタリアのブランドでこーいうのあるし。キッチュだけど作ってるのは本気で高価なんだろうなあ。

 あと食器を並べたり,様々な娯楽の道具類は玉製の碁石が美しかった。数々のアクセサリー他もすごい技術なんだろうなあと思いつつ,頭に着けるのに龍が付いてるのがなんか可愛い。そして水晶や瑪瑙の美容ローラー!には常に人だかりで最後までゆっくり見れなかったくらい。

 絵画の目玉は海外初公開という『女孝経図』なんだろうけど,女性の心得ってのはねえ。まだ漢の元帝を熊から護った伝説って方が楽しい。そして溥儀の自筆練習ノートというイラストっぽい絵がカワイイ。

 そして!ぶら美見て期待してましたが,やっぱり時計ですね!実物はさすがです〜。しかし蓮のカラクリ時計デカっ!巨大な花の下にちっちゃな白い鳥(鷺?)が。ペルシア風天幕付人馬像(もちろんカラクリ時計)もすごかった。
 しかし紫禁城に二日連続で行って(それぞれ数時間だけど),何故時計館に入らなかったのかと!後から時計が一番凄いと読んだ…。また北京行きたい行きたいー!もっと頤和園とか西太后ゆかりのとこも行きたい。もちろんまた紫禁城に行きたい。今年も上海か~,会場もホテルもキレイでよかったけど。まあ観戦のついでってのは無理があるしい。

 もとい西太后といえば,肖像画に描かれていて実際に金のが展示されてた爪カバー。大学オケの同パートの同級生が中国旅行のおみやげに買って来てくれたんですよね〜。「まついさんに似合うと思って」だって。ああ,似合うともさっ。結構気に入ってたんだけど,引っ越しにまぎれてどこに入ってるか不明。お土産にふつーに売ってるかと期待して行ったけど,彼は一体どこで買ったのだろうか?

 下から上がって出るときはこちら。上からも入れるのかな? こちらのカフェはモネ。さっきのはセーヌなのでおフランス風味だなあ。この彫刻は実は2体で左右にあるので,オシャレ狛犬的な?
 そうそう,係員の人が“お静かに”フリップをかざしてました。無粋かもしれませんが慣れない人が多そうなところはぜひお願いします!

 

 そして今日は雨降りで,こんなに晴れてるのに雨が降ってるうとバスに乗り込んだら,わー虹!しかも二重の虹だー! これバスの中からなんだけど,だんだんはっきりしてきて光のスペクトルがこんなに鮮やかにきれいな色に見えたのは初めて!本当はもっともっと美しかったので,とっさにバスを降りちゃえばよかったのに!と後悔ですよ。

 

 全く関係ないんですけど,そういえばノイシュヴァンシュタイン城も微妙な壁画よりルートヴィヒ様の生活・周辺がもっと知りたかったなあと思い出しまし。いや絵画だってワグネリアンの趣味だったわけだけど。そもそもガイドツアー(英語)じゃないと入れなくて,じっくり自分のペースで見れなかったし~。
 でもでも見終わったら頭がキラキラでカップ&ソーサー+お皿を買ってしまった。ちゃんと白鳥マークがついてますちゃんと白鳥マークがついてます。売店のおばさんに指差して「あれもこれも!最後にこれ!」っと興奮して,生暖かい目で見られていただろーか。
 今はわかりませんが,ガイドツアーは英語(もちろん独語も)だったけど日本語のガイドブックは売ってました。表紙はもっと麗しいルー様にすればと思ったけど(ワーグナーに送り付けた!みたいな)。どこにしまったっけ?

 

 ええとドイツから戻って…。中華食べて帰ろう!思ったんだけど自分で作りましたー。 久々青椒肉絲です。デザートはやっぱり杏仁豆腐!(もしもし?昼間パフェ食べましたよ) お茶は上海で買ったのがまだあったり。

 明日は百階段の平家物語(辻村寿三郎)@雅叙園→KORIN展@根津美術館をハシゴの予定!
 あ,この故宮博物院展はこの後,宮崎・新潟・長崎・福島へ巡回します。