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ars combinatoriaな日々

誕生! 中国文明@国立博物館

 

♪どーしよーかなーと迷ってた誕生! 中国文明@東京国立博物館平成館,実は今年中国に行くかもしれないかもしれないのでやっぱり見に行こう!と最終日9/5(日)行ってきました。最終日はもちろん,日曜はあんまり出掛けないんだけど,次の日エリザのためにお休み(夏休みの残り)取ってたんで。
 もちろん猛暑続いてましたんで,東博は上野駅から歩くんだよなー,よし科学博物館の隣りの樹の下を通ろう!って大正解です。英世もいたよ。はっ科博のそばだから?

 

 噴水も吹き上げてますがとても近づけません~。左:博物館の敷地内,白い百日紅もなんだか暑そう~。
 展示は河南省出土品です。いや行くとしたら北京なんですけど。最終日曜(14時頃)のわりには比較的ストレスなく見れました。まあ宝飾品はみんな張り付くのでなかなか進まないんですが~。みんなさあ,どうして順番に見ようと列作るんでしょうね~。
 よかったのはチラシやWebでも大きく取り上げられてる「動物紋飾板」。上から見たキツネさんぽい。かわいい~。この青銅・トルコ石(眼)の碧とイメキャラのひよこちゃんの黄色がまぶしくて,ポスター類↑がとても印象的だったのです。
 それから遺体を覆う玉の衣,当たり前ですが等身大なのです。なんだか青銅の魔人ってカンジ~って,いや青銅じゃなくて玉です。すごい高価で貴重なものなわけです。
 それからやっぱり動物モチーフが好きー。普通に動物でカワイイのもたくさんですが,一番気になったのが「神獣」って,龍に虎に鳳凰に…とキメラぽいんだけど,キメラやグリフォンだと頭はこれで…みたいに分担してる動物として体をなしてるんだけど,そうじゃなくて本当にあれもこれもとくっつけてるのよ。で,それがまた怪物ではなくて神の獣なわけです。いいなあ,大好き。龍も,ドラゴンもいいけど中国の胴の長い(蛇から派生したであろうけど)龍が好きなのー。
 あと副葬品として作られてるのから当時の生活の様子がわかるのがすごい。生活って言っても微に入り細に入りというか,だって牛(馬だったっけ?)の皮をはぎやすくするために息を吹き込んでいるところ…とか,もう深すぎる中国っ。
 図録はパスして,ポストカードとなんとなく中国の歴史本を買ってみた。映像コーナーはなかったんだけど,出るとき博物館ニュース8・9月号をもらったら,これにばっちり見どころがありました。先に見とけばよかったー。けど,やっぱり実際見ておっというのが取り上げられてました。

 思ったより早く見終わったので,同じく9/5までのオノレ・ドーミエ版画展?『カリカチュール』と初期の政治諷刺画?@西洋美術館に行こうかな~とも思ったんだけど,細かい銅版画を見る気力はなかったんで,表慶館・アジアギャラリーに入ってみました。中国と韓国とインド。インドの仏像が彫りが深くてむちゃくちゃ美形でした。あと中国コーナーは平成館のより時代が下がってますので,また全然技術力が上がってるのがわかります。展示数はそんなでもなかったんで,そうか,本館を見るって選択肢もあったんだけど,こちらはまたついでに見るには点数多いですからねえ。そもそも前日マン・レイ展,アポクリフとはしごしてるので,やっぱり疲れてました。
 中国文明展は7/6~9/5(終了),【巡回】10/5~11/28 九州国立博物館,2011/4/5~5/29 奈良国立博物館

アポクリフ

♪ここのところハシゴが多いんですが,9/4・5・6もいろいろ出掛けてました。それがまだ残ってたりして。マン・レイ展のあとに『アポクリフ』@オーチャードホール
ベルギー王立モネ劇場制作,演出・振付・出演:シディ・ラルビ・シェルカウイ,出演:首藤康之、ディミトリ・ジュルド(サーカス),コーラス:ア・フィレッタ,衣裳:ドリス・ヴァン・ノッテン

 全く先入観なく観に行ったんだけど,これは面白かった! 「外伝カインとアベル」(って知らなかったけど,面白そう~)を皮切りに,神が作ったものではない“物語”とのことですが,バックボーンの違う3人のパフォーマーの繰り出す世界観の違いが作用して身体表現で語る舞台です。中でも首藤さんが本格的に踊り出すとクラシックバレエの動きってやっぱり人間としてすごく不自然なんだな~と思います。その唐突感が面白いけど,でもでもそういうの高校の頃学園祭でわたしたちもやったんで(突然トゥシューズのバレリーナがくるくる…),まあお約束の使い方かもしれませんけど。
 日本的なものを取り込みたかったみたいで,首藤さんは筆を持ってジュルドの身体に墨で「大義」とか書き出すんだけど,おいおいここで言語,メッセージ性?と思ったら,それにシェルカウイが筆の使い方を知らないかのように適当に加えられてちゃって,更にゴロゴロしたのと汗で全部床に着いて消えちゃうの。物語も言語も本も全て否定したかのように,身体表現が残るということなのかなあ。本はもともとオブジェというか扱われ方がとても否定的で,最初から踏みつけちゃうし,最後は刀さされちゃうし。人形も途中から息が吹き込まれたかのようにもう1人のキャストのように振る舞うんだけど,これも最後に刀さされちゃう。それは人としての死ではなく,やっぱり木偶ではないか!という。
 合唱も素晴らしくまた不思議なア・カペラで,ああこれも単に歌唱力を買われただけではなくて,器楽を伴わないという身体性を重視してるんだろうなあと合点が行きました。
 ちょっとホールの規模には寂しい客席はずっと半信半疑で見てた空気だってたけど,最終的にはスタオベになっちゃって,みんなすごいけど何だったの~?とのプログラム販売に群がってました。セットが大きいから無理だろうけど,これコクーンくらいの規模のホールで出来ればもう少し客席を巻き込んだ熱がもっと早く伝わったろうし,舞台も良く見えた方がよかったのにな~と思ったのでした。
 主催のひとつ,ローソンのサイト

ウィリアム・モリス-ステンドグラス・テキスタイル・壁紙 デザイン

♪土曜日に3つ美術館はしご。浦和「ウィリアム・モリス-ステンドグラス・テキスタイル・壁紙 デザイン」@うらわ美術館(~10/31)と目黒「香水瓶の世界」@庭園美術館(~11/28)と日本橋「円山応挙-空間の創造」三井記念美術館(~11/28)。
 最初,庭園美術館と三井記念美術館に行くつもりだったんですけど,モリスが31日までだっていうのに気が付いて急遽浦和にも。内容的に全く違うのでだいじょーぶと思ったんですが,移動距離でちょっと疲れたーのと,NHK杯やってたんで金土は帰ってから夜中に観て焼いてってすごい寝不足~。あ,↑薔薇は庭園美術館のです。そろそろ終わりかしら。

 うらわ美術館は今年1月にオブジェの方へ-変貌する「本」の世界に行って,1年以内のリピート割引があるんだあ,でもまーしばらくは来ないかなーと忘れてました。モリスは何度も見てるのでいいかなあと思ったんですけど(汐留を逃したのは痛恨),今回はステンドグラスの再現があるということでやっぱり行かなきゃーということに。

 土曜日の11時半くらいに着いて,けして混んではいないけど結構入ってました。ここは一度来ればいい企画をやってるっていうのがわかるのかなー。まずステンドグラスはバックライトフィルムでの再現ということで,どういう状態で撮影したのかわかんないんですけど,もちろん実物大とかじゃなくて細かいところが飛んじゃってるのもあったけど,21点はすごい。何よりこんなにステンドグラスを制作してたなんて知らなかった。実物大のはレプリカかしら,どこかで1点見たことがあると思う。
 年代順に展示されてるので,技術の向上と共に表現したいもの:具像と手段が変わって来るのが面白い。何より人物像だとほとんどがバーン=ジョーンズなのがうれしー。繰り返し使われている「希望・慈愛・信仰」のうち,『希望』は油絵を一番最初にバーン=ジョーンズの展覧会で見て大好きな絵! 絵画と大きく違うのはバックの処理で,単に綺麗にデザイン処理するというだけでなく,人物を白い衣装にして際立たせたり,光も入らないといけないしと制約がある中での制作ってそれはそれで自由度があるものよりも絶妙な着地点を得ると何倍にも効果が出るのですね。
 あれもこれも好き~と何度も立ち止まったりぐるぐるしてましたが,特にケンブリッジやセント・マーティン教会の天使の羽が細かく区切られてそれぞれ色が与えられてるのと,エヴァンジェリスト教会の「アブサロムの窓」のバックの有機的にうごめく葉飾りと美しいアブサロムの物憂げで繊細な表情と葉に巻き付くような金髪のうねりにうっとりです。オックスフォードのクライストチャーチの聖堂にも設置されてるので(ここは楽器を持つ天使と聖セシリアが素敵),アリスのステンドグラスと共に行ってみた~い。

 ステンドグラスでもー大満足なのですが,テキスタイル,壁紙,書物ともちろんちゃんと押さえてて,インテリアの再現にはベンソンのランプが何点も使われていました。植物モチーフだけどアールヌーヴォーほど過剰じゃないのはやっぱりイギリスなのだろーか。壁紙では大好きな柳が「柳の枝」モリス特集を作ったときの地を頑張って繋いだの)と「柳」(緑地の)「柳(金色)」の3種並んでいたり,単にいろいろたくさん並べればってわけじゃないのがよい。
 10/31(日)まで。平日は17時までですが,土日は20時まで開館してます。図録は作ってないかな?と期待しないで行ったらしっかりしたのがあって,ステンドグラスを見直せるのがうれしいっ。うらわの前に河口湖美術館でも開催してたそーです(6/19~9/5)。

 「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」@横須賀美術館ってのもあって(10/30~12/26),横須賀は遠いなあと躊躇してますが,う~ん,やっぱり行きたいなあ。

オーストラリア・バレエとレカンと小さな村の小さなダンサーとウフィツィ美術館自画像コレクションと不思議の国のアリス展

 

♪全然消化できてないけど取りあえずメモメモです。
 9日オーストラリア・バレエ団のマーフィー版《白鳥の湖》の前にブラッスリー・レカンのランチ,お魚(花さんしょの香るフォン・ド・ヴォーソース)とデザートはやっぱりケーキ盛り合わせ。デザートは栗やチョコが秋っぽかったです。

 7日にBunkamuraル・シネマ『小さな村の小さなダンサー』。気になってたけどどうしようかな?と思ってました。文化会館のロビーにチラシがあったのに観るまでオーストラリア・バレエ団の協力してるって気が付かなかった(やっぱりなるべく結末を知らないで観た方が面白いしー)。それは別にしても,これすごくいいです! でもでも事実のなのか演出なのか尺の問題なのか?ってとこはいくつかあって,原作本(徳間文庫)を読みました。やっぱりいろいろ時間軸変えたり,微妙にエピソード違ったりしてましたが,原作(自伝)の方が圧倒的に面白すぎるので,映画は先に観た方がいいです。ル・シネマは夜のみ22日まで,シネスイッチ銀座は11/5までだけどこちらは昼間しかやってません(今出てる上映時間では)。

 5日,ウフィツィ美術館自画像コレクション@損保ジャパン東郷青児美術館は11/24までと期間ありますが,時節柄だんだんしごとが忙しくなるはずなので,平日行けそうなところは行っておこうと。金曜は20時までなのです。いつも最初にもらう図版一覧の点数を確認して心の準備するんですけど,70点て少ないかな?と思ったらさすが自画像を1人1点づつてなんというか1点1点の重みが違うんだなーという見応えです。いま図録読んでます。

 16日はまず不思議の国のアリス展@日本橋三越(~10/25)。ほとんどが聖徳大学のコレクションのようです。ダリの絵本(13点中7点)とフェルトの人形(R. ジョン・ライト)がよかった。あとティントイのチェスは初めて見たような気がする。普通に手に入るテニエルのカラーなどを引き延ばすんだったら,各国の翻訳本の中身を拡大スキャンしてくれればいいのにー。グッズはオリジナルと輸入ものなど。あ,お弁当箱は日本製ですね。アリス以外のキャラクターだけのグッズのあるのが特徴かな。文庫用ブックカバーだけ買いました。

 そのあと,オーストラリア・バレエ団《くるみ割り人形ークララの物語》。思った通りある程度予備知識が必要だなーというのと,ちょっと舞台というよりも映画みたいにも感じました。これだけ大胆に映像を使うのはバレエはもちろんオペラでもないかもー。むしろバレエという舞台を借りたドキュメンタリーみたい。

見納め?『エリザベート2010』3回目

 

♪10/7(木)18時半開演のソワレなので半休で十分なんだけど,寝不足じゃよくないしー,なんかの拍子に抜けられなくなったら困るしー(いや仕事だから)と一日代休。陰影礼賛@国立新美術館に満足して,表参道のハンガリーのカフェジェルボーへ。公演記念デザートにしました。ドリンク付きで\1800,10/30まで。おいしいけどちょっとお高いかなあ。まー場所代ですねっ。中はカフェというよりパティスリーにイートインが付いてるくらいの規模で,場所柄ハンガリーだから…というわけでもなさそうな客層はちょっと騒がしい。グッズもあります。

 帝劇に移動~。そしてオペラグラスを忘れたことに気が付いたっ。一階だからまあいいんだけど(そんなに前ではない),せっかく最後にしようと決心したのに表情いや顔が見えなくちゃ~と劇場で借りる。\400+保証金\5000,心置きなくガン見しました。
 [シシィ:瀬奈じゅん,トート:城田優,フランツ・ヨーゼフ:石川禅,ルドルフ:浦井健治,ゾフィー:寿ひずる]。ルドルフだけこれまで観たのと違う。伊礼君の方が顔が好きだけどフランツに雰囲気が似てて,“僕はママの鏡”には見えなかったので。といって浦井君がママに似た息子には見えないけど。
 瀬名・城田組,前回からちょうど1ヶ月後でとてもよくなってました。歌はどちらも特別上手いわけでないんだけどなーとは改めて思いましたけど。うーん,生の舞台はそういう技術的問題だけではないんだなー。舞台というか物語やキャラクターに思い入れが強いと,自分の中で噛み合ないとダメ出し,合うともう何やってもイイ!とのめってしまうのかも。映画『オペラ座の怪人』とか? 突っ込みどころはあってもそういう整合性とか技巧性とかどうでもよくなるというか。
 かわいくてカコイイ二人です。特に城田君はすごく良くなってると思う~。(9/6の時点のトークで)ものすごーく緊張してたそうなので,少しは余裕が出て来たのかしら~。自分のトートに自信がでて来たのかなあ。そもそも衣装合わせて鏡見て俺が一番似合うってインタがあるくらいなので,自分なりのやりたいイメージとか持って臨んだんでしょうし。
 しかし顔もいいけどスタイルが良くてポーズが決まるので,シシィ達とルドルフを乗せる御者二態とか最終答弁(フランツの悪夢)で一番上で指揮してるのとか素敵過ぎて目が離せない~。いや常になんだけど,ここで上を見てるとダンスに翻弄されるフランツとかが全然見えないのだ。この場面,宝塚版みたいな二人の戦いにはならないし,ウィーン版もまだフランツが権力などで対抗しようとして嘲笑されるんだけど,トートが支配する世界で勝負にならない演出かな。
 そして今回シシィを棺に戻すのがトートだった! こないだまで黒天使のおしごとだったと思ったんだけど…。二人で昇天しないのでせめてこのくらいはトートにして欲しかったのでよかったー。シシィを眠りにつかせてあげる的優しさが伝わるので,トートの愛がわかりやすい。でないと“愛と死のロンド”が浮いちゃうんだもん。
 カーテンコールの最後の最後,前はなかったシシィとトートだけ出て来てスタオベだった。幕が上がる前に立つ人がいたのでいつの間にかスタオベタイムの恒例になってたのだろーか。日に日に評判が上がって…,だったらいいな。でもって幕が下りる寸前に二人で投げキスしてました。二人でってとこが,男前でいいですねっ,きゃー。←どっちにも。

ウィーン版「エリザベート」(DVD)

♪帝劇で3枚組DVD日本語字幕付きがあったので即買いしました。2005年ライブなので,新版なのだそうです。ずっと聴いてるCDはオリジナルキャストなので,結構あら~?と違和感も。初演版も観てみてたいなあ。
 [シシィ:マヤ・ハクフォート,トート:マテ・カマラス,フランツ・ヨーゼフ:アンドレ・バウアー,ルキーニ:セルカン・カヤ,ルドルフ:フリッツ・シュミット,ゾフィー:エルゼ・ルードヴィッヒ]
 演出や舞台美術など,宝塚/東宝とも日本独自のもので,オリジナル演出はなんとハリー・クプファーです。画像はいくつか見たんですが,ずっと映像を観てみたかったのです。象徴的なのが,トートが(ルキーニも)昇り降りする可動式の斜め橋のようなの。リング(ニーベルングの指環)ぽーいけど,凶器のヤスリらしい。オペラの演出ではありがちだけど,冥界と現世を行き来してるのかなと思うけど,何よりもあの斜めが不安感を煽ります。ミュージカルはオペラよりずっと場の転換が多いからああいう大掛かりな装置は少ないのかなー。というほど観てないですけど。
 他に映像や極端にデフォルメされたもの。例えば大きな鏡のふちが額縁のようのシシィの肖像画をかたどったり,ルドルフとフランツの場面で大きな王冠でも空洞を使ったりと象徴的であったりする。まるで遊園地の乗り物のようなコミカルさがシニカルな視線になってる。群衆は拡大写真を使ったりするんだけど,あっ,これって不満だったハンブルクのタンホイザーのラストじゃんっ。

 キャストは,シシィは少女時代ゴツいなあ,オペラ歌手かーっと思ったけど,皇后になって,特に1幕最後の白いドレスのあの場面は輝くように美しく威厳があって,見違えるようでした。こっちが本来のなのかしら。
 トートはこの上演はプロフィールだとミュージカル歌手のようだけど,初演はロック歌手だったそうです。トートだけ明らかに声質や歌い方が違って浮き上がってます。しかしロック系だとバトラー・ファントムとかどーも汁だくになってしまうのは何故。
 更にこのトートの歌い方が噛み付くようで,死神というよりドラキュラぽいです(トートは“死”なので,死神じゃないですけど)。少なくても闇の“ 帝王”ではないかー。彼が何なのか?というよりもシシィに対して誘惑者。でも本来は運命を司るもののはずがいつの間にか一対一の同じ土俵に上がらされてしまってるみたい。
 黒天使(トートダンサー)はあんまり目立たないような。ヅカのダンスは間やタメが上手いんだと思う。あの「ハッ」「うっ」とか~。トークショーでちょうど瀬奈さんが見返りシシィのところで扇子の影でフランツにだけ見栄を切ってるって言ってた。そういう絵になるポーズを無意識にやっちゃうようになるのかなー。黒天使が目立つとトートが相対的に薄くなるから?と思ったけど,黒天使が存在感あって,それを引き連れたトート様がより威厳出るんじゃないのか。
 でもそもそもウィーン版には女性もいるんですよ。髪型とかトートと同じで,手下というより分身に近いのかも。あっあのトートのは女の子ぽいヘアスタイルだったのだ。でもインタでも両性具有ではないって言ってるけど。
 フランツはあんまりいいひとじゃないなあ。扉を開けてくれもあまりに自分本位だし,最後の審判もトートに対して権力で押してる。ルドルフが何だかティモシー・ゲーブルみたいだった。悩んで謎の情死するようには見えない…。ルドルフの話の方がいろんな媒体で演じられてるんですけどね。

 ウィーン版は政治的な19世紀末の欧州の変化とハプスブルク家の崩壊をベースにシシィとトートの愛と憎しみの物語,「愛と死のロンド」(ウィーン版にない。上演にあたり作曲)をテーマにしてる宝塚版のトートとシシィの愛の物語。でも東宝版はウィーン版ベースに「愛と死のロンド」が入ってるので,トートが宝塚に近くなってて,そのへんが消化不良に感じるのかなー。
 あとエルマーら革命家が出るからハンガリーの場面が1幕と2幕両方に盛り上がる場としてあって散漫に感じるのかも。ウィーン版は1幕のハンガリーはあんなに歓迎!みたいじゃなくて(三色旗ドレスって史実らしいので初演では着てたのかしら~)ここは娘ゾフィーの死でトートの企みの方が大きくて,2幕で初めてエーアン・エリザベート!ってなる。
 最初の上演にはなかった「私が踊るとき」が入っててびっくりしたんだけど,シシィとトートの全面対決になってて,この二人の互いに引かない掛け合いの歌がすごくカッコいいのです。恋愛関係よりも自分の内面のせめぎ合いみたい。この曲自体とても印象的なメロディで好きなんですけど。でもここで“踊る”っていうのが強調されて“最後のダンス”を求めるトートとの関係,オープニングの“誰もが死(トート)と踊るがエリザベートにはかなわない”からずっとずっとつながる大きな柱になるのかも。

 シシィは一体どうしたいのかしらとずっと不思議だったんですけど,あくまでも自由でありたいというのが芯を通ってるのでだいぶわかったよーな気がします。わたしはわたしだけのもの,自由に“生きたい”と云ってたのに,永遠ではない美貌を手段にしてしまったがためにそれが失われつつあると死への憧憬がもたげてくるのか,もちろん更に自分が拒絶してまったルドルフの死は大きい。
 そもそもトートの愛って何なのかしら。基本“愛してるから死なせたい”だと思うんだけど,「愛と死のロンド」が入ってくると“愛してるから死なせたくない”になっちゃうんですよね。ルドルフの死の後で,シシィが「死なーせてー」のあとのトートの反応がいろいろで,「遅すぎるのさ!そんなお前は要らない」「まだ私を愛していない!死は安らぎではない!」で全部トートの愛し方が違っちゃうし。
 ドイツ語なので,愛と死といえばリーベストートです。このミュージカルが日本ではすごく人気があって,でも世界各国ではほとんど上演されてないのって,王室が…ってより,このリーベストートの受け入れ方なのかなあ。でも心中ではないし,《トリスタンとイゾルデ》は人気演目だし(いやトリイゾは日本だけってことはないかー)。
 ウィーン版はフランツ自身ちょっと冷たいな~って部分が多いんだけど,そもそも日本で最初にやったのが宝塚なので,フランツを二番手キャストとしていいポジションにしてるのかしら。ウィーン版も夜のボートってラス前になんかフランツに見せ場を!的な気もしたんだけど,最後だからこそ二人の心が通い合ってればこんなことにはならなかったんだけどなー,でももともと「行き先の違う舟」だったのにえっていうのがしみじみします。最後の審判も宝塚版は特にトートとフランツの「俺の方が愛してるんだぜ」対決なんだけど,ウィーン版だとハプスブルク家とヴィテルスバッハ家の不幸とフランツもまた権力を誇示することしかできないのか~という虚しさが漂う。紋章がビカビカ光るのがやっぱり指環ぽいー。そしてここでトートは最初の白い衣装に戻る。でも白衣装びらびらして天使的じゃなくてプレスリーみたいなの。

 CD聴いてたので違和感があったのは,エピローグでルキーニの殺害に至る部分,この2005ウィーン版や東宝版は弱々しく自分の勤めを果たさなければという義務的にも見えるんだけど,初演版だと高らかに「Un giorno bellissimo!」って声を張り上げてるんで,ルキーニのキャラが変わったのかなー。
 トートがルキーニにヤスリを渡すのだけど,これによって史実のシシィを狙ったんじゃないけど,たまたま彼女だったっていうのが,まるでルキーニの意志ではなくトートの企みだったんだよっていう風に読めて面白い。そしてトートは「このヤスリで彼女を救う」っていうこういう愛の形に落ち着いて,見事に冥界へ連れて行く。でもでも棺に返しちゃうのがやっぱり最後の成就感が足りないなあ。せめてトート自身が棺に入れればいいんだけど。あと黒天使達がトートコスプレなので分身だと思えばいんだけど,黒天使達は白に着替えてないのですよ。まあそれはどの演出もトートとは違うままだったけど。

 そんなわけでなんの結論もないんですけど,こういう同時代の作品て決定版じゃなくていろいろ流動的なのは面白いですよね。でもここまで外国で上演するために新曲を書いたりするってのはめずらしいと思うんですけど,ミュージカルの鑑賞機会が少ないので特別なのかどうかはよくわからないです。現在上演されてるオペラやバレエがそれぞれの演出はいろいろでも長く上演されてかつ変わって行くってことはほとんどないけど,作曲家が生きていた頃の,例えば《蝶々夫人》のピンカートンのアリアが加わって性格も変わったりとか,《運命の力》の初演版とミラノ版とか,《タンホイザー》のパリでバレエ付きとか,そーいえばいろいろありますよね。

速報!オーストラリア・バレエ団マーフィー版《白鳥の湖》

オーストラリア・バレエ団行ってきました。すばらしいっっっマーフィー版《白鳥の湖》。ダイアナ妃ネタということで前回来日時から気になってたんですが…。単なる読み替え解釈ではなく演出も振付も普遍的なテーマを表現し,バレエとしても美しく,美術・衣装・照明もスタイリッシュでしたー! 東京公演はあと明日11日15時東京文化会館,名古屋で21日愛知芸術劇場です。
 リピーター割引販売してたので,明日の白鳥じゃなくて《くるみ》買っちゃいました。だって感動した映画『バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び』に繋がるらしいのでこちらも超期待なのですものー!!

陰影礼讃@国立新美術館

 

♪7日(木),見納めエリザのため万難を排して代休取って,18時半開演だからその前に美術館。ヴィンタートゥール@世田谷美術館に行こうかな~とも思ったんだけど,闇がひっろがーるー♪だしー,と「陰影礼讃-国立美術館コレクションによる」展@国立新美術館にしました。10/18(月)までです。
 この展覧会は,東京国立近代美術館(竹橋)/京都国立近代美術館/国立西洋美術館(上野)/国立国際美術館(大阪)の作品を集めて,コレクションを持たない(ちょっと笑)国立新美術館を器に開催されました。まーコレクション展なんだけど,4つの美術館の所蔵品を単に傑作選じゃなくて抽象的なテーマで選んだこと,そして何よりタイトルがいい。チラシに見て,お?とひっかかりましたよ。谷崎のは“陰翳”だけどさ。
 最初20時までの金曜に行けたらと思ってたんだけど,170点というのは結構な点数なので昼間時間をかけて見たいなあというのもありました。15時半頃着いて17時前くらいまで,平日の昼間ってのもあるので自分のペースでゆっくりできました。
 まずアプローチ(I章:影あるいは陰,そして描写)に今回のコンセプトがわかりやすい写真,そして静物と裸婦と版画のアポロン像が1点。陰影をテーマに全体を見るのも面白いけどやっぱり目を引くのは好きな作家さん。わーい,速水御舟と長谷川潔だー。特に長谷川潔はビュランとメゾチントの2種類の手法で。白地の文字通りの影とマニエール・ノワール(メゾチント)というその名の通り黒の中にも陰影がある。やっぱりすてきー(長谷川潔展@横浜美術館2006の感想はブログ以前なのでいつかサルベージせねば)

 「II章:具像描写の影と陰」では小出楢重『ラッパを持てる少年』が暗い色使いなのに強烈な印象。フセーベ・デ・リベーラ『哲学者クラテース』と岸田劉生『古屋君』,クールベ『もの思うジプシー女』と陰のあるの肖像画といってもそれぞれ手法も目指してるものも違う。
 印藤真楯『夜桜』の篝火の浮かび上がらせる壮絶な桜の美と魅入る人々のシルエットが描かれているのが比較的小さな画面(60.5*87.5cm)というのが面白い。逆にその隣の大きな(178.5*224cm)平山郁夫『入涅槃幻想』がどーも間延びする。仏を囲む弟子に顔がないという狙いはわかるんだけど,わかりやすぎるだけに…なのか。人の顔が見えないというのはその中に自分を見たり誰かを重ねたりできる深層心理が期待出来て面白いんですけど。
 あと西洋銅版画の数々,これは西洋美術館のコレクションですね。『四つの宴』はキリストを囲むテーブル四態で,光るキリストが作る影です。『食卓の聖家族』ではヨセフだけ光ってないってのが,こ,こんなあからさまなー。ジャック・カロのゴヤやドーミエのシニカルな視点もおかしい。
 風景画はマニャスコ『羊飼いのいる風景』など人物がいる方が陰が単に自然描写なだけでなく,その人生にも影を落としてるみたいにみえるのです。
 伊原宇三郎『香港に於ける酒井司令官,ヤング総督の会見』,こういう絵はなかなか鑑賞する機会がないよーな気がする。その隣にあった須田国太郎『書斎』,これ好きー。輪郭はぼやけてるんだけど,光のあたる花(薔薇?)と影,柔らかい花と固い書物,明暗と質感のコントラストが強烈で全くぼんやりしたところがない。

 「III章:カメラが捉えた影と絵」。このテーマだと全部写真でも成り立っちゃいそうなのにI章と合わせてもそんなにたくさんはないですね。だいぶ絞ったのかなー。でもユージン・スミスの傑作『楽園への歩み』を始めどれも素敵だ(あ,篠山紀信のはつまんない)。図録の他にはアンドレ・ケルテスの『ポン・デ・ザール』のポストカードだけ買いました。時計の針のシルエットの向こうに後ろ姿の銅像と橋を渡る人々,そしてそれぞれの影。ちゃんと所蔵の京都の封筒に入れられた。アンセル・アダムスのむちゃくちゃくっきりした『鏡の池』もぼんやりした影の映るウジェーヌ・アジェ『サン・クルー公園』も好き。

 「IV章:影と陰を再考する現代」。デュシャンのレディメイドは少々無理矢理感があるけどデュシャン好きだからいーの。シルエットなプロフィールと並べたかったのあらう。ローズ・セラヴィはデュシャンの影ともいえるし。
 榎倉康二の写真はIII章の既に歴史になってる写真達とはまたちょっと違うのですね。ウォーホルは『マリリン』を持って来たのは効果的。彼女の人生の光と影をまた連想するし。最後のクシシュトフ・ヴォディチコ『もし不審なものを見かけたら…』,うーん,わたしはヴィデオ・インスタレーションってのが好きではないらしい。なので最後まで見てもう一度頭から見直して出るときは素通りして,その前のトーマス・デマンド『木漏れ日』(木漏れ日写真のようで,実は全部作り物)を目に焼き付けました。その周りの絵画はあんまり好きじゃーないので,最後に目に入らないようにしたり,ええ全てを平等に見る必要はないのです。

 このあと表参道へ出るのでまた乃木坂方面に出たら,↑な,あら企画ぴったりな空が~。もうちょっとで建物がシルエットになったかなあ。でもこのあといろいろ詰まってたんで。
 →はこないだのマン・レイのとき撮り損ねた踊り場。光を表現してるんだけど,今日は陰に視点を。

 でもって,こちらはある日のオペラシティ。屋根からタワーが見えないところだともっとよかったんだけど。オペラシティはシンプルだけど幾何学的なデザイン性が心地よい。

東宝「エリザベート」

♪3回目エリザ,更に美しい城田君でたぶんきっと見納めです。がその前に,1・2回目のを書くだけ書いて公開してなかった…。3回目と一緒にしようかとも思ってたんですけど,別立てにした方が良さそうなので(↓って既に長過ぎる)。あ,今日は万難を排して代休取ったので,陰影礼讃@国立新美術館(面白い企画ですよー)に行って,ハンガリーのカフェジェルボーで公演記念デザートを食べちゃいました。でわ,いきます。

  

東宝『エリザベート』@帝劇,9/6マチネ[シシィ:瀬奈じゅん,トート:城田優,フランツ・ヨーゼフ:石川禅,ルドルフ:伊礼彼方,ゾフィー:寿ひずる]。
 エリザ,2006年に観たときはピンとこないというか,何だかわかんなかったんだけど,去年宝塚の舞台を観たので相対化できるのか,単に2回目だからなのか,面白かったですよー。
 何気に楽しみ&不安だった,城田トート。結構顔が好きなのよー。いやー美しいです。舞台にトートが出てると城田君ばっか見ちゃう。しかし背が高いが顔もデカイ。顔がデカイのは舞台向きでいいのか…。顔デカイのでウィッグはもう少しシンプルでもいいのでは。今回公演後にトークショーがあったんだけど,メイクは自分で一生懸命やってるそうです(アイラインを墨汁って天然さん?)。そんな話を聞く前からなんかカワイイ,トートなのに。
 良くも悪くも異質で浮いてるハーフだけどゲルマン系じゃなくてスペインだから? 闇の帝王というよりプリンス,か,怪物ランドのプリンス…いやいや,もとい帝王に言われてシシィの命を奪いに来たけど恋しちゃうみたいな(エロースとプシュケかー)。そういうパシリぽいとこがチンピラぽい…いやだからそーじゃなくっ。お衣装も大仰な帝王のよりトートダンサーがすり切れたTシャツぽいの着てて,あこういうの似合うじゃんーっていう,ヴィンテージジーンズのトート,画期的じゃありません? と思ったら,同じウィーンミュージカルの『モーツァルト』がジーンズだそうです。
 って,のっけから暴走しています。歌は思ったより上手く,合格ラインくらい? 歌い方はロックぽいので元々のウィーン版に似てるかもしれないです。

 瀬奈さんのシシィは少女時代のちょっと語尾が延ばし過ぎ?と思ったけど,その後はナチュラルでかわいい。しかし時々瀬奈さんトート歌って~となるのは否めない。
 フランツはナイーブで素敵でした。優し過ぎてシシィの主導権を握れないカンジがずっと続いてる。子ルドちょーかわいい,お歌うまいです(お名前をチェックしてなかったー)。成年ルドもよいですが,フランツと被るくらいこちらも柔らかいナイーブさ。もっとトートと背徳的に絡んで欲しいな~。ちゃんと死のキスの場面はあったけど,闇がひろがるでトートが後ろから羽交い締めにするとこで,もっとねちっこく撫で回すとか似合いそうんなんだけなあ。アイドルコードかしら,単に照れ照れなのか。
 高嶋兄はずーっとルキーニをやってるのになんか歌詞やセリフが聞き取りにくいのはなんでなんだと思たけど,どうもこのへんは調子悪かったようで18日にはちゃんとしてました。そろそろダブルキャストとか…と思ったけど,他がダブルやトリプルなので出ずっぱりのルキーニまで変えると収拾が付かなくなるそーです。

 と,キャスト話はこのへんで,やっとストーリー。シシィとフランツの初対面でシシィのお転婆ぶりを見てないので,完全にひとめ惚れで,でもまーその方が未来の皇后にするんだから自然だよなあと考え直したり。東宝版は宝塚版・ウィーン版と比べるとウィーン版に近いので全体に政治的で,あんまりシシィに同情的じゃないかも。でもでも愛と死のロンドがあるんですよね。←これ東宝版はないと思い込んでました。本当に2006年の記憶がない…。が,当時のプログラムにはちゃんと歌詞もあったのだった。
 全体にトートがシシィを愛してるのがすごく伝わるんだけど,ってかおねーさま(はあと)みたいだけど, 最後にシシィを棺に戻してしまうので(一緒に入る訳にも行かないけど),愛が成就したように見える分,曲調的にもここは一緒に天に昇って欲しいなあ。トートじゃなくて黒天使が棺に戻すのもなんか冷た~い。
 宝塚だと最後の最後にフランツが愛と死のロンドを唄うのもいいんですよね。シシィをめぐる生(義務)と死(自由)の三角関係みたい。唯一持ってるDVDが一路さんのなので,トートが最後の大階段を降りて来るところが天使の羽根なのがまた良い。退団公演なのにっ(退団だかららしーですけど)。そもその最後のシーンでちゃっかり白衣装になってるし(ウィーン版も白くなるというか戻る)。単に死が勝利したんじゃなくて,むしろシシィがトートを浄化してしまったみたい。闇の天使がまた天界の光に戻ったみたいだもん。ただパレードでシシィの歌がすっごく短い,他の男役さん達より短いのがタイトルロールなのにっと思うのは嵌っていない証拠なのかー。瀬名さんのトートも見直したいなあ。

 あ,棺に返すのはオープニングとの円環が閉じてそーいえば今のは証言の場だったって,すっきりするんですけどね。フィナーレでフランツの登場でキッチュが流れてそのままルキーニの登場になるのが解せない~と思ったらこれはウィーン版のフィナーレと同じだった。ウィーン版DVD買ったのでこれは項を改めて。

 トークショーは指揮者の塩田さんの司会がすごくこなれてて笑いもいっぱい取ってて,もっとぐだぐだだと思ってたのでよかったです,すみませんー。平日のマチネというのもあって,客席はほとんど瀬奈さんのファンだったぽい。城田君はトリプルキャストということもあって初役なのに出演のブランクがあるので戻るときはすっごい大変だそーです。もうひたすらカワイイ。その分瀬奈さんがカッコよく,マント捌きの見本をやったというのを塩田さんの上着で再現してくれました。←トートのでやるとしゃれにならないからか…。


 9/18マチネ[シシィ:朝海ひかる,トート:石丸幹二,フランツ・ヨーゼフ:石川禅,ルドルフ:伊礼彼方,ゾフィー:寿ひずる]
 石丸さんは先入観かもしれませんが四季ぽい一音一音はっきりしすぎだなー。「あっいっとっ,しっのっロンッドーッ♪」「さっいっごっのっ,ダンッスッはっ♪」みたいなの。断然美声ですけど。うーん,翻訳物だともとの歌詞はシラブルじゃなくて単語が音楽に載ってるので,一音ずつ区切って歌うと途端に違和感が出ちゃうのかなあ。でも日本語も一音じゃなくて文脈で聴くものだと思うしー。そんなのもあって石川フランツでいいじゃん的なものがありました。
 朝海さんは少女時代は瀬奈さんより自然でいいかも~と思ったんだけど,皇后になってから尊大というよりなんかいぢわるなカンジだ。自由に生きたい,もう私の自由よ!と歌っているのにその中にある不安や弱さが見えないのかなー。
 でもってトートが美しい声なのにそれが端正さすぎて?セクシーじゃないのかも。闇が広がるとか,ダンスでは城田君よりルドルフにベタベタしてたんですけど,どーもトートという特異なナルシストになりきってないように見える~。カーテンコールではハプスブルク家の皆さんへの拍手が心なしか多かったような気がする…(ゾフィー,フランツ,ルドルフ,子ルドルフ。子ルドは6日のコの方が上手かったけど)。
 今回は2階席(1列目)なので,バレエじゃないけどダンスのフォーメーションというか配置やその効果など見通しがいい。けど,1階でそのへんが重なって混沌としてるのもまた演出な気もするので難しいものですね。
 千秋楽は10/30です。できればもう一度くらい観たいんですけど,休日はさすがにほぼ売切れのようなのでさて…。

ガンダムとうなぎとベルナール・ビュフェ

 

♪9/25・26に静岡行ってきました。メインは静岡ガンダム。台風にぶつかる~とドキドキしてましたが,晴れではなかったもの2日間とも雨は避けられました。↑のミスト演出などは9月いっぱいで一時休止。

 

 三島に泊まって,日曜にベルナール・ビュフェ美術館へ。ここでは晴れてたんだけど,その後クレマチスの丘では曇ってしまった。ちなみにクレマチスって例えばテッセンがクレマチスの一種で,春~初夏が最盛期です。


 

 前後しますが,ガンダムは東静岡なんだけどその前に三島で降りてホテル(ビジネスホテルだよ)に荷物預けて,うなぎ食べに行きましたー。順番待ちの間にそのへんを散策。実は25日は『ゲゲゲの女房』の最終回で朝観てから出掛けたんだけど,↑全く何もチェックしてなかったのに源兵衛橋に曼珠沙華があってちょびっと感動してしまった。

 詳細を刮目して待て!と云いたいところですが,撮った写真が大量過ぎてしばらくかかりそうです…。

■ガンダムとうなぎとベルナール・ビュフェ(うなぎ篇)