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ars combinatoriaな日々

もーすぐグランプリ・ファイナルだけどっ。

♪もーすぐグランプリ・ファイナル(GPF)だし~と,↓よーやくNHK杯のことをと始めたら(映画『副王家の一族』ヴォツェックの続き,速水御舟の追記もあるんだけど),うわーん,ジュベールが右足裂傷(スポナビ)ジュベールがGPファイナル欠場(AFPBB News)って…。
 オリンピックには十分間に合うだろうし,フランスの代表選考を心配する必要はないんですけどー。2007年のときと同じ状況ですが今回の方が重傷みたいで,大丈夫って言ってても心配だよー。どんなに経過がよくても練習できない空白は出来ちゃうし,無理したもっとコワイしー。2007年のときは結局世界チャンピオンになれたので,厄落としは終わったとでも思うしか。
 GPFは本当に本当に残念ですけど,まーこないだ来て,ひと月足らずでまた遠い日本へというのもどうかと思ってたのもあるので,ゆっくり休んで欲しいです。結局チケットは4日(金)と6日(日)だけで,入手困難な5日(土)はどうしたらいいの~と困ってたけど,今とにかくいそがしーし(明日も明後日も出勤さっ),もうお休みっ,TV観戦だ。その代わりというかもともとペアが観れないので3日(木)を買って20時からのシニアだけ観ようかな~と思ってました。もう競技が観れないかもだった申雪/趙宏博を始め中国ペア3組が揃い踏みなんですものっ。

 しかし今忙しさのピークです。ずーっと机上仕事してると甘いものばっか欲しくなります。頭を使えば甘いものを食べても太らないってLが…。アイスは体を冷やすのでカロリーを消費するって…by荒川静香様。ってのは別として,そいえば久しぶりにコールドストーン・クリーマリーのアイスが食べたいなあと思ってなかなか最近は機会がないわ。
 って,甘いものの話じゃなくて,忙しいので気がまぎれるとゆーか四六時中考えてなくていいのはマシかもーということで~~。いやちょー忙しさの中の唯一のお楽しみがGPFだったってのがあったんですけど。ってまたぐるぐるしちゃうよ。まーやっぱりショックでしばらく聴いてたジュベール・スペシャルプレイリストをやめて,邪道だけどモツレクみきちゃんver(入祭唱とキリエ→ラクリモサ→ディエス・イレ)(本来はディエス・イレ→他→ラクリモサ→…ですよ)のプレイリストを作ってみたりしてます。←本当に絶望するとマタイ受難曲ですの。

NHK杯@長野 その1

 

NHK杯は毎年グランプリシリーズの最後なんですが,今季から固定されてた順番が変わるそうで今年は11/6~8でした。現地観戦したのは7日(土)のオリジナルダンスとペア男女シングルフリーと8日(日)のフリーダンスとエキシビションです。↑は長野駅にかかってた弾幕と長野オリンピックの記念モニュメントぽいの。ええ,98年長野がストイコがかわいそーというのが一番でねえ。
 6日(金)はダンスのコンパルソリーとペア男女シングルのショートでしたが,どーしても休めない日で,帰るのも遅くて,遅くならなければNHKは生放送だからリアルタイムに観れるのにっ,いやいや遅くならないのならそもそも休んで行ってるしと何度も否定するくらいわけわかんなくなってまして。ネタばれしないように少しでも早くと頑張って帰って録画を男女ペアの順で観てたら,男子は(BS-hiは)全員流したのに女子とペアはカットされてる人がいるのねー。

 滑走順はランキングの逆順で,第一グループにブランクのある高橋君が入ってます。ジャンプは全部軽~く跳んで,なのになんとステップで転倒した後すぐに演技を再開しなくてすごーくドキドキしてしまった。何事もなくてよかったよかった(見直したら単に音楽に戻るタイミングを計ってみただけかもしれないけど)。ショートはどーしても去年FOIで観た如何にも濃い!印象があったけど,滑りが軽やかになってて,最終的にどうなるかしらと楽しみではあります。
 でもって,いよいよ第二グループ,せっかく生放送なのでてっきり6分間練習も垂れ流しかと思ったら,インタヴュータイムに~。いやタイミング的にはわかるんだけどさー。で,ジュベールはちらっと映ったたったひとつのジャンプが,ぎゃ調子悪い?というもので,今年は(今年も)フランスのローカル試合もGPS1試合目もよくなくって序盤とはいえどーだろうとは思ったたのですが~。そしてそして最終滑走で最初の4-3を無事降りたあと,途端にここはホームかっていうずーっと手拍子でむちゃくちゃ盛り上がってて,なんだこれはー! きゃーっも入ったしー。国別のときはまあお祭りみたいなもんだしと思ってたけど,この試合は高橋君も出てるし本当の真剣勝負だしといろいろ心配してたら,順番の妙なのか,実は6分間練習のジャンプはTVで映った以外のも全然だめだったそうなので,そりゃー現地はよしっ降りた!と拍手のあとは手が止まらなかったのかもー。国別行ってなかったら,なんであそこにいなかったんだ,きーっとなってでしょう。いややっぱり一緒に手拍子したかったですけどっ。で,もちろん1位発進なので,エキシビションの日に預けようと思ってるカードの下書きに「優勝おめでとう!」と「東京で待ってます」を入れておく~。結果を待ってからにしようと思ってるんですけど,おフランス語は辞書持って行っても自力では書けないので~。そもそも和仏は仏和のおまけしかないし。

 女子はNHK総合なので途中から。順番に観つつもやっぱり一番気になるのは美姫ちゃんです。レクイエム観たかったな~と思いつつ。ああっ転倒が~が全てになっちゃってたけど,見返すとスピンは早くてすごく綺麗になってる。ステップは今年の世界選手権のときみたいなスピードが出ると本当にカッコいいんだろうなあ。しかしこの曲はラテン語でも慎重にスキャットにしてるので,ディエス・イレとかヘンなカンジだ。聴いてる人は頭の中で歌詞を補完してるに違いないけどさ。あ,あと髪飾りがとっても可愛かったー。お化粧は出てきたとき,わあ濃いよ。緊張してる?と思ったの。まあ彼女は今日の出来がどうとか全く予測できないので,明日終わるまで心臓によくないわ~。なので,やっぱりお手紙は下書きなしで試合が終わってからにしようっと。日本語だし。ちなみに手紙になってもカードになってもいいように両方持ってくところがどうも弱気です。
 中野さんは「オペラ座の怪人」なので曲発表の時点で楽しみだったんですけど,ショートだと詰め込みになっちゃうのかなあ。音源がPhantasiaでオルゴールが素敵だけど,衣装も特に両手のひらひらが必要なんだろうかというか。こちらもまだいい演技が出来てないので(そもそも最初の試合の怪我がもったいなかったですね),プログラムとしてどうなのかはまだわかんないんですけど。あとはロシアのときも元気いっぱいで可愛かったレオノワと綺麗な衣装の色がすごーく合ってて演技も素敵だったワグナーがよかったです。
 最後にペアを観ようっと男子の入ったBS-hiの録画の頭に戻ったら,あらこれも最初からじゃないんだー。ペアはこの大会の中ではパン&トン組が一番好き!なんだけど,今回は川口悠子ちゃん&スミルノフがすごくよかったです。その前の大会(カップ・オブ・チャイナ)が,あれーというカンジだったので。そんなんで,明日土曜日はいつもより早く出ないといけないのになかなか眠れないのだった。
 あれ,現地入りの話をメインにしようとしたらTV観戦だけで長くなったので,一端切ります。

NHK杯@長野 その2

オルセー美術館展~パリのアール・ヌーヴォー@世田谷美術館

 

♪前後しましたが,オルセー美術館展~パリのアール・ヌーヴォー@世田谷美術館は10/31に行ってきました。砧公園内の美術館の近くで咲いてた↑はプレートに「ジュウガツザクラ」とありました。右のオブジェは向井良吉作「吾,大地」とのこと。

 

 この美術館のタイル張りはなかなか特徴的な外観です。閉館が18時なので16時前くらいに着いて17時半くらいに出たらもう外は真っ暗でした。この街灯などがよい雰囲気なのに初めて気がつきましたー。

 展示はまずランスにあるアール・ヌーヴォーの館のビデオがアプローチになってますが,ちょっと説明が入っててもよかったかも。単に作品の展示というよりも時代の空気というか(ごく一部であっても)生活の中にあったものとしてアール・ヌーヴォーということですね。
 その後,ガレのテーブルなどが並んで,まずダイニングルーム。実際の配置での再現の家具は雰囲気は素敵なのですが,ディテールがじっくり見れなくなっちゃうんですよね。逆にラルシュやチラシなどにも出てるギマールのシャンデリアは近くで見ると一見照明には見えない精巧な美術品のようです。
 でもキラキラもいいけど,このドーム兄弟とマジョレルの共同制作のランプは,特にドーム兄弟のガラスのせいか,アール・ヌーヴォーといってもは随分スッキリしてるなー。植物モチーフでもあまり有機的ではなくてデザイン性の方が勝ってるというか。



 全体通すとちょっと少ないかしらと思ったけど,アール・ヌーヴォーってなんだろうっていうのが浮き上がって来るような気がします。例えば上の扇子(バスタール1913)は,孔雀という生物の中でも美しいものを使っているけど,その用い方が規則正しすぎて,精巧な工芸品の域を脱してないカンジ。花瓶(トゥレット1924)の方は技術はもちろんだけど,スグリの描かれ方が自然を意識した動きがあって,こういうシンメトリーでないものがアール・ヌーヴォーなのかなあ,なんて。この花瓶高さ12.5cmと小ぶりなのですが,今回一番気に入ったかもー。

 ほかにサラ・ベルナールのコーナーがなかなか凝ってて,無声映画の椿姫のラストシーンまで見れたのが面白いです。でもこれ,マルグリットが後ろ向きでアルマンにがくっと倒れこんでサラの演技が見えてないよっ。サラの所用とされる椅子などもらしいモチーフで飾られてますが,ポスターが見慣れたミュシャだけじゃないのが面白い。グラッセ「ジャンヌ・ダルク」とその舞台写真も,ああこういうのもあるんだーと,ミュシャばっかりじゃないよね,と当たり前のことに気がつきます。ジャンヌ・ダルクはジャンヌの生涯的なものが感じられてなかなか素敵なポスターですが,ただこうして他のものを見るとミュシャや他の装飾品と比べてのラリックとか,突出した才能なんだなーと改めて感じるものです。
 あと展示は一部だったけど,図録で全部紹介されてたリヴィエール「エッフェル塔三十六景」が冨嶽三十六景からなんだろうけど,あきらかに構図が江戸百景ぽいのが面白かったです。なるほど“パリの”アール・ヌーヴォーでした。
 11/29(日)まで。【巡回】12/11~2010/2/28 長崎県美術館,2010/4/7~6/13 広島県立美術館。

ヴォツェック@新国立劇場

アルバン・ベルク《ヴォツェック》観ましたー! 陰惨なストーリーだしと思っていたら,ある意味すっごく面白かったです。バイエルンとの共同制作という演出は日本ではここ以外難しそうな舞台装置だけど,そういうのがケレン味としてでなく生かされたオペラの舞台になってると思います。単館ミニシアターでちょびっとマニアな映画を観て来たみたい~だけど。プロダクションのドイツでの評判(舞台写真アリ)はこのあたりに。
 11/18,21,23,26の4公演しかなくて26日は平日マチネだけど,23日もぴあではまだ残席あるみたいなので(11/21現在。当日券は不明~),迷ってる方はぜひ! ちゃんと書こうとすると時間がかかるので,第一報ということでっ。

速水御舟-日本画への挑戦-展

♪順番的には10月末に行ったオルセー美術館展@世田谷美術館(11/29まで)とかNHK杯なんですが。速水御舟@山種美術館がすごかったのです! 綺麗とか素晴らしいとかじゃなくて(いやもちろん綺麗で素晴らしいんだけど),すごいのっ。
 山種美術館は広尾に新しく出来たんですが,旧美術館はこれまで何度か行こうと思って行ったことなかったです。アクセスは駅から徒歩だと恵比寿10分で,バスは混んでると時間かかるからと思ったけど渋谷から10分くらいで行けました。恵比寿からの方が近いけど,時刻表見ると渋谷の方が本数が多いみたい。あ,土曜日の15時前着です。
 さすがに新しいビルでどこもかしこもきれいですが,コインロッカーがちょっと少ないかも。いつも大した荷物じゃなくてもおサイフ以外預けちゃうけど全然空かなかった。美術館の構成はB1が展示室で,1Fがカフェ。カフェの横のスペースで美術館の紹介ビデオ12分。全然予備知識なかったのでなかなか興味深かったです。作家と直接交流があって彼らの奨めもあって開館したとか。

 で展示なのですが,まず何といっても『炎舞』(1925)。ほぼ制作年順なのであれってくらい最初の方にあります。館内はそこそこ混んでますが,どの作品にもわりと同じくらい人垣が出来ててでも何重にも囲んで見えないってほどではない。『炎舞』もちゃんと見えて,待ってればすぐ一番前に行けます。ってほど皆さん執着ないみたいなんですが,これもうすでに全く目が離せないんですけどー。事前に「新日曜美術館」でやってたように絵の構成が炎や蛾の動きから明確に求心的に出来てるのはすごくよくわかるんですけど,そういう計算された物理的な技術だけではないような。この絵,初めて知ったとき芥川の『地獄変』(←超好き)のイメージだー!と思ったんですが,そういう禍々しい美しいけれど明確にそれは間違ってる!みたいな悪徳の美学とかじゃなくて,もう少しどこか清廉というかきっぱりした印象を感じたのは炎の描き方が写実ではなく様式的なのも大きいのかなあ。

 よーやく離れて他によかったのは,ええとほのぼのとした『春昼』(1924)の鳩がカワイイ。『昆虫二題』の拡散的な蜘蛛と『炎舞』ほどの鋭さはないけど求心的な蛾の対比で,この人は2連作で対比させるのが好きですね。日本画はもともと屏風とかそういう狙ってる感がもともと強いんですけど。それはもちろん大作『翠苔緑芝』(1928)の柔らかな黒猫の毛並みと硬質な紫陽花とか,『名樹散椿』(1929)の右側のおおらかな幹と左側の込み入った葉と椿とか。あと『紅梅』『白梅』(1929)の白梅の方にある冷たい月や『あけぼの』『春の宵』(1934)の柳と鴉のまるで影絵のようなアウトラインの強調(あけぼの)と色味が少ないのに柔らかく感じる桜と月(春の宵)。
 そして『牡丹花(墨牡丹)』『秋茄子』『白芙蓉』『桔梗』(1934)の特に墨牡丹と桔梗の花が黒いっていうのが発想も技法も出来上がった画もすごい。牡丹はおしべの金がアクセントになってるけど,桔梗はその黒い花が全部後ろ向きなんですよー。1934年って最晩年ですね。といっても40歳なんですけど…。別に死を予見してとかじゃなくて,もっともっと変わって行こうとする中途なんですよね。

 それから渡欧したときのスケッチがちょっと絵本の挿絵みたいにカワイイのとそのときの日記や求めた資料のガイドブックやプログラム(オペラとか)などすごく細々としたもの達さえなんだか愛おしいです。現地ではスポーツ観戦もしたそうですが,ヨーロッパなのでサッカーか?サッカーなのかあっ?
 あとは人物画は確かにあまり魅力的とはいえないんですが,未完の大きな『婦女群像』が本当はどう仕上がったのかは気になります。そういう意味では大批判の『京の舞奴』(1920,東博蔵)も並べて見てみたかったですね。

 途中同じ階にあるミュージアムショップでお買い物を挟んだりして,結局3回廻って,最後にやっぱり『炎舞』で締めました。こんなにぐるぐるしたのは2006年の高島野十郎展以来のようです。夕方美容院を予約してたので出て来れましたが,このあと何も予定がなかったらずーっとぐるぐるぐるぐるしてたんじゃないかとゆー。
 あ,ミュージアムショップはオリジナルグッズがすっっごくいいです。凝ってます。図録とお約束のポストカードの他に一筆箋とハンカチを買っちゃったんですけど,御舟のピンクと赤の薔薇の写生を使ってて,ふつーに素敵薔薇グッズとして街中に売ってそう。だったらふつーの薔薇グッズでいいじゃない,じゃなくてこの薔薇は御舟なのよ☆うふふ感がまたいいのです。紙袋も素敵だったんですが,美しすぎてかつ\1500というお値段はもったないなくて使えない。『翠苔緑芝』の猫と兎を使ったタオルハンカチやトートバッグもすごく上手くデザインされててちょっと迷いました。これ絶対あの美人女性館長(種二さんのお孫さん?)の趣味だと思ったら本当にそうだったー(→美術館の中のもうひとつの美術館)。展示スペースと同じフロアにあるので,今回みたいにグッズを買ってもう一度見てっていうのにはいいけど,グッズだけ買い…には無理かな。ネットショップはあるけどハガキとか書籍だけみたいなの。ついでにカフェも結構お高いんですけど,カッシーナ特注のインテリアは一度は入ってみたいですねー。って,なんかすごく宣伝してる人になってる~。いやすごく来館者を思ってかつ作ってる人が楽しんでる感がいいなーと。

 そんなわけでちょーおススメの速水御舟展は11/29(日)までで,開館時間は新美術館開館記念で19時までです(通常は17時)。
 いやいい美術館です。あ,1Fエントランスの大きな加山又造の陶板壁画も存在感あっていいですねー。あとそのうち展示してくれると思うんですが,竹内栖鳳『班猫』と小林古径『清姫』が見たーなーっと! 『班猫』はあのよじった姿勢取らせるために背中に蜂蜜塗ったって,入り口の美術館紹介ビデオでバラされてた…。

 それからそれから同じく10月にオープンした新根津美術館ですが,初回の展示は終わってしまったので,次回は“茶の湯”とのことで,どーも焼き物はよくわからないので,行くのはやっぱり『燕子花図屏風』のときかなあ。いつもの時期で,来年4/24~5/23だそうです(年間スケジュール)。まあ修復後と見納めでも見てますけどー。混雑必至だけど,やっぱり久しぶりに見たいっ。

初観戦! NHK杯@長野ビッグハット

NHK杯,長野まで行って参りました! →闘い終わって日が暮れて,なビッグハット。
 大会日程は,金曜:ダンス:コンパルソリー,男女シングル/ペア:ショートプログラム,土曜:ダンス:オリジナルダンス,男女ペア:フリースケーティング,日曜:ダンス:フリー,エキシビション。ですが,金曜はどーしても休めないので,土日の1泊2日でした。実は真剣勝負は初観戦です! 試合形式はジャパンオープンと今年の国別に行ったけどー。
 そんな初観戦なのに土曜に結果が出た男女シングルとペアの表彰台の真ん中が全員ごひいき選手というこの上ない体験でした。まー順当といえば順当なんですが,フィギュアは順当な結果に落ち着く方がめずらしーんじゃないかと思うんで。
 まだ録画もほとんど見直してないので,取り急ぎっ。って言ってるうちに週末はスケート・アメリカです。北米開催は時差で昼間になるんですが,土曜日に速水御舟を見に行こうと思ってるのでどうしようかなっと。

『澁澤龍彦との日々』

♪すっかり幻想文学の棚に寄り付かなくなったので,今頃読みました『澁澤龍彦との日々』澁澤龍子著,白水Uブックス(初出は2005年)。白水社の立ち読みページ
 澁澤さんの奥様龍子さんのエッセイです。軽やかな出会いから最期の日々とその後と。著作に龍子さんの名前が出るのは『滞欧日記 』かなあ。その前に『旅のモザイク』だったかしら。なんだか夫婦というより年の離れた兄妹ようにも逆に母親のような印象もある不思議。そもそも“龍子(りゅうこ)”って名前がすごい!と思ったんですが,一回り離れた辰年同士なのだそうです。そういわれればなーんだという気もしますが。そもそも澁澤さんの奥さんって!むしろ独身で~くらいのノリなのにすごく自然に感じてしまいます(矢川さんのことはあんまり知らないんですけど)。
 澁澤さんはありがちに『少女コレクション序説』あたりから読んでますが,耽美というには乾いた文章だなーと思います。が,龍子さんと結婚されてから海外旅行に出て,そういえば時系列を意識しないで読んだ『旅のモザイク』がなんだか随分開けた,こういうものも書くんだ~と感じた記憶があります。そもそもプロポーズめいた「世界中どんなところへでもきみを連れてくから」といいつつ,自分は海外で出たことない(んですよね…)ってある意味すごい。
 この本は最初菊地信義さんの美しい装幀(Amazon)の単行本が出ていたそうなので,こっちもいいなあ。澁澤さんの本て,ほとんど文庫で持ってて,いつか全集も揃えたいけど,単行本もひとつひとつ装幀が素敵なので手放せないんですよねー。特に『フローラ逍遥』とか新編ビブリオテカが好き。

カップ・オブ・チャイナ

♪先週末の中国杯は時差がないのもあって金曜日とかリアルタイムに追えないしもう限界~とあきらめるつもりで,土曜日にオルセー美術館展@世田谷美術館に出掛けたんですけど,結局またほとんど観てしまったっ(男女シングルはBSでやったのだけ)。あ,オルセーのアール・ヌーヴォーはもちろんよかったです。今図録を読んで反芻してます。11月中で終わるのはあと速水御舟だ。

 ええっとまずやっぱり鈴木明子ちゃんおめでとー! いい演技だったよ~。ショートのリバーダンスがいいプログラムだ!と期待したら(リバーダンス大好きっ。これは初来日舞台を観に行ってCDも持ってる曲なのでうれしい),フリーのFOIで既に素敵に滑ってたウェスト・サイド・ストーリーも競技としてもひとつの作品としても素晴らしい。何度も観たい演技に結果が付いてくるという理想的な展開でした! エキシビションもあの金ピカ衣装がチャンピオンとして照明が当たるととても堂々としていて,せっかくだから去年のリベルタンゴを世界に見せて欲しいなんて思ってたのも吹き飛んでしまいました。でもリベルタンゴは素敵なのよー。明子ちゃんはFOI2007で初めて観てタイタニックでおおっと注目したんですが,これまでのブランク分?(てよく知らなかったんですけど)を毎年確実に駆け上がってくようで,期待しちゃいますね~。
 あと男子はフランスでもショートが素晴らしかったヴォロノフがようやく台乗りでお隣に座ってらっしゃるウルマノフ様含めよかったよかった。いや顔がよくて4回転って素晴らしいですねっ。←やっぱり…。アイスダンスは今年はまたオリジナルダンスが一昨シーズンでウケた民族舞踊で,もっとTVで見せればウケるのに~ともったいないのですが,この大会ではベルビンの美女っぷりがかわいい衣装で更にきらきらでした。フリーのアヴェマリアは去年のトスカより却ってしっとりがあってるみたい。
 そしてそして中国といえばもちろんペアなのですが,申雪/趙宏博(シェイ・シェン&ホンボー・ツァオ,なんだけでこの2人はどーしても漢字になってしまうよ)が本当に帰って来ましたー! きゃーうれしいよう。まだ大きいTV画面では観られないけど,ああ,なんて美しい…。とにかくスピード!スポーツ!だった頃から大好きで,今もこうして技術も表現も他を圧してしまってるなんてうれしいのとびっくりです。もちろんSOIとかショーで滑り続けていたんですけど。五輪に向けて復帰組にはいろいろ思うところがあるんですが(男子とか男子とかっ),この二人は本当に五輪とのタイミングが合わなくて,すごく心残りだったので。ペアは今パン&トン組が好きなのでもちろん頑張って欲しいし,ジャン&ジャン組も(今シーズンのプロはあんまり~だけど)年々表現力も上げて来てるし,もう中国で表彰台独占して~。ああでも川口悠子ちゃん達もー。ロシアはこないだはムホルトワ&トランコフがよかったなあ。シングルほど邪念…じゃない思い入れがキツ過ぎない分ペアとダンスが楽しいこの頃です。…そして今週末は真剣勝負初生観戦でしかも本命となるともーどうしよう,胃が痛い胸が苦しい怖いよう。