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ars combinatoriaな日々

フレンズ オン アイス2009

フレンズ オン アイス2009,千秋楽の8/23(日)16:30~@新横浜スケートセンター。2回目から行ってます。去年の公演がすっばらしかったので,今年はどうなんだろうと若干不安でしたが(年々よくなると単純に期待出来ないのが難しいところ。いや去年が一足飛びにすごい内容充実だったので),今年は今年でとても良いショーでした。
 オープニングに続き7人のワールドチャンピオンのコラボで,冒頭に持って来るのはもったいなのではと思ったけど,全体的に誰がどこで滑るのかがすごく練られていたんだなーと終わってみて感じました。
 以下みなさんよかったんですが,その中でも特によかったなあと感じ入ったプログラムを。チャンピンズのあとに自己推薦で村元小月ちゃん,見劣りせずむしろ初々しくてよかったです。でもプログラムはカッコよくキル・ビル。それから田村君の1プロ目。ひらひら王子様衣装がお似合いです。今はコーチ業が主でショーはこれと年末のXOI(クリスマス オン アイス)くらいしか出てないみたいだけど,ルックスの美しさだけでなくしっとりでも華やかな滑りを見られてうれしいです。後半はコミカルプロ。鈴木明子ちゃんは今シーズンのフリー「ウェスト・サイド・ストーリー」。試合プログラムそのままではないかもしれませんが,とってもよかったー。もともと好きな音楽なのでどんなアレンジ(選曲とか繋ぎとか)だろうとちょっと心配でしたが,試合で見るのがまた楽しみです。ベルビン&アゴストの手紙のプロは今まで観たのはピンとこなかったけどこれはとてもよかった。タイプの違う二人が互いを引き立てあってます。それから本田君。今回は前半しっとりプロと後半情熱プロでどちらもカッコイイ。本田君は現役のときから技術はもちろん,表現力もあるって本当すごいなーと思ってたんだけど今もそれを感じるって素晴らしい。今回初出演のカート・ブラウニングを前に日本の男子プロスケーター二人をこうやって並べられるのがとてもうれしいのです。
 そしてアイスダンスのシェーリーン・ボーン。ボーンさんはとにかく「リバーダンス」が好きだったんだけど,もう一人で滑ってること,ジャンプがないことが全然気にならないというか,むしろ彼女一人の滑りを堪能出来るってくらいです。このショーはプロは2プロなんですが,後半がの椅子と踊るプロが特によかった。次にカートさん,2プロともわりとコミカルというか軽やかというか洒脱。足元が滑らかで,大御所というかプロのエンターテイナー!です。一部の最後は高橋君。復帰初滑りです。TVでかなり取り上げられてたけどジャンプ以外が磨かれたっていうのがよくわかります。これまでのちょっと空気が変わるようなねっとりしたプロじゃなくて,清々しいけどやっぱり個性的なプロ。演技の幅が広がったカンジで,悔しい思いをした分今シーズンは本当によい結果が出るとよいですねー。
 と,ここまで洗練されたショーに仕上がってるのに相変わらず休憩前はスケーター司会の抽選会&今回はバナーコンテスト。このぐだぐださがなければフレンズじゃないよってくらいです。でもやっぱりプレゼントはスポンサーさん提供でもいいけどそれにサイン色紙くらい付けた方が,わーいいなあ感が出ると思うの…。衣装を付けたくまとかサインボードはもちろんうらやましい。

 2部の冒頭はキッズスケーターです。今年は静香ちゃんとのコラボなんだけど,最初にキッズなのにカルミナブラーナで激しく静香ちゃんのソロで始まる。滑りはもちろんレーザーの使い方がカッコよかったです。その後衣装を取って(しかも衣装上に上がってくし)真っ白キラキラでキッズが現れると曲は一点オズの虹の彼方に。これはすごく素敵でした。キッズスケーターと二人でちゃんとひとつのプログラムを見せてくれる。もちろん静香ちゃんがフォローしてるんだけど,その廻りを滑ったりというのが優しい気持ちがとても伝わるいい演出でした。毎年やってるこのコーナーは去年はソロだったんだけど,一昨年のシニアもたくさん出てるコラボがとてもよかったので,こういう応援プログラムがいいなあ。
 2部で1部に出てなかった人でいうと,パン・トン組のペア。いや2部で一番よかったかも。ペアでは一番応援してる二人です。ショーでも高度な技術が見られてかつこのペアならではの叙情性と共に情熱的な面も伝わって,大事な1年によい結果が出てくれますように。それから佐藤有香さん,今まで一番よかったです。この方は昔の解説が好きじゃーなかったので生で観るとやっぱり滑りが違うなあと思いつつどこか辛口に観ちゃうんですけど,今回はもー素晴らしかったですよ。最後はやっぱり静香ちゃんで,めずらしくフラメンコプログラムです。やっぱりどこか気高さが先に立ちますがそんな踊り子さんがいてもいいじゃないですか。むしろもっと高飛車なカンジを押してみたらいいかもー。
 フィナーレは今年はオリンピックをテーマということで,場内も国旗が飾ってあったり,ここでも5色の円がレーザーで投影されたり,黒い衣装に5色のスカーフを使ったりと見た目から意識してますが,特にリフトしたパン・トンを先頭にみんなが並んで滑って行くのと,2列に分かれて並んでる間を静香ちゃんがあのトゥーランドットのステップを再現するのが素敵にカッコよかったです。その後は千秋楽のお楽しみのジャンプ大会とか。
 とにかく今回はひとつひとつのプログラムももちろんいいんですが,すごく1つのショーとして上手くまとまっていてよかったなあという印象です。実はそれぞれのコラボなどで振付三人いるんですが,一人が全てを演出するよりもメリハリがあってかつまとまりがあるのがよかったなあと思うのです。
 でもでもカートさんとボーンさん(ってなんで名前と名字なのだらう)の存在が印象を引き締めてたのも確かです。まだまだなじみの薄い“プロスケーター”の理想というか。静香ちゃんが座長として頂点になってしまうのではなく,今でも素晴らしい彼女ももっともっと伸びることができるよってのも感じられるし。
 それからいつもパンフだけ買ってるんですが,オリジナルグッズのコンパクトになるブランケットを買ってしまいました。いつも膝掛けは持って行ってるんですけど,立ち上がると落とすんで専用にした方がいいなあというのもあって。そんなわけで,このショーは来年もそれからもずっとずっと続いて欲しいなー。

♪NHK杯のチケットは日曜分も取れたので,あとは新幹線です(ホテルはとっくに抑えてた)。が,1ヶ月後のGPFももう先行発売なのです。こちらは東京なのでキャパは大きいけど更に厳しいんだろうなー。来シーズン以降生観戦するかわかんないので頑張ろうっ。

お台場ガンダムでジーク・ジオンしてきた。

♪土曜日に機動戦士ガンダム30周年記念大博覧会 GUNDAM BIG EXPOに行ってきたー! この日はNHK杯@長野のチケット発売日なので12時に待ち合わせ。あ,チケットは全然ダメだった~,けど11/7(土)は先行で取れてるので行くよー(6日は仕事が休めません…しくしく)。
 お目当てのステージの座席整理券は始発ででも行かないと無理らしいので,もう立ち見の予定で取りあえず誰もまともにごはん食べてないので新橋駅前で軽く。ゆりかもめからガンダム見えます。こちらは終わってからライトアップ狙いです。

 

 13時頃駅に着いて,当日券買うのに並ぶのはもったいないので前売券を買っといたんだけど,この時間なのに入るまでに1時間以上並んでしまった。涼しい中なのでまーいいんですけど。それよりお目当てのステージが14:50からなのでもしかして間に合わなかったらどうしよう。あ,なんか並ぶのに先が見えないなあと思ったら美術館とか何分待ちみたいな目安が出るのがないからか。単発イベントだからそんなのわかんないよねえ。
 中に入って,順路の方は更に並んでるけどステージの方は直接行けるようなのでとにかくそっちへ! 14:20くらいだったので,取りあえず人がいっぱいいるあたりに陣取る。本来の立ち見の列は別に並んでるらしいけどもうそんなとこいけない。前のが終わって少し人が動いたのでちょっと近くに寄れました。

 で,目的のステージはもちろんザビ家の肖像ージーク・ジオンー。いや行けるのが土曜日だけでファースト・ガンダム関連がこれしかなかったんだけど,そもそもジオンの方が好きだしー。これがもう大正解でしたっ。声優さん達がそれぞれの名場面の生セリフをやってくれてちょっと思い出話などをしてくれるんですが,特にキシリアさんがマスクをしてる場面なので口を覆ってしゃべるのにおおっと思ったり,永井さんがセリフの他にあのっ!オープニングのナレーションをしてくれたりなんかもーうるうるです。
 そして何といっても白眉は最後にギレン総帥を残してて,みんなアレだろーとわかってるんだけど,わざわざ演台を持ってきてもちろんあの演説です。ガルマ役の森さんが遺影の代わりに後ろに立ってます。絵面的にはおかしいんだけど,こういうことを大マジメにやってくれてうれしい。このあとなーんにも打ち合わせしてないのに,ギレン様が入ってくるとこで(たぶん)座ってた人たちが「ザービ!ザービ!」って迎えて,更に演説の最後はお約束の「ジーク・ジオン!」をみんなでこぶしを振り上げて叫んでました。あああ,しあわせー。みんな知らない人同士なんだけど,ちゃんとタイミングなど心得ているのです。あと途中で映像は入らなかったけど,くすくすとあちこちで坊やだから坊やだから…とつぶやいてておかしい。もうホントこれだけで行ってよかったー!

 そんなわけで,中に入って演説聞いただけなんですけど,立ちっぱなしなんでここ出口付近だし,前売り券の特典だけもらって,一度有料ゾーンを出る。一休みしてから再入場する前に無料ゾーンの販売所に行ってみる。けどここも並ばないと入れないのー。パンフだけ買えばいいっかと思ってたので,そのくらい別に受付を作ってくれればいいのに~と思いつつ,やっぱり売り場に行くと…,→このコが呼んでるのお。ずーっとずーっと我慢してたのについにシャアザクを買ってしまったーっ! うう,でもカワイイからいいやっ。別に限定品とかじゃないと思います。いいのやっぱり記念だし。と,こういうのにはめられてるのだ。

 

 でもって有料ゾーンに再入場して,ようやく本来の展示を見ます。セル画とか設定資料とかやたらツボな場面。↑セイラさんのお手紙を読むシーンは大きいセルだった。

 

 ジオラマとかコロニーとか。

 

 ホワイトベースとか,プラモとか。

 

 わたしはファースト・ガンダムしか知らないんで(こないだBSでZと逆襲…観たけど観なかったことにしよう…。すみませんすみません),はーガンダムってこんなにいっぱいあるんだーとあとは歩いて通るだけだけど。ゲームもやんないし。


 

 そんなところでまたゆりかもめに乗って,船の科学館下車。GREEN TOKYO ガンダムプロジェクトへ。台場駅の方が近いけど,混んでるそーなので。潮風公園の太陽の広場までだいぶ歩くけどここは待たされることはなかったです。途中ちらっと頭が見えるけど,広場に着くといきなり後ろ姿がばーんと出て,あんまり近づいてる~みたいなアプローチはない。

 

 デカイ,カコイイ。ガンダム自体ならザクの方が…と思うけど,やっぱりこうやって一体立つには似合いますねえ。着いたのは18時ちょっと過ぎで,この日はあとでイベントがあるためなのか,脚の間を通って,足に触れるのはもう締め切ってました。

 

 それでもこうやって,まだ明るいところから夕焼け,ライトアップと見れて素敵でした。正時に動いたりミストが出たりするというので,取りあえずそれまではいようと屋台で立ち食いしたりしながら時間をつぶす~。動くといっても顔が上向いたりとかです。
 もうとにかく立ってるばっかりだったので,ここだけ見て帰りました。いやー,ザビ家最高っ。

生誕150年 ルネ・ラリック~華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ@国立新美術館

 

生誕150年 ルネ・ラリック~華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ@国立新美術館です。行ったのは7/29(水)でした…。そーいえば国立新美術館の写真を撮ってなかった。この日は曇りでしたが,行列用にかチケット売場の前にテントが出てました(左)。右はうねうねガラスを内側から。

 

 平日なので,ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼの限定70食ランチセット(\1,500)に挑戦。電話で聞いたら平日は11:30くらいに終了とのことなので,開店11時の少し前に着いたら既に並んでましたが,すぐに着席できました。休日はどーなのでしょう。前に行ったときは遅い時間にプリフィクス(\2,680)。
 限定ランチはメインとデザートで相変わらず飲み物は別。この日は鶏もものコンフィとクレーム・ブリュレ。+コーヒー\380。↑コーヒー来るの待てなくて食べちゃったっ。プリフィクスは前菜+メイン+デザートで,限定の方が微妙に量が控えめのような気がするけどこのくらいでちょうどいいです。東京駅の大丸にある方が何故か物足りなかったよーな?

 ラリック展は「I. 華やぎのジュエリー」と「II. 煌めきのガラス」の2部構成だけど,2面性というよりラリックの人生を順に追って,多様性というよりもむしろ彼の筋の通った美的感覚を再確認できます。一番最初に展示されてるのが最初期の扇(1885年)というのが“ラリック作品”展ではなく“ラリック”展を演出してます。
 ラリックは多分にもれずガラスから知って,ガラスこそ彼の真骨頂だと思うんですが,展覧会で楽しみなのはジュエリーかなあ。ほぼ1点ものというのもあるけど,何度見ても初めて見るものがほとんど。特にデザイン画と並べて展示されてるのが面白いです。ツバメのモチーフはいろいろ見たことあるけど,コサージュ・オーナメント『六羽のツバメの飛翔』がデザイン画と共にあって,一羽一羽の細密さはもちろん六羽一緒に並べた動的表現が,ただ美しいものを作るだけではないラリックの観察眼とそれをジュエリーで作ろうというセンスがすごい。他にはやはり花,植物のモチーフが多いですね。もちろん花のデザインは好きですが,箱根のシーボルトの和の花がよかったので。こういう細かいものはみんなガラスに張り付いてなかなか進まないんですが,混んでるところは一通り廻って戻ったら空いてました。休日だとこうはいかないんでしょうが,何かピークみたいなのがあるのかしら。
 ジュエリーは年代だけでなく,グルベンキアン・コレクションの一室が独立していて,ここで目立つのはティアラ 《雄鶏の頭》ですが,ラリックの作るフェミニンなものともうひとつの好対照な路線(蛇など)で,力強くちょっと怖い。面白いのが銜えてるのが大きな赤紫色のアメシストなんだけど,この図録やあとで買った『もっと知りたいルネ・ラリック』(東京美術)にはもとはイエロー・ダイヤモンドってあって,でも『ルネ・ラリック』(創元社)は「黄色い水晶だったのではないか」と書いてある。うんそもそもそんな大きなイエローダイヤだったらそのことが有名になるし,ラリックがそんな高価な宝石を使うとも思えない。もとの石は“割れた”そーですし。今回の展覧会に合わせてか関連書籍がいろいろ出て,他に『ラリックをめぐるフランスの旅』(小学館)も買いました。美の巨人たちでもやったけど,ラリックの教会行ってみたい! 創元社のは小さい本だけど中のページを開いて大きな写真が見れます。「知の再発見」双書・ヴィジュアルプラスってシリーズでした。「知の再発見」双書はこれからも良書をお願いします~。

 展覧会に戻ってガラスの方,普通一番多そうなガラスの器はちょっと少ないような印象だけど,貴重なシール・ペルジュを見ることができました。でもガラスはありがちですがオパルセントのシレーヌやナイアードが好き。その後はアールデコ博覧会などの多岐にわたる活躍で,噴水塔を形成したたくさんの女神像がすごい(塔に実際使われたものではない)。これアリアドネにダフネにカリュプソ…と一体何種類あったんだろう。それから「皇室・王室とラリック」のコーナーではもちろん朝香宮邸の正面玄関のデザイン画があったんだけど,これ実物の大きな写真パネルくらいあってもいいのに~。単にコレクションではなくラリックがこのためにデザインした建築物がこの国にあるってとっても素晴らしいことなのに。いやもちろんいつでも行けば本物が見れますけどっ。
 それから香水瓶,装いのガラス,カーマスコット,で最後はテーブルを飾るアートとたくさんのグラスやテーブルセットで締めくくられました。カーマスコットはトヨタ博物館からクラシックカーまで持って来てなんて大掛かりなんだ。でも最後がテーブルで締められて,ラリックの目指した「様の美」というメッセージを感じます。ジュエリーのデザインからアール・ヌーヴォーそしてアール・デコという流れで理解してましたが,そもそもラリックはフランス人なのに10代後半にロンドンに留学していて,アーツ&クラフト運動の影響の大きい人なのですね。
 しかしなんて多作でかつクオリティが高いものばかり作ってるんでしょう。まー作家といっても実際の作成は職人さんが担ってるわけですが。その技術も本当にすごいですよね。展示場内の休憩所でガラス工房のビデオを流してたけど,これも今回の展示を形成するとてもよいアクセントになってたと思います。
 6/24~9/7まで【巡回】9/15~11/23 MOA美術館(熱海)

 次はどこに行くかなー。ビュフェをそごう美術館(横浜)で8/31までやってて,新横浜のフレンズ・オン・アイスが日曜の楽だけなのでその前に行こうか,でもビュフェ美術館の所蔵作品なのでここにクレマチスの時期に行ってみたいな~とも思ってるのですよ。美術館目的の旅っていいなあとMOA美術館で感じたので。前述のラリックの旅本で日本のラリックコレクションの成田美術館に行ってみたいなあ。琵琶湖はびわ湖ホールにまだ行ったことないんですが,このあたりだとヴォーリズ関連もあるんですよねー。あ,かなり具体的に行ってみたくなったぞ。

熱海ひとり旅 その6

■その1
■その2
■その3
■その4
■その5

 

♪なかなか終わらない3月の旅行でございます。MOA美術館のあとは駅に戻って図録で重くなった荷物をロッカーに入れてバスを乗り換えてランチに…なんですが,朝が予定より早かったのでまだ時間に余裕があるんでサンビーチ辺りをお散歩。何度もお宮の松の前を通過するんだけど,バスから写真が撮れたらと思いつつチャンスがなかった。海がきれいなのでちょっと靴を脱いでみたりする。右はふつーに海岸からバス通りの方の区切りになってるだけなんだど,なんか迷宮みたい~。

 

 ランチは老舗洋食のレストラン・スコットです。旧館(左)と新館(右)があって,定休日が平日でずらしてどちらもお休みにならないようにしてるみたい。

 

 旧館の方に入れました。13:30くらいだったかしら。土日祝だと並ぶかも。インテリアもレトロに素敵です。おひとりさまだけどテーブル席に座れました。カウンターもあります。こってりおいしいビーフシチューにはサラダと手作りぽいパンが付きました。

 

 このあとは起雲閣に行んですが,歩いてるとついいろいろ気になっちゃう。糸川にかかった橋いろいろ。まずは妙にリアルなカモメ。

 

 デザイン化されたカモメもカラフルでカワイイ。

 

 この糸川沿いは桜で有名らしいです。なので桜橋。桜はもう終わってました。でも橋にも桜いいなあ。

 

 と,ほのぼのとしてたらこれはナニ? お友達に見せたら“阿吽”では,と。な,なるほどー。橋の方までつながって海獣ぽいんですが,顔はメスライオン??
 なかなか進まない~。一人だとくだらなくても「ちょっと待って!」と歩を気にしないで立ち止まったり戻ったり存分に出来るのでものすごく写真を撮ってしまうのであらう。

■その7(完結)

Bunkamuraな一日『ココ・シャネル』/だまし絵展

熱海旅が終わってなかったり,実はもうラリック展に行ってたりするんですが(ラリック,俯瞰する展示でよかったですよー),昨日のことから。

 世田谷美術館のメキシコ20世紀絵画展に行こうかな~とも思ったけど,世田谷美術館は駅から離れてるんで(バスでだらだら行けるけどバス停からも歩く~),この暑さはちょっと無理,オルセーが始まったら行こう。じゃあ映画でもと思ったんですが,『ナイトミュージアム2』は来週だし,TVで微妙だったけど『エヴァ』は近場では遅い時間だしー。
 単館はどうだろう,ということでBunkamuraル・シネマでちょうど『ココ・シャネル』が始まるのでこれにしました。ついでに混んでるというだまし絵展のチケットをもらってたのでこれも行けるし~。映画は16:25の回にしてその前にランチして,様子でミュージアムという予定で,まず109のぴあで前売券を買って先に整理番号をもらう。14時前くらいで56番でした。

 

 ドゥ・マゴでランチ。今日はおひとりさまです。美術館や映画に合わせた企画もあるけど普通にワンプレートランチ\1680。ランチは14:30ラストオーダーです。スープはヴィシソワーズ。いつもパンがいっぱいついててうれしい。フランスパンとゴマとブリオッシュ。ブリオッシュが好きー。

 

 生ハムのサラダとお魚とお肉。お肉は牛肉のピカタ?見た目素朴そうですが,おいしいよ。デザートはまあおまけですね。飲み物はコーヒー紅茶カフェオレが選べるけど,カフェオレを頼むとたっぷりのミルクがついてて最近はこれにしてます。もっとふかふかスチームミルクを入れて撮ればよかったっ。ここのランチは開店した頃のひな鳥ランチも好きでした。

 映画まであと1時間ちょっとだけど,ミュージアムはさっき来たときより更に並んでる…。上の画像の左下の人混みはチケットに並んでる人です。21時までだから映画終わった後にしよう。土曜はもともと21時までだけど,混雑に連日延長してます。同じ地下の本屋(NADIFF)を覗いてるとあっという間に時間が経ちます。ラリック展で迷って買わなかった本を買って,次に買う本を考えたりー。あ,芸術新潮がトミー・ウンゲラー特集なので次号が出る前に買わなきゃ。それから1Fのギャラリーで「Bunkamuraの軌跡」をやってます。長いことオーチャードのレセプショニストの中の人でしたらいろいろ懐かしいのです。コクーン歌舞伎もお手伝いしたのさ。

 映画『ココ・シャネル』。16:15から入場開始なんで少し前に映画館に戻ったらあと数人で満席になるとこだった。小さいスクリーンなので前めに座る。予告編も観てなかったので予備知識なしだったんだけど,これわりと若いときの話中心で恋愛映画の要素が強いなー。シャーリー・マクレーン演じる70歳のシャネルが思い出を語るというので,もう少し半生,シャネルっていうとバレエリュスとかゼッフィレッリへの支援なんかの逸話があるかな~と思ってたんですけど。
 でもでも貴族の将校(エチエンヌ・バルサン)のもとで暮らしたり,英国青年実業家(ボーイって愛称かと思ったら名前だったアーサー・ボーイ・カペル)との恋とか全然知らないのでなかなか面白かったです。若き日のシャネルを演じるバルボラ・ボブローヴァが良い。生意気そうで如何にもフランスの若い女優さんぽいんだけど,スロヴァキア出身の35歳ですって。すごく美人じゃないけどコンサバに反発する富裕層の男達が気になってしまうタイプというカンジに見える。物語はだいたい38歳くらいのNo.5の香水が完成した頃で終わってるので,このあとのシャーリー・マクレーンまでだいぶ間があって彼女達は全然似てないんだけど,それがきっとその後もいろいろあったんだろうなあと思わせていいのかも。残念なのは若い頃のとこだけでもフランス語にして欲しかったです。あと姪のコが可愛かった。あとあとプログラムでピーコさんが書いてたので救われたけどポール・ポワレが敵役になっちゃってて,彼はコルセットから女性を解放した,シャネルが続く服装史のエポックメイキングの一人なのになあ。
 予告編で『副王家の一族』が気になる~。あまりにも『山猫』っぽすぎるけど,チラシのとってもピッポちゃんぽいの(お誕生日おめでとー)。ので余計『山猫』アラン・ドロンぽいわけですが。

 だまし絵展はかなり空いてましたが,19時過ぎにしてはまだまだ人が入ってます。ざっと見ただけだけど,アルチンボルトの一番有名なルドルフ2世とかマグリットなど著名な西洋絵画を始め,日本画もたくさんで138点,1530年代~2008年制作までと正に古今東西の作品が展示されてます。最後の立体模型の錯視ぽいのが面白かった。これは結構口コミで夏休み需要が上がったんでしょうねえ。8月末まで出来ればよかったのに。8/16まで。

七月大歌舞伎:夏祭浪花鑑/天守物語

♪8月ももー1週間経ちますが,七月大歌舞伎夜の部です。7/20(月)歌舞伎座
 夜の部といっても16:30開演です。『夏祭浪花鑑』が2時間5分,幕間が40分,『天守物語』が1時間45分で,終わったのが21時過ぎ。

 

 終わったらすぐ帰るので,今回は幕間のお食事を予約してみましたー(ネット予約可)。せっかくなので\3500の歌舞伎膳(↑これにお椀と果物(メロン)が付きます)にしましたが,花籠膳(\2600)でもよかったかも。2階席だからか2階の食堂ほうおうに用意してました。
 ついでに館内なども記念に~(右)。これは1階のロビーです。

 『夏祭浪花鑑』序幕 住吉鳥居前の場/二幕目 難波三婦内の場/大詰 長町裏の場
 『夏祭浪花鑑』はコクーン歌舞伎と文楽で観たことあります。コクーンは芝居小屋風に椅子を取り払って座布団席だったり花道の代わりにその座布団席の通路を使います。大詰の舅殺しで泥を使ったりそのあとの祭りの場面で,舞台の後ろが空いてそのまま渋谷の街が見えたり面白かったです。特にマチネだったからぱあっと白昼の現代の道路が見えるの。
 で,今回もなんですがやっぱりお辰(勘太郎)が自ら顔に火傷を負ったり,件の団七(海老蔵)が舅義平次(市蔵)を殺すのに刀がふるえて執拗に鍔が鳴るという,人の情とその暗闇の深さに見入ってしまいます。しかしそれが何よりも主君の子息に過ぎない磯之丞(笑也)のためだけなのですよ。磯之丞個人には彼らがそこまでするような人間性は何も表現されてないの。
 それに陰惨な殺しの場であってもその表舞台はにぎやかな祭りという,《カルメン》のクライマックスとか《椿姫》のヴィオレッタ死と謝肉祭といった対比の効果は光が影を色濃くする舞台の常套手段なのでしょうが,この両方が同時進行で目の前で起こっているというライヴ感が舞台だからこそ映え,訴えるのではないかしら。

 『天守物語』こちらも泉鏡花の戯曲です。『海神別荘』と構造はとてもよく似ています。女性(美女)が人間界から海底へ(下へ)とほぼ逆に,男性(図書之助)が白鷺城の天守閣へ(上へ)。海底の黒潮騎士は人間界の討手達とこれは立場は反対ですが男性側に属してます。でも敵だけど。
 前半のコミカルさは更に戯画的で,中でも富姫(玉三郎)の元に亀姫(勘太郎)がお土産に持ってくる男の生首の血を舌長姥(門之助)が文字通り長い舌でなめとるのがバカバカしいながら禍々しい。
 そんな楽しく暮らしている富姫の日常は図書之助(海老蔵)の登場で徐々に変わって行きます。そして守り神である獅子頭の目が傷つけられ,富姫も図書様も光を失ってしまうことにより一気に二人の間は近づき,互いが互いの手にかかって死にたいと願った瞬間,獅子頭が修繕され光を取り戻し二人は結ばれる。惹かれ合うのが徐々にである分,やや暴慢であった富姫が可愛らしくなって行く様が見れますが,やっぱり決定的な“瞬間”はいわゆるデウス・エクス・マキナかもしれませんが,その世界が変わる瞬間が目に見えるというのには圧倒されます。