FC2ブログ

ars combinatoriaな日々

トランスフォーマー:リベンジ

♪暑い日が続きますねー。暑いのもですが湿気がツライです。

『トランスフォーマー:リベンジ』観ました。って,世界最速認定証をもらいに19日に…。ストーリー的には青春ドラマぽい前作の方が好きですが,これは映像を観るための作品なので今作は更にパワーアップしてスゴイです。メカに強い男前のミカエラちゃんの活躍が少ないのがちょっとさみしい。メカ的にはああっオプティマスプライムがあっとハラハラしてしまいましたよ。今作は(更に)ビジュアルはもちろんギャグも泣かどころも人間の話よりメカの方が面白いです。
 と大して語ることもないので(まあそういう映画だしっ),川崎のIMAXで2回目を観てからにしよーかなーと思ってたんですけど,来週代休取るんで(先週も今週も再来週も日曜出勤なのです)。そしたらファースト・ガンダムが30周年記念上映をやるっていうんで,こっちに行っちゃおーかなーとか。ええ,DVD BOXを買いましたが,手に入れたことで満足して結局観てません。あ,エヴァはひとつも観たことなのできっと映画館では観ないと思います…。

新国立劇場《チェネレントラ》

♪日曜日に《チェネレントラ》観ましたー。ロッシーニのブッファに行くとはめずらしい。シラグーザとカサロヴァ目当てのママのおすすめ。娘のおすすめは先月の《マクベス夫人》さっ。
 シンデレラだしってことで,特に予備知識なし(ママはメトのライヴビューイング予習)。このオペラではチェネレントラ(シンデレラ,本名アンジェリーナ)はメゾで二人の義姉がソプラノなのです。義姉は日本人キャストなのもあって,チェネレントラはなんというかゴツいです,いや最初から威厳あり過ぎというか…。ってこれは特に長姉の幸田浩子さんがかわいすぎるからかもしれないけどー。幸田さんはオランピアといい人形ぽい動きが似合ってとってもキュート。バレエのシンデレラはプロコフィエフとこのロッッシーニの音楽を使ったのと両方観てますが,シンデレラと王子はもちろんキラキラで姉達を芸達者な男性ダンサーが演じることが多いのでむしろこちらが観どころだったりします。バレエは他の作曲家いろいろでたくさんの版があるのです。

 物語はペローでもグリムなくとても筋が通っていてかつ笑いどころがたくさん。王子(ドン・ラミーロ)は従者と入れ替わってますが,シラグーザは小柄ですがすっごい甘い声で素敵王子でした。この日はハイCのアリアをアンコールしてくれました。チェネレントラは偽者王子に求愛されても従者の方を選ぶと言って見事王子を射止めるのですが,その前に王子の教育係アリドーロがチェネレントラの家に行き彼女を試し済みで,彼がペローの仙女のような役回りに近いかも。そしてチェネレントラはガラスの靴を落とすのではなく,腕輪のひとつを自分で渡し「本当のわたしを探して受け入れてくれるなら」という地に足がついてます。そもそも姉達にこきつかわれても朗々と歌い上げまったくめそめそしたところがありません。
 と,とてもメルヒェンぽくないお話なんですが,王子とチェネレントラ以外がことごとくお笑い要因なので,華やかで楽しい舞台なのです。演出と美術はバイエルンのポネル版で,セットは色数が少なく簡素に出来てるけど,その分衣装,特に姉達と赤い上着の家臣達を引き立てて,上品ながら晴れやかで音楽を引き立ててます。姉妹以外全て男性なので合唱や絵面がカッコイイの。

 そんなわけでとっても楽しい舞台でした。ちょっと1幕が長過ぎるけどー。プログラムはいつもここのは読み物が充実してるんですが,ペローのシンデレラについて男性と女性の見方がまっぷたつなのが面白い。女性って中野京子さんですけど。中野さん好きー。なんだか懐かしくて昔話に嵌ってたときに読んだ『シンデレラー9世紀の中国から現代のディズニーまで』(アラン・ダンダス編/紀伊国屋書店,1991。絶版?)を引っ張り出しました。シンデレラの話型は世界各国にたくさんありますが,ロッシーニのはその話型のひとつではなくむしろパロディみたいなものかもしれません。
 パロディというと猫皮(金と銀と星の衣装)話型のエリナー・ファージョン『小さな仕立屋さん』(「ムギと王さま」所収)が大好きなんですが,これは仕立て屋さんの女の子がお妃候補と同じサイズなので仕立てたドレスを着て迎えに来た従者と踊るうちに彼に恋してしまって,その従者が実は王子様?と思いきややっぱり従者は従者でまだ結婚したくない王子(若い王様)が身代わりに立ててたというお話なのです。従者の身代わりと従者に恋するのがロッシーニぽい。アレンジするとシンデレラは王子様だから好きになるわけじゃないんだよって話になるのかしら。そういう意味ではこのシンデレラ達はちっとも「わたしもお城の舞踏会に行きたいわ」と思ってないんですね。

熱海ひとり旅 その5

■その1
■その2
■その3
■その4

 

♪2日目,3/16(月)。またまたバスで駅前に出て,MOA美術館行きのバスに乗り換える。荷物は図録を買うつもりなのでそのまま持ってきます。昨日早く寝て,朝はゆっくり起きるつもりだったけど少しでも時間を有効に使おうと頑張って開館の9時半くらいに着いたー。前にいたのはおばさま一組くらいだったけど,修学旅行みたいなバスが~,ぎゃぎゃっ。荷物をロッカーに入れて,ウワサのエスカレーターに乗ります。1本が長いのに何本も乗らないと着かないよー。バスも随分登ったけど,これで更に高いところに行きます。あ,チケットは前売割引券を買っときました。

 

 エスカレーターを上りきって一旦外へ出るとムア広場。ヘンリー・ムーアの『王と王妃』です。

 

 今度は階段を登って登って,左手にレリーフ壁画が。たぶん外階段を登らなくても中から行けるんだと思う。まあせっかく天気がいいしっ。

 

 美術館ですが,中に能楽堂があります。これはきれいだー。実はお能は薪能しか見たことないです。

 

 そして秀吉の黄金の茶室ー。なぜっ。
 ようやく展示室,の前に大きなガラス張りのメインロビーです。さっき登って来たとこから,更に海まですごい眺望です。

 今回は「所蔵名品展」。もちろん光琳の『紅白梅図』屏風が目当て,というかこのために熱海に来た訳です。さっきの修学旅行生がコワイけど,順番に見よう。というのは失敗でやっぱり少しでも人が少ないときにお目当てに突進すべきだったよ。
 『紅白梅図』屏風は小さな展示室にこれだけ展示されてます。何度かこの部屋に来たけど行く度に人が増えて,一番最初に入ったときもうちょっとで一人になれたのになー。それでも予定より早く来たのは本当によかったっ。
 初対面の感想は,あれっ思ったよりキラキラじゃないー,でした。金地は実は金箔ではなかったとか,川の部分も銀は使われてなかったんだそーです。って,一通り見た後図録と一緒に買った『光琳デザイン』を休憩がてら読んだの。この本淋派展で買おうか迷ったんだけど,ここの美術館の企画監修なのでした。(注:その後金属が検出されたとかで,やはり銀だったのでは説が有力のようです)
 とにかく大きくて(156*172.2cm*2)近くに寄ると紅梅と白梅のどちらかしか目に入らないので,近づいたり離れたり。でも何度見ても見飽きない不思議な絵ですね。川と梅が動と静,抽象と具像。また紅梅と白梅が若さと老成。で,一双の中でも紅梅の方の川はうずまきが大きくて,白梅の方がより動きを強調してるみたい。でも単なる対比の面白さだけではないんですよねー。自然を描いてるのに硬質だとか,対立ではなく融合なのかしら。

 光琳以外の作品も素晴らしかったです。特に仁清の「色絵藤花文茶壺」は素敵。それから春草の「雪月花図」が好き。女性を主体に描いてて,雪月花はさりげなく見えるのがよい。展示の最後にまとめて日本と中国の陶磁器が並んでるんだけど,これもすごい量なのに一点一点ゆっくり魅入っちゃいました。どうしてもこっち向いてる龍カワイイ(青花紅彩龍濤文盤)とかディテールに惹かれちゃうんだけど。
 と,どれも素晴らしいコレクションだーとわざわざここまで来た甲斐があったなあと満足なんですが,懸念してた修学旅行生はぱーっと見て出てっちゃったみたいなんでよかったんですけど,おばさま達はどーしてここまで来て関係ない話を大きな声で続けるのかしら。たぶん同窓会とかの集まりでたまたまここだったぽいんですけどっ。あと『紅白梅図屏風』の部屋には椅子があって,これは少し離れてゆっくり鑑賞するためのものなのにずーっと座ってずーっとしゃべってるなんてっ。一応入り口にはお静かに~なんて表示もあったんですけどお。
 えっとミュージアムショップはクレジットカードが使えるので,つい図録と本とポストカードの他に↑の梅スプーンを買ってしまったよ。だってカワイイ。結果旅館代と同じくらい使う…。図録は「名品図録(総合篇)」なので今回の展示作品以外もあるけど,じっくり読んじゃいました。

 

 ミュージアムショップを抜けて,ちょっと外へ出てみます。竹林は散策路だそうですが,今日は解放してなかった。

 

 こちらは茶苑。中に入って,これは片桐門というらしい。

 

 ちゃんと紅梅白梅があります。そして復元された光琳屋敷。光琳の設計した図面を元にしたそうですよ。

 

 中も覗けるように出来てます。この屋敷で『紅白梅図』屏風が描かれたらしいです。で,もう一度館内に戻って屏風を見るんだけど,更に人が増えてました。そもそも今日は月曜日なんで,最初1日目の日曜にするつもりだったのを変えてよかったー。

■その6

熱海ひとり旅 その4

■その1
■その2
■その3

♪まだ終わってなかった3月の熱海旅行です。ガーデンを出てバスに乗って一旦駅に戻ってロッカーの荷物を取ってまたバスに乗って旅館へ。よくよく地図を見たらガーデンと旅館は同じバス路線だったんだけど,駅そばの旧日向邸まで荷物を持ってくのは無理があるのでコインロッカーは使わないわけに行かなかったみたい。旧日向邸は入り口にロッカーがちゃんとありますがそこに行くまでの坂道がハンパないので。
 一人なのでビジネスホテルでも~と思ったんだけど,やっぱり温泉に入りたい。楽天で見つけたやすらぎの宿 みのやさん。旅館だけど洋室で2食付きで\9000弱です。本当は連休の方が休まなくてよかったんだけど,さすがに温泉街で連休とか土日に一人では難しいみたい。もう少し調べれば他にもあったんだろーけど,決めては“やすらぎの宿”,いやだってラウルさんがクリスティーヌに「僕は君のやすらぎの宿~♪」って。そんなんでいーのか。そんなものです。

 

 全て海側なので花火のときはきっといいでしょうねえ。熱海の花火って年に何度もあるんですね。これは正面じゃないんですけど,なんで作り物みたいなヤシの木が…と思ったら,ライトアップでしたという。
 チェックインしてまず大浴場の温泉に入って,夕ごはんです。

 

 うっかり写真を撮る前にごはんをよそってしまったー。ふつーに旅館のごはんですね。朝ごはんもしっかり和食。わー,湯どーふと温泉たまごとアジの開き。小さいけど油がのってておいしかったよー。旅行のときは普段食べない朝ごはんもばっちり食べられます。あ,順番的には夕ごはん食べて,プランにあった貸し切りジャグジーってのに入ってお部屋でビール飲んで,朝起きてまた温泉入って(お風呂は時間で男女入れ替えてます),ごはん食べてからチェックアウト。

■その5

クローン・ウォーズ地上波放送

♪BS-hiで毎週やってる『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』を総合で4話だけ放送するそうです~。1話だけ見逃しちゃったので保存はしてませんが2話以降毎週観てますー。映画版でかなーりどーかしらと思ったんですけど,なかなか面白いです。特にクローン・トルーパー達が主役のとか,今回やんないけどほろっときます。みんな同じ顔のクローンなのに。あと本編で活躍が見せられなかったジェダイピックアップとか。
 逆にアナキンが出て来るとびみょー。アナキンは成長しちゃ行けないヒーローなので。スピンオフ小説ではいい話だーと思っても最後に暴慢だとか自信過剰とか感情をコントロールできないみたいなep3への伏線を無理矢理作ってるんですけどねー。そしてやっぱりパダワンがいるのはヘンだ。アソーカちゃんは意外にうるさくないんだけど。
 で,こういう間を埋める話は面白いんだけど,ep3以降の話が出来てるから絶対生き残るキャラはわかってるし,逆にいつかいなくなっちゃうんだーとかあるから~。グリーバスともドゥークーとも決着着かないのは知ってるし。2Gアニメ版とはまた違ってるみたいだけど。まあ吹替えも結構いい感じですので,お試しにぜひどうぞ~。

「チェ 28歳の革命/39歳 別れの手紙」連続上映

早稲田松竹『チェ』2部作を7/25~7/31に2本立て上映します。スクリーンの大きい新文芸坐を期待してたんだけど,こちらはもうすぐ6/14~6/17なので4日間では無理だー。今度の日曜は新国行きます。2度目観るんだったら絶対通しで観よう!と思ってたので。なので来月まで止まってる本を何とか読もうっと。ロードショー中に本屋の特集棚で「現代思想」のバックナンバーも見つけたのにっ。

ルーヴル美術館展@国立西洋美術館

♪今日は代休取ってルーヴル美術館展~17世紀ヨーロッパ絵画@国立西洋美術館に行ってきました。平日は19時までの開館時間延長で混雑状況ってのを参考に閉館まで粘ろうと17時頃行ったら60分待ちでした。全然参考にならないよっ。こういうときは先に図録を買わせてもらって並んでる間に読んでます。入場終了の18時半まで人が並んでそうなので,閉め切っても中は最初の部屋くらいしか空きません。
 ただ,今回の人気作品はフェルメールの『レースを編む女』とラ・トゥールの『大工ヨセフ』だと思ってたんだけど,この2作品はルーヴルに行かないと見れないと思ってたんだけど,予想したより人混みは集中してなかったのが意外です。いつも通り最初にざっと一通り廻ってと思ったんだけど,ちょっと絵の前にいればちゃんと一番前に行けるんですねー。で,他の絵の前も満遍なく人があふれてるんです。
 お目当ての2作品はもちろん素晴らしくて,でもやっぱり本物を見るのはイメージしてるのと違って,フェルメールは小さい小さいと聞いてたのでそれは予想通りなんだけど,思ったより細密ではなくてでも印象は繊細なのが不思議な,そういうところが魅力的なのだなー。ラ・トゥールはありがちですが教科書に載ってたのを見たときから本物を見てみたい!という憧れみたいな絵画。闇と光の典型的なラ・トゥールの作品で,でもろうそくの光そのものよりも照らし出されたイエス,そしてヨセフの瞳に目が行きます。これはガラスごしじゃなかったのが特にうれしい。ラ・トゥールはラ・トゥール展のときも思ったんだけど,写実的な絵って思ってたら実は人物は不思議なデフォルメをされてるのが面白いです。
 そして今回の展示はみなさんあらゆる作品に群がってるようにすごく充実していて見応えのあるものばかりです。特によかったのはヴーエ『エスランの聖母』や天使と対になってるドルチ『受胎告知 聖母』,グェルチーノ『ペテロの涙』(イエスの死後のペテロとマリア)とかマリアの絵。聖母信仰の時代背景が関係してるのかもしれません。それから構図の面白いウテワール『アンドロメダを救うペルセウス』。アンドロメダとペルセウス以外の描き込みが目立ちすぎる! 円形のコルネイユ『天国の栄光』。色を抑えてるのが余計に厳かで神々しい。
 そんなわけで,さすがルーヴル!なのでしょーか。見応えありすぎでした。あ,ちょっと不思議なのは3部“「黄金の世紀」とその陰の領域”“旅行と「科学革命」”“「聖人の世紀」,古代の継承者?”に分けてあるのに,「黄金の世紀」…と「聖人の世紀」…の両方にモーセと聖フランチェスコの作品があるんですねー。モーセは拾われるとこと捨てられるとこだけど,フランチェスコはどちらも『法悦の聖フランチェスコ』なのです。カタログ部分しか読んでないから解説になんかあるかしらー。ちなみにフランチェスコは後のエル・グレコぽいトリスタンのより先に展示されてた作者不詳(17世紀スペイン派)の方の静かな様子が好きです。
 グッズはなんだかいろいろ作ってますが,ポストカードの他にはパステルカラーのトリコロールが可愛いタオルハンカチを買ってしまった。このトリコロールは他のも普通に使えて良さげですが絵画をイメージしたオリジナルバッグっていうのはどうなんだろう…。

その後の『天使と悪魔』

『天使と悪魔』なんですがー,結局図書館の順番を待ちきれなくて文庫本を買って読んだ後2回目を観ちゃいました。原作は面白いですー。単なる謎解きじゃなくてちゃんと人間のお話になってるの。でも映画は映画でやっぱりこの上手くばっさりしたのがいいです。で,映像と音楽で楽しむには映画館だなーという作品です。まあ2回観たらもういいですけど。
 でもでもメイキング本も買っちゃたりして。ほぼ美術セットのことですが,そっかーやっぱりロケは無理なので作ったのねー。本物そっくりのところと映画的にわざと変えるっていうのがなるほどーと。システィナ礼拝堂の『最後の審判』なんかが現在の洗浄されたのより暗めに出来てるとか。そーいえば2回目観たとき,もちろん『最後の審判』がぱっと目に入るんだけど,そのあと天井画のアダム(天地創造)に注目するようになってて,そういう映像的伏線って映画的だなーと思ったのでした。撮影で使った彫刻の展示(ミステリーツアー)をやってたそーで,ちょっと見たかったなあ。しかしメイキング本もパンフレットも公式サイトもなんでキャストくらいちゃんと表記してくれないんでしょうね。脇役の皆さん良かったのにっ。
 とにかく全然期待してなかった分映画として面白かったのはいいことです。今年は『トランスフォーマー:リベンジ』映画『ナイトミュージアム2』くらいと思ってたのでー。