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ars combinatoriaな日々

2008箱根旅行 その1

 

♪この旅行は大変今更ですが4/25(金)26(土)と春に行ったものです。ラリック美術館と箱根湿生花園だけ先に書きました。4回目の箱根はママと行く宮ノ下富士屋ホテルとラリック美術館のゆったり旅です。
 行きのロマンスカーはふつーのはこね号。お昼過ぎに箱根湯本に着いて,去年最後に行ったお店でまたウニ丼。←ウニ好き過ぎ…。ママは海鮮丼。

 

 ごはんを食べたら登山電車で宮ノ下駅へ。電車の中から外を見ると,おおどんどん山のを登ってる~。宮ノ下は可愛い駅舎ですね。

 

 そしてついに憧れの富士屋ホテルでーす! ああ,既になんだかヘンな建物が…。

  

 素敵な階段を上がると不思議に過剰な装飾とか上品な照明とかそこら中が不思議ワールドなホテルなのです。いや本当に素敵クラシックホテルだという認識だけで来たんですが。
 

 今回はロマンスカー付きレディースプランでお部屋をランクアップして花御殿にしました。せっかく富士屋ホテルなら泊まってみたかったんです~。お部屋ひとつひとつに花の名前が付いていて“くちなし”でした。キーがすごく大きい! まずお部屋の扉にくちなしの絵が。

 

 お部屋はわりとふつーに居心地良さそうな洋室です。が,中にもくちなしの絵。カーペットにも。

 

 富士屋ホテルは歴史上外国人を多く泊めていたからか各部屋のバスが温泉で,その代わり大浴場はないみたいです(貸し切り浴室はある)。ここにももちろんくちなしが。ただ,このプランはロクシタンのアメニティっていうのを楽しみしてたのに,あれー普通のセットだよ~とがっかり。後でフロントに用意してもらいました。シアバターのシリーズで石鹸とシャワークリームとシャンプー,リンス,ボディローションの充実セットで,とってもいい匂いです。ロクシタンは高いな~と思ってたんですが,その後シャンプーなど揃えてしまったので,こういう提供は大変宣伝効果があるよーです。

 

 部屋でゆっくりして16時からの館内ツアーに向かいます。廊下にキーの初代セットが飾ってありました。今使ってるのは3代目なのだそうです。絵柄が違いますねー。
 と,まだホテルに着いたばかりなのに既に写真が多過ぎますわ。ここでちょっと切りまーす。

落下の王国

『幸せの1ページ』が予想外に良かったのでもう少し浸っててもよかったんですが,勢いで観に行きました『落下の王国』。新宿のバルトでもやってるので楽でいいやと思ったけどかなり小さいスクリーンなのでこういう映像を堪能すべきであろう映画は少しでも大きいところがいいだろーなーと日曜日にシネスイッチ銀座まで行ってきました。14:20の回を観たんですが電車が遅れてギリギリになってしまって,既に暗い館内は結構入ってて真ん中より後ろ目のの列の通路側に座ったんだけど,うーんやっぱりスクリーンが小さいな~と前から4列目辺りに移動(元銀座文化劇場の2なのでちょっと狭い)。こういうとき指定席じゃないのはいいですね。やっぱりスクリーンのそばで正解でした。あ,わたしはわりと前で観るのが好きなんで。以下ネタバレですが,まー気になってる方はなるべく素の状態でご覧ください~。
 物語はすごくシンプルで後味もすっきりです。似た構造の『パンズ・ラビリンス』みたいに終わった後どよ~んとするような暗黒感はない。まーはっきりハッピーエンドですし。自殺を考えていた怪我と失恋したスタントマンが無垢な少女に物語を話すうちに救われて行くというなんの捻りもない現実よりも,その作りながら話してるのでどんどん展開が変わって行く物語の映像を楽しむ映画でしょう。薄暗い病院と対比される鮮やかすぎる世界各国の多分に開放的な本物の映像という大変様式的な組み合わせですが,最初と最後がモノクロームでこれに被さるTVでも流れている予告編で印象的なベト7の2楽章(葬送行進曲)とか,そもそもいわゆる世界遺産(ていう言い方はなんだかヤなんですが)がタージマハルを始めとてもシンメトリーに出来ているので,その辺りも古典的な印象を与えるのかもしれません。
 スタントマンのロイと少女アレクサンドリアの交流もものすごくまっすぐで,アレクサンドリアが病院内の礼拝堂からそれと知らずにホスチア(聖餅)を取って来てロイに上げるのが,わーベタなと思ったらロイ自身が「魂の救済?」とセリフで言っちゃって,でもそのホスチアをアレクサンドリアもまた口にする(ロイから与えられてかも←再確認:アレクサンドリアが先に半分食べたのをロイがもらってました)のが実はこちらが象徴的で,実はアレクサンドリアの方がもっと悲惨な過去を持って傷ついていて彼女もまた二人で作り上げて行く物語に救われていたという。世慣れて傷ついた青年が無垢な少女に癒されるという都合のいい単純さだけではなくて(↑と上で書いてるのと違うのが種明かしみたいな),かといって二人の“魂の救済”があざとく感じられることもないです。二人の作った物語がそれでもめでたしめでたしではないとか(5人の戦士達はいいです。ダーウィンと猿のウォレスが可愛い),アレクサンドリアを演じる全くの素人の5歳のルーマニア人の女の子カティンカがぷくぷくで美少女!ていうわけではないのがむしろいいんでしょうねー。初見ではどーしても展開を追ってしまうので,画面の細部を良く見るようもう一度観に行きたいな~と思ってます。

幸せの1ページ

『幸せの1ページ』を観ました。これはカワイイ映画です。あんまり予備知識なくジェリーさん(ジェラルド・バトラー)の出る映画ってだけで何の期待もなく観に行ったんですけど,キャストの3人が3人ともチャーミングでキュートでよいのです。でも女の子二ムが可愛いのが一番大きいかも。おてんばなコなのに髪が長い美少女で生意気にこまっしゃくれた印象がない。科学者のお父さんが育てたちゃんと頭が良さそう。これはジョディ・フォスターの演じる女性作家アレクサンドラもそうで,対人恐怖症で潔癖性でダメダメなのに知的で,女性2人がぎゃーぎゃーうるさくないのがいいです。ジェリーさんはパパと小説の主人公冒険家アレックス・ローバーの二役なんだけど,パパはお茶目でアレックスは二ムとアレクサンドラ(愛称のアレックスがペンネームなので二ムは同一視してる)の想像上だけに無条件にカッコいい。この二役っていうのは映画化の決まった時点では別役で,原作『秘密の島の二ム』の中ではそんなに目立たないのですが,二役にしたのがとてもいいアイディアだったのでは。
 ええ,原作が気になって早速読んだんですけど,児童書です。映画を先に観たのでどうしても映画が基準になってしまうんですが,映画の方がずっとファンタジックに作ってあります。原作だとパパと連絡取り合ってたり,アレクサンドラが女性なのが途中でわかって携帯でずっと話してたりして。そういう3人が互いの無事を確認できない状態で二ムは島を守ろうと,アレクサンドラは二ムを助けようと,パパは二ムのもとへ戻ろうと頑張っている。それが押し付けがましくなくてとても自然に伝わるの。三人はそれぞれが“アレックス・ローバー”になろうとしてるみたいな。動物達,アシカのセルキーとペリカンのガリレオとなんといってもトカゲのフレッド(原作ではウミイグアナ。やっぱりイグアナ?)もいい。このへんは虫愛ずる姫君の系図ですね。ただタイトルの『幸せの1ページ』っていうのが恋愛映画ぽくて,『秘密の島の二ム』の方が内容は合ってるんだけど今度は子供向きすぎるかー(英タイトルはNIM'S ISLAND)。せっかくいい映画なのにもうちょっと訴求力があるとよかったのに。確かにターゲットがしぼれないなあとは思います。

♪実は最近は週2回ペースで映画観てて,ポニョの前は15日の祝日に『SEX AND THE CITY』の吹替版をお台場まで観に行って,その前のレディスデーは『デトロイト・メタル・シティ』に行きました。『SEX AND THE CITY』はドラマをほとんど吹替で観て,吹替上手いのでこちらの方があのドラマが映画に!って楽しさがあるのではないでしょーか。しかし長いわ。『デトロイト・メタル・シティ』はオカシかったです! せっかくなので先に原作のマンガを読んだんだけど(2巻まで),これは面白い~。メタルもおされポップも全然違和感なく聴こえる。もちろん原作知らなくても何にも考えないで観れます。
 どーもこのところシネコンでやってるのばっか観てますが,今観たいのは『落下の王国』『わが教え子、ヒトラー』なんですがー。

崖の上のポニョはニーベルングの指環なのか。

♪ものすごく気になるのに周りの誰も観ないので,悔しいけど『崖の上のポニョ』を観てしまった。もちろんポニョの本名がブリュンヒルデだとかワーグナーぽい曲らしいとかで。で,考えるのが面倒になっちゃったんですけど,まあせっかく観たんでー。

 ポニョの父フジモト→ヴォータン,母グランマンマーレ→エルダ,妹達→ワルキューレ達…。とゆーカンジで読み替えようと観てたんですが,うーんこれは無理がありすぎる~。上記の家族関係であるとか,フジモトが“ラインの黄金”ぽいものを醸造していて(?)これがこぼれたことによって異常気象が起きて世界が崩壊に向かうぽい。ぽいぽいって,いやこれもよくわかんないんだけど。
 そもそもポニョは宗介に助けられたことによって「人間になりたい!」と願うんだけど,ブリュンヒルデが神性を失うのは彼女が望んだことではなくてジークフリート(←宗介)の父母(ヴォータンの双子の子供達)を助けようとしたことの罰として強制的に人間にされてしまう。そのジークフリートとの出会いもヴォータンの仕組んだといえるもの。もちろん全て物語が当てはまっても面白くないんだけど,ブリュンヒルデであるならば,ジークフリートの裏切りとその死を引き受けその身を持って黄金をラインに戻すという大きな役割がある。ブリュンヒルデは神性を失ったあとは受動的な女性になってしまうんだけど,最後に指環を誰にも渡さずにその身ごと焼き尽くしてしまうんですから。

 「ポニョ」では宗介がポニョがお魚だったり半魚人であることを受け入れることによってフジモトがポニョの人間の女の子にして(いやその前に宗介の血と魔法によって一時的に人間になったんだけど)その代わり魔法は失うことになるらしい。せめてポニョが一瞬グランマンマーレみたいな女性に見えるようなカットがあったりして世界の崩壊を防ぎ,その代わり魔法は失われてしまうとか彼女自身の活躍が欲しい。女の子は男の子を好きな一心だけで,男の子が女の子を守っただけみたい。

 まあこの映画は《ニーベルングの指環》の翻案じゃなくて『人魚姫』だっていってるんですけど,じゃあ『人魚姫」かというとそれもどうかと思われます。『人魚姫』は王子様のそばにいるために「人間になりたい!」と願うんだけど,その願いをかなえるためには声を失うという彼女自身の犠牲が必要で,それなのに王子の(彼自身には罪のない)裏切りにより王子を殺して人魚に戻るか泡になってしまうかを迫られて王子の命を選ぶ,という何度も彼女自身の能動的な選択が存在します。
 やっぱり人間と人間でないものの恋というのはいわゆる異類婚姻譚で,そのパターンは出会い→人間化の再会→禁止/約束→その破綻→別れ(たまにハッピーエンド)という流れを持っているので,「人間になるう」と言って人間になれてよかったねえ,じゃあ何の物語も構築されていないのです。

 ただ「ポニョの飛行」と言われるワルキューレの騎行アレンジのオケに乗って,人間の女の子になったポニョ(ブリュンヒルデ)が走る,小さな金魚だった妹達が大きな魚になって更にそれが大波のようにうねる映像はCGには出せないセルアニメーションの快感が大画面に広がります。ただアニメーションとしては声優ではない俳優の吹替はかなりテンション下がって,だからこそこういう音楽と映像だけの部分が印象に残ってしまうのかなーとか,そもそもストーリーがないから場面場面が細切れにやりたいことはわかるんだけど…という残念感になってしまうのかとか。海に沈んだ町はどうなったんだとか避難するようにという制止を振り切って大雨の中家に帰っちゃうお母さんの行動に必然性が感じられないとか現実的な突っ込みどころがありすぎるのは親子が観客が主体として教育上大変問題があるんじゃーというのはこの際どうでもいいことですが。
 そんなわけでやっぱり自分で書いててよくわかんないことになってしまいましたよー。まあパンフも買ってないんでいい加減な記憶に基づいております。

ラリックに咲いたシーボルトの「和の花」&箱根湿生花園@2008箱根旅行


♪今年の4月末の箱根旅行なんですが,いい加減になんとかしよーと画像のトリミングなどしてたんですが,富士屋ホテルのが膨大で全然まとまりません~。なので,もうすぐ終わっちゃうラリック美術館の企画展~ラリックに咲いたシーボルトの「和の花」~と湿生花園のコラボだけ。と,さっきサイトを観に行ったら11/24まで延長してました。好評によりということですが,この企画は本当にイイ!

 上のデザートはラリック美術館。企画展スペシャルスイーツの「ローズとシャンパーニュのパルフェ」です。このあと(また乗る)オリエント急行でデザートが出るんですが,去年ちょっと地味なカンジだったので華やかなのがいいなあと思って,限定ものを。これ見た目もすっごく綺麗で,薔薇の花びらはホワイトチョコなんですが,雫まで付いて本当に花びらみたいなのにちゃんとおいしいの。わたしはホワイトチョコはあんまり好きじゃーないんだけどおいしいの。下のジュレとムースも美味~。美しくておいしいって素晴らしいっ。

 展示ですが,2階の企画室だけでなく美術館全体が花を意識してます。1階の香水瓶のコーナーにも植物画を添えていて,ラリックのただ美しいだけでない観察眼や日本の植物の影響がわかります。2階も展示替えをしていてこちらも花のモチーフが多いので,去年見たのより華やかな印象。企画室はもちろんシーボルトの植物標本や植物画と共に展示されたラリックの作品達。ちょうどチケットの図案になってたんだけど(何種類もあってランダムに渡される)「冬景色」のブローチなどジュエリーがいいなあ。もちろんガラスは大大好きなんですけど,ジュエリーのあの小さい中にエマイユや貝,宝石など質感の違った素材を組合わせて,植物の再現とかつ高いデザイン性を発揮してるのがすごいなーと思って。もちろん「ユリの女」のように更に女性を組み合わせた作品もまたラリックらしい個性ですし。この美術館は数多いコレクションをこうして入れ替えて見せているので,ぜひまた行きたいです。でもでももうちょっとオリジナルグッズを作って欲しいよ~。

 ラリック美術館から歩いて行ける箱根湿生花園で,実際の花たちと今度はラリック作品の写真を並べてコラボレーションしてます。実は湿生花園はこれまで箱根に3回行ったのに一度も行ったことなくて,いや閉園してるときばっかりだったんですけど,今回他に廻るとこといっても前回行ったガラスの森とか星の王子さまは別に何度も行くところでもないなーと思って(星の王子さまレストランのフレンチは美味なんで,食事だけで行ってもよかったんだけど~),今回はあんまり歩き回るのは避けたかったので近場だしと選んだんですよ。
 4月末でもまだちょっと肌寒いくらいで,→みたいに花が咲いてなかったりしましたが,室内で人工物をゆっくり見たあと,外で今度はその元になった植物たちを見るってとっても贅沢。この日は途中から雨になっちゃったんでけど,それがまたしっとりして落ち着いてとても気持ちよかったです。
 そんなわけで,素敵にオカシイ富士屋ホテルなどお待ちくださいませ。いやー箱根はいいなあ。

2008箱根旅行 その1
2008箱根旅行 その2
2008箱根旅行 その3
2008箱根旅行 その4(完結)

「舟越桂 夏の邸宅」展@庭園美術館

♪8月半ば辺りから毎週末行こうと思いつつ雨が続いていて,ようやく先週の土曜日に「舟越桂 夏の邸宅」展に行って参りました。庭園美術館というむしろよく知っている空間にこの独特の彫刻があるというのがすごく不思議なのと,また当たり前のように調和しているという感覚が面白いです。
 舟越さんの作品で印象的なのはやはり遠くを見ているような眼だと思うんですが,館内ショップで作業風景のビデオを流していたんですけど,頭部をくりぬいて目玉を入れて,わーこれは面白い。そんなにたくさんの作品を知っているわけではないので,豊満な女性や,両性具有の身体を持っていても顔は常に静かで中性的なのがこの人の持ち味なんだろうなーと思ったんですが,最後の方2階にあった「戦争をみるスフィンクスII」の醜いくらいゆがんだ顔を見て,ああこういう顔も作れるんだ,静かな顔達はただ自然に作られているわけではないのかなーとか,この一体にある意味とても惹かれてしまいました。
 出かける前にサイトをチェックしたらミニフォトブックっていうのが完売してたそうで,やっぱり早めに行けばよかったなーと思いつつ,すっかり図録はナシのつもりでいたら図録はまた別にありました。が,せっかくなのでこれから出るという写真集の方にしよう。やっぱりこの空間でっていうのがよかったので。9/23まで。

箱根旅行ダイジェスト! その3(2007)

♪日曜日おしごとだったんで,今日はお休み。一日だらだらしてました。

♪今年の箱根旅行(って既にだいぶ経ちますが)の話をする前に去年のを片付けなければ~というわけで,
 箱根旅行ダイジェスト! その1
 箱根旅行ダイジェスト! その2
の続きです。去年の2月の連休でした。

♪桃源台からバスで戻って,大本命のラリック美術館へ。着いたらまずオリエント急行(特別展示ラ・トラン)の予約です。

 

 左はショップとレストラン棟。こうして写真を久しぶりに開くとすっごく良いお天気だったのね。右は美術館の入り口の上部。まずは美術館から見ることにしたんだけど,オリエント急行の予約時間まで1時間あるかな~くらいだったので,再入場できるか確認。今回行った中では一番ちゃんとした美術館でした。建物もシンプルだけどとても美しいし。
 展示は1階が常設展示で2階が企画展示のようです。1階は家具の他は比較的小さいもので,香水瓶などは見たことあるものがほとんどだけどこれだけたくさんあると見応えあるし,ジュエリーは1点ものだからか初めて見るものばかり。ラリックはガラスが有名ですが,ジュエリーの時代から独特のデザインで大好きなのです。綺麗なんだけどモチーフの選び方やデザインが媚びてなくて。この美術館には男性的なモチーフが多く見られてこれもあまり見たことないんだけど,今回とても印象的でした。
 2階はガラスが多いです。あと企画展示室のテーマが「灯るあかりーラリック,明治・大正の照明」。ラリック以外の展示は,うーん,あんまり。ラリックのセンターピース「火の鳥」がやはりこれも雄々しくて素晴らしい。ショップは思ったよりオリジナルグッズぽいのがなくて図録(むちゃくちゃ重い)とポストカードのみに止めました。


 美術館から時間を見計らってオリエント急行へ! 待ってるところにあるギターがよく見たら高見沢さんのオリエント急行仕様だったー。
 見学はまずこの車両をここまで持ってくるなどの映像から。船で運んで箱根まで牽引してくるんだけど,途中富士山をバックに山を登ってる図が大変シュール。
 そしていよいよ車両内へ。内装を見てそれぞれが指定された座席へ。ここでコーヒー(または紅茶)とデザートが用意されています。飲み物はポットに3杯くらい? 飲んでも飲んでもなくならない~。デザートはわりと地味なフルーツケーキだけど,クリームや薔薇ジャムが添えてあります。食べてると案内のおにーさんが車内の説明をしてくれます。しかし話が一息つく度に「いかがでしょうか?(ニコッ)」というのがマニュアルぽいんだけどおかしいわー。話はまー目新しいことはないですが,椅子は当時使っているそのままで,何年かしたらビニールカバーとかかけないといけないかもとのこと。車内は憧れのオリエント急行!なんですが,車窓から見えるのが地方の牛乳屋さんというローカルさがたまりません。まあとにかくこれはラリックの装飾はもちろんですがオリエント急行のそのままの車両に載れるっていうのはうれしいなあ。そもそもうちの母と一緒に行こう!という話だったのでもう1度乗る予定~。
 美術館に戻って上記のようにあまりグッズがなかったので,ショップに期待。ここでいろいろ買おうと昨日の星の王子さまもガラスの森も抑制してたんですが…。えー,これじゃあ都内の雑貨屋さんみたいなんですがー。えー,えー,美術館のマーク付けた程度でいいのに~。ともうがっかりです。オリエント急行の受付のところにショーケースがあったのでそちらに戻って,カップ&ソーサーでもあれば記念にと思ったのに,売ってるのはポットくらいで,そのポットもちょっと見たことないかわいい形の紅茶のは売り切れだし,薔薇ジャムは大きすぎる。うーん,お友達用にティーバックだけ買いました。本当に残念。

 夕食を湯本駅からシャトルバスで行くホテルのイタリアンでと思ってたんだけど,美術館からのバスがすごい渋滞にはまっちゃって,宮ノ下で登山電車をご利用の方はここで~と言われて思わず降りてしまう。電車もフリーパスなんでいいんだけど,登山電車が本数が少ないのかなかなか来ないし,来たら今度はすっごい混んでるの。箱根は乗り物がいろいろで楽しいので登山電車にも乗ってみたかったんだけど…。駅にようやく着いたけど相変わらず周辺が渋滞みたい。寒くて季節外れと思ってたら,温泉って寒いときに行くんだよねー。バスの案内所でお目当てのホテルは歩いて行けるか聞いてみたらそれは止めた方がいいというので,駅周辺をさまよって結局海鮮丼のお店に。ちょっと綺麗な店構えだからいっかーと決めたんだけど,ガイドブックにちゃんと載ってました。ウニサザエ丼おいしかったー!
 食後のデザートとか全然お茶をしてなかったんだけど,帰りのロマンスカーは車内販売とかないちょっと地味な車両で。新宿に着いてからケーキ食べて帰りました。なんだか最後は予定通りとは行かなかったんだけど楽しい充実した1泊旅行でしたー。

オペラ座《消えた男の日記》《青ひげ公の城》

♪帰ったらポストにミキティのサイン入りハガキが入ってた! 今アメリカで練習してるからエアメールです。ってこれ本人が住所も書いてるの? こういうのは実ははじめてなのですげーうれしいです。しかし最近オフショットが可愛くてたまりません。

♪ものすごく今更ですが,せっかくなので(パリ国立)オペラ座初来日公演。7/29 Bunkamuraオーチャードホール。
 ヤナーチェクの《消えた男の日記》はもともとオペラではなくて,やっぱりヤナーチェクはいいなあとか前衛バレエは心理的な表現なんだろうなあくらいだったんですが,休憩後のバルトーク《青ひげ公の城》と共に上演されたことに意味があったようです。《青ひげ公の城》は新国立劇場でだいぶ前にやったのを観たきりですが,こちらはセットはほとんどなくて,映像を多用した演出。バルコニーからパリの街が見えたりします。映像を使った演出ってあんまり好きではないんですが,これだけ計算した映像なら説得力があります。スケールが大きく感じるとともにますますの閉塞感もあって,抽象的な美術ってやっぱり普遍的な心理表現に繋がるんだーと再認識です。もちろん音楽があってこそなんですが,その音楽を更に増長するような,イメージを固定させないからこそ個々人の中にあるものに訴えることが出来るんじゃないかしら。そしてこの男性が女性を囲い込んで行く物語に対して《消えた男の日記》は男性を女性が解放するような印象で,互いに引き立て合う心理劇という興味深いプロダクションなのでした。が,これを高価な来日公演に持ってくるのは無理があったんじゃ~という気はしますけど。

SEX AND THE CITY

『SEX AND THE CITY』観ましたー。映画のためにドラマDVDをせっせと94話完走。海外ドラマ観る習慣がないんですけど面白かったですー。4人の中ではシャーロットとミランダが好き。サマンサは狂言回し的アクセントキャラぽかったのが最後の方は一番おいしい役どころで彼女も好き。主人公のキャリーが一番よくわかんないんですが,一番人気があるらしいですがそーなの? 彼女が最後まで成長しないという記事もありましたが,だってなんかうるさいし…。あ,ミハイル・バリシニコフがちゃんと俳優で出てます。これはびっくり。
 で,映画ですがこれは六本木ヒルズで観なきゃ!と予約して行きました。予約しないとここはかなり厳しい。やたら女性同士(それも3人以上とか)で来てるのが目立って,記念撮影してるグループをいっぱい観ましたよ。映画の方は,スクリーンで観せる派手なエピソードが多いですが,ちゃんと友情物語になってました。が,どうもMr.ビッグが他のパートナー達に比べて個性とか魅力が感じられないので,やっぱり主軸がよくわかんないんですよねー。最後キャリーがやっぱりこれまで通り独身で私らしくが一番みたいにしてくれたら好きになれたかもしれないのに。代わりにすごくいいカップルのサマンサが別れてしまって,そんな彼女はすっごくかっこいいけど,最後にスミスが迎えに来るんじゃないかと期待してしまってこれは残念だー。シャーロットはドラマですごく頑張って成長して今の幸せを手に入れたので映画に合わせてかきまわされなくてよかった。ミランダはなんだかとても都合良く作られたエピソードみたいで彼女のキャラが描かれてなかったぽい。そんなカンジで今お友達に借りてるDVDの2週目に突入。この1話1話の短さがよかったんじゃないかしらーと。