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ars combinatoriaな日々

ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド

♪寝不足が解消できなくて,すごーく眠いです。昨日はおしごとして,今日は新国の《さまよえるオランダ人》を観てきましたが,結構意識が…。でも久しぶりに前の方の席を取ったので(端っこだけど),やっぱり生音はいいなーと実感できました。オランダ人は合唱がかっこいいですよねっ。演出的にはよくわかんなかったけど。

 でもって,映画『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』を実は先週日曜は渋谷でしごとだったので,頑張って帰りに観ました(シネマライズ)。原作(ブライアン W.オールディス,河出文庫)も劇場で買ったので,読んでからもう一度見直そうかな~と思ってたら,終わってました。無理して観に行ってよかったということか。
 えーと,結合双子の物語です。エラリー・クイーンの国名シリーズや江戸川乱歩など,リアルではなくてなんとなく惹かれる設定です(『フリークス』も読んだけど)。映画はドキュメンタリーの手法で撮った全くのフィクションという触れ込みでしたが,確かに関係者の証言で構成されてますが,普通に物語として描いてもよかったのでは。といっても元々の小説が,双子は全く登場せず,証言だけで成り立ち,それが双子の印象からして食い違っている(2人ともハンサムという証言もあれば,具体的な描写がどう想像しても美しいとは思えないとか)という,ありがちな構成だったのでこれを映像化する際にはやはり双子は素材として皆の眼を通して描かれるだけだったんじゃないかと思われます。その2人(映画では実際の一卵性双生児です)がとても魅力的だったので(周囲がどんどん2人に惹かれていくくらい),もっと2人の精神性とかを深く描いた方が面白かったんじゃないかなー。でも19歳の新人だし,あのくらい表面的な方がミステリアスでよかったのかもしれない。
 ええ,2人がとってもよいのですよ。まあ顔がー。(当たり前ですが)いつも一緒の2人でも繊細で暴力的なバリー君の方ばっかり見てたかもしれない。2人は最初さすが双子というカンジでよく似てるように見えたのですが,特にバリー君の方が外見を変えていって,目つきもステキに鋭くなっていくので,全然違うように見えてくる。自分はトムとは違う人間なんだっていう悲痛な自己表現のようです。かといって憎んでいるだけにはみえない。原作では(パンフなどでも)2人の前に現れた女性ローラがトムと愛し合い,バリーも実は彼女に惹かれていた…ということらしいのですが,映像ではとてもそうは思えない。あんなに離れたいと思っているのに,トムを自分から奪うものとして,そして単純にローラに嫉妬してるみたい。原作は2人はもっと密着していて臓器を共有しているので,けして離せないとされているのに,映画ではちゃんと手術すれば別個の人生を歩めそうなのにそれをあえてしないみたいに見えて,ただ憎しみ合っていただけではない2人の一瞬の煌めきを放った哀しい短い人生として描かれてたと思います。うーん,しょうがないのでDVDが出たら買おうっと。
 久しぶりにマイナー映画はいいなあと思ったんですが,あんまり高評価ではないようですねー。一月以上はやってたわけですが。映画館によって予告編て全然違うので,ここでやる『善き人のためのソナタ』と『恋愛睡眠のすすめ』(ガエル君がカワイイ)を観たいなーと。3月いっぱいはこの調子で忙しそうなので,どうかしら。

 なカンジで,ミランの試合は日本時間4:30からと,ピッポちゃん久々招集ですが,もう寝ます…。自分的にはかなーり早い。←仮眠じゃないよ。箱根の続きはまず写真を整理してから~。

LOVEオムライス

オムライス ♪箱根の続きを書こうと思ってるんですが,なんだか疲れ切ってます。毎日遅いんですけど,ほとんど座って頭だけ使ってるので,遅く帰ってもすぐ眠れないんですよねー。ごはんもインスタントとか受け付けないし。終電で帰ったのに具の入ったうどんとか作ってるし。こないだ少ーし早く帰れたので,はりきってオムライスを作ってしまいましたよ。ちょっと大きすぎた。明日もおしごとです。来週は土曜日がおしごとで,日曜は新国の《さまよえるオランダ人》行きます。

箱根旅行ダイジェスト! その1

ロマンスカー ♪忙しい忙しいと云いつつ,連休に1泊2日ですが箱根に行って参りました! だって,去年から計画してたしー,2月になったらもう少し落ち着くはずだったんだもーんっ。本当は平日代休取ろうと思ってたくらいなので,連休を使っていてよかったくらいですしー。
 そんなわけで,箱根といえばロマンスカー。行きは新宿9時発のSはこね(VSE)って新しい車両らしいです。ぴかぴかです。そもそも旅行はあんまり行かない方だと思うのですが,箱根はこれで3回目でめずらしくリピートしてるのはロマンスカーが安くて居心地いいのも大きそうです。

星の王子さまミュージアム星の王子さまミュージアム

 今回はわたしのお目当てはラリック美術館で,お友達はガラスの森なんですが,まず最初に向かったのは星の王子さまミュージアム。2人とも読んだことないのに(←すみません,さすがに読んだことないのはわたしだけだった。普通そうだよね)ここに行くことになったのは,うーん,なんとなく? そんなんで生まれて初めて読んだよ王子さま。いやなんとなく中学の頃とかクラスの一部であんまり好きーと盛り上がってたので,何故か避けてまして。でもお話は難しいですよねえ。
 ミュージアムは1900年初頭プロヴァンスの街並みイメージとサン=テグジュペリの資料館が主な構成。その街並みの中に物語のモチーフが立体化されてるのはなかなかステキですが,↓こういうカラーのぺかぺかしたキャラクターはどうだろう…。
星の王子さまミュージアムおみやげ
 ミュージアムショップは結果的に最初に行ったここが一番充実してたんですが,王子さまグッズはまっったく選択肢に入らず,ひたすらゾウを呑み込んだウワバミを。このこ達が一番可愛いよ。
 で,グッズもなかなかですが,実はレストランがこのミュージアムの一番?の目玉でして,一番お手軽なエトアールコース(スープ・メイン・コーヒーor紅茶)を肉・魚で1つづつ頼んだんですが,この旅行中で一番おいしかったっ。ちゃんとデザートまでついたコースにしてもよかったなー。ぜひまたレストランだけでも行きたいです。都内にあったら絶対通います。食器はちゃんと王子さま柄で,ショップでも売ってましたが一番おみやげによさそうなカップ&ソーサーがないんですよね。しかしお料理の写真を撮りそびれた…。ばかー。

ガラスの森ガラスの森
 次はガラスの森。フリーパスにして主にバスで移動してますが(クーポンで美術館2つで\2,000ってのも利用しました。12/1~4/1までの企画らしい),地図を見ると歩けそうなので道を聞いて歩いてみました。バスは昼間なら10分おきくらいですが,このくらい距離なら歩いた方が気持ちいい。
 ガラスの森はヴェネツィアイメージらしいですが,どーなのでしょう。ヴェネツィアはぜひぜひ行きたいっ,のですが,いつになるやら。ステキな池の中にイタリアの現代作家の作品があったりなかなかシュールです。美術館はまあ観光地の展示だなというくらいですが,独特のレース・グラスなどはやはり素晴らしいです。
おみやげカプチーノ
 ミュージアム・ショップは各国のいろいろなガラス製品が揃っていて,結局ミルフィオリのペンダントトップを買っただけですが(チェーンは自分で付けるからいーの),グラスの1つも選べばよかったかなー。ショップで迷ってたら閉館(17:30)まであんまり時間がなくなってしまって,ここではカプチーノだけ。旅行パックに美術館チケットとカプチーノが付いてるのです(ここか星の王子さまを選べます)。
ガラスの森  ここからまたバスでホテルの近くまで向かうのですが,なかなか来なくて,薄明るいくらいがだんだん暗ーくなってきてしまいました。箱根が思ったより寒くなかったのですが(暖冬のせいかしら),さすがに冷えてきました。…と,そんなところで1日目も終わってませんが,つづくっ。

その2

『マリー・アントワネット』

♪あんまり(帰るの)遅くならないようにしようとか言いつつ,そう変わってません。しくしく。がー,なんとか『マリー・アントワネット』を観てきました。薄っぺらいという評判なので,ストーリー的にはなーんにも期待しないで行ったので,楽しめました。前売り券で\1,300だけど,まあ\1,000くらいだなとは思いますがー。延々ドレスとお菓子ですが,時代考証何それというもので,でもドレスはともかく(頭に帆船は史実だ),お菓子は当時のものだと地味でしょうねえ。マリーの好きなクグロフみたいな。

 ストーリー的にはいくらでもドラマティックに出来る素材なので(例えば退屈な宮廷と飢えていく民衆を対比させるとかいくらでも),あえてあくまでも(ソフィア・コッポラ的な)マリーの視点。だから革命も最後の最後にはじめてだし。で,処刑まで行くのかしらと思ったら,マリー達が馬車で出て行くまで。これもマリーのオ?ストリアでの生い立ちではなく,(馬車の旅の)輿入れからしか描いてないからこそで,このへんは衣裳を変えて全く同じ構図のミサや食事のように様式美ですね。これだけ何も表現してないのに,ちゃんとヴェルサイユ宮殿を使ってるって,わたしは好きだなー。

 原作になってるというアントニア・フレイザーのを注文しちゃいました。ツヴァイクのはすごーく前に読んだんですが,ほとんど覚えてない。やっぱり『ベルばら』のイメージが大きいですね。ベルばらだとマリーはもちろんマリア・テレジアも潔癖なカンジなので,実際の親娘の書簡がどうだったのかとか気になるところです。あと脇役もなかなかよいですよね。特にルイ16世がすごーくいい人そうで,でもきっと退屈で不器用な人なんだろうなあとか,フェルゼンは顔だけでいいのねとか。女性陣もノアイユ侯爵夫人やデュ・バリー夫人とかベルばらとは全然違うポリニャック夫人とか,いい味だしてます。あと細かいトコは結構考えてますよね。パンフだとプチ・トリアノンの生活を贅沢から自然へみたいに書いてるけど,産みたての卵を娘に触らせてるようで,ちゃんと綺麗にしてあってみたいな,あくまでもマリーの周りは綺麗な作り物なのよ,っていう。でも観終わったあとは取りあえずピンクのお菓子が食べたいわとハーゲンダッツのストロベリーを買って帰りましたが。

 この後観たいメジャー映画はあんまり思いつかないんですが,単館系?の『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』は観たいけど,こういうのは油断すると終わっちゃうのでなんとか頑張って行きたいです。