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ars combinatoriaな日々

10/30 その2『トリスタンとイゾルデ』とか。

『トリスタンとイゾルデ』を観てきました! 映画は,ある意味ものすごく面白かったです! 上映中の顔を見られたらほぼ終始ニヤニヤしていたに違いない。古典的悲恋なのに…。「なるほど」「そう来たか」で最後の方は「なにおー」と。25日(水)のレディースデーに観てきて,久しぶりに怒濤のような感想を書きましたが,その前に「イゾルデの闇」をUPしましたので,ご参考にどーぞ(本当は映画のと一緒にしたかったんですが力尽きました。あ,映画のトリスタンは雨の路地に捨てられた伊藤英明もとい濡れた子犬でしたわ)。2000年来日ザルツブルク・イースター・フェスと『トリスタンとイゾルデ』伝説集です。うーんでもこれはこれで映画をこれから観る人が物語を追うのに混乱を招くような気がしないでもないです。でもでも『トリスタンとイゾルデ』の原典を知りたい人はぜひ。だって結構苦労して書いたんだもん。2001年2月発行。Web初出です。紙版の方を読み直して『トリスタン・イズー物語』ベディエ編のところで,モルオルトを倒す“少年騎士”というのと4人の騎士が全員王の甥みたいに読めるのを直しました。
 金曜日には通算4回目の『山猫』を観ましたが,長ーいのに観れば観るほどいい映画だ。やっぱり始めの方はタンクレディカワイイで,最後は公爵には負けるぜなんですけど。そういえば今頃気が付きましたが,ヴィスコンティとショスタコは同い年だったのかー。

10/30 その3

♪もう静香ちゃんが滑らないので一生懸命観ることもないんですが,スケート・アメリカの土日の地上波と日曜夕方のBSを観てました(今日の女子フリーはもう結果知ってたけどー)。全然応援してなかったミキティのSP(シェエラザード)が良かったので,頑張れーと思ったら優勝してしまいました。シェエラザードはもうちょっとたおやかなイメージでしたが,お話ししてるかと思ったらちゃっかり子供出来てたりするんで,ちょっとキツめというかしっかり者というか妖艶でもいいのかもー。最後の方のステップが,構成として急-緩-急のあとの急にジャンプを持ってくるのが大変なところ上手く曲に乗って盛り上がっていてかっこよかったです(トリノのトゥーランドットぽいけど…)。フリーはメンコンで,メンコンの触れば切れそうな若さみたいでこれも好き。こちらも構成はなんとなーく似てるような気もするんですが。でもこうして可愛らしさで押すよりちょっと背伸びして美人系にした方が合ってるよーな気がします。衣裳もすごく綺麗だし。新シーズンからの応援本命は本当は可愛いサーシャちゃんなんですがー。男子はジェフリー・バトルがケガしてるらしいので残念ですねー。
Oct. 30,1.30 a.m.

10/23「ヴィスコンティ生誕100年祭」とか。

週末のミランのリーグ戦は上位のパレルモ相手ということなのかナイトゲームです。日本時間3:30からのを待ってますが,ちょっと挫けそうです。待ちながら近頃めずらしく新コンテンツを作ってました(正確には全然“新”じゃありません)。
 『スーパーマン・リターンズ』にかまけてたら,新宿ヴィスコンティ祭りもとい「ヴィスコンティ生誕100年祭」も既に半ばでありました。土曜日に『ルートヴィヒ』を観に行きまして,今週が13:35からのお昼の回です。金曜日の18:30からも頑張れば間に合ったのですが,仕事終わった後に4時間は無理であろうと(休憩ありですが~)。ちなみに12時過ぎくらいに受付に行ったら122番でした(整理券制・自由席)。たぶん満席にはならなかったようですが,かなりぎっしりでした(340席)。途中脱落者もたぶんいなかったと思う…。というか途中退席しにくい雰囲気。
 これは実話ものですので感想というのは難しいのですが(ルートヴィヒ自体が“謎でありたい”と云って,実際何が真実なのかわかってない),観れば観るほど,最初の若く美しい王様が人目も避けるほど醜くなってしまって…という印象が,最初から彼は病んでいて,そして最期まで美しかったのだという気がします。劇場で観るのは2度目ですが,すこーし余裕があるのか,ルートヴィヒの周囲は本当に綺麗な男の子を選んでなあと思われるのですが,やっぱりヘルムート・バーガーのルートヴィヒが一番魅力的。

 3本立てのうち『イノセント』はいいかなーと思ってるのですが(いや前に観たときあんまり好きじゃなかったんで),『山猫』はやっぱりまた観たいです。今週は夜の回(18:50~,26日(木)は休映)なのでなんとか。で,2004年の上映の時の日記を読んで観てみたいと思った~というメールをいただいてうれしかったので,こんなんでも役に立つならと前から再録をしようと思ってたのですが,この機会にやっとです。この後から映画ネタがまた増えたんで他のもまとめるつもりでずーっといるんですがー。

 そんなわけで,映画なお部屋2『山猫』です(何故かリンクが上手く機能しないので左のリンクメニューからお願いします)。あんまり中味を直してないので,また見直さないとと思ってるのですけど,リンクをはずそうとした【イタリア語・完全復元版】ヴィスコンティ『山猫』がまだ生きてましたので,前回の上映にはいらっしゃらなかった方はこちらも参考にしてみてください。
 『山猫』もやっぱり長いんで金曜日に行こうかなーと思うのですが,『トリスタンとイゾルデ』をその前に行こうか迷い中。てゆーのは何度も書いてる気がしますが,わたしは『トリスタンとイゾルデ』のお話がキライで,映画にもあんまり期待してないからー。でもでもせっかく映画化されてるので,この機会に前に紙版だけ作ったときのあらすじ集くらいはこれまたアップした方がいいよなーと思ってるのです。あ,キライキライといいつつ,来日ベルリン・フィルのは生涯ベスト5に入ると思われます。今後どんなものを観ても聴いても。
Oct. 23,3.00 a.m.

過去ログみたいなもの。

combinatoriaな日々

過去ログみたいなもの。

2007年1月31日まで。
その前に場所を変えるかも~。

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