ars combinatoriaな日々

《ばらの騎士》&《サロメ》@ゼンパーオーパー

♪ドレスデン国立(州立?)歌劇場来日公演《ばらの騎士》(11/18神奈川県民ホール),《サロメ》(11/24 東京文化会館)行って来ました。リヒャルト・シュトラウスはオケ曲は苦手だーと思ってたんですが,どうもオペラの方は好きみたいです。オケの方は男性,オペラは女性がテーマに何故か偏ってるような気がします。それでもハッピーエンドよりも悲劇の方がいいなあ。《ばらの騎士》は生は初めてなんですが,今回元帥夫人が代役だからかちょっと声が細すぎてオケに負けてたのが,彼女のキャラクターや大人の女性としての威厳と引き際とそれ故の哀しさみたいなのが伝わらなくて残念です。それでもオックス男爵をはめるのに元帥夫人とオクタヴィアンのことは棚にあげといていいのかと突っ込みたくなりますが。演出は1幕が初演の舞台美術が年を経たという設定で当貴族の末裔なのだそうですが,あまりコンセプト的主張は感じない。(ラウフェンベルク)
 対して《サロメ》(ムスバッハ演出)はシンプルな装置はわりとありがちぽいですが,装置が抽象的なのはこの演出が全て彼らの心理面を現しているからなのかしら。例えばサロメは7枚のヴェールの踊りの音楽に合わせて踊ることはなく,ただ明確にヘロデを誘惑しています。むしろヘロデの着衣を1枚づつ脱がしていくので,代わりに7枚脱がすのかしら〜と思ったらさすがにそれはない。ただ確実に義父の心と身体に侵入して行きます。あまり娘への嫉妬を前面に出さないヘロディアスがあからさまに娘に対抗して,かつ脱がされたヘロデのネクタイなどでヨカナーンを縛り付けるのが面白い。ト書きと一番違うのは「銀の皿に載ったヨカナーンの首に口づけする」と歌っているのに,まるでヨカナーンの首なし死体を死姦してるかのよう。プレトークで語られたように繭のようなヨカナーンと1つになる,まるでトリスタンとイゾルデのようでもありますが。オペラっていうのは普通視覚の上に音楽が載っているのだと思いますが,この舞台はまるで音楽から連想される部分を目の前に見せる,音楽の上に視覚が載っているようです。《サロメ》の音楽の官能性が伝わってたまにはこういうのも面白いですね。1幕という比較的短い作品だからこそこういう濃密な表現にちょうどよいですし。まあサロメには“くちづけしたい”ということに拘りすぎて“ヨカナーンの首”に固執する少女であって欲しいですけど。

ミッチーのショスタコ祭り♪その2「レニングラード」

♪しつこいですが,ショスタコはイイ!11/10(土)は当初の7番「レニングラード」に加えて,千葉県少年少女オーケストラによる1番から。思ってたよりずっといい演奏で,フィナーレで,ああ1番もいい曲だーと再認識させてもらいました。
 で,「レニングラード」です。ああもう今年1番かもー!(って順番付けるほど聴いてないんだけど)1楽章で泣きそうになってしまいましたよ。いやアダージョの弦みたいな美しさももちろん心に響くのですけど。
 ショスタコの良さって(この場合キモチよさです…),短い,フレーズというより音型の繰り返し,それもユニゾンでという愚直さが大きいんじゃないかしら。まあオケの醍醐味はトゥッティの強奏だと個人的に思ってるからかもしれませんけど。
 でもって演奏後に奏者を立たせるので,その1楽章で地道に大活躍だったスネアの人を早く立たせて〜と思ってたら,大トリに持ってきて一番の拍手をもらってました。で,この方がまた人のときも自分のときも小さくスティックを合わせ叩いてて,その愛らしくも俺はスネアだ!という主張が素敵。更にミッチーはもらった花束を投げてあげてましたー。彼に限らずサンクトペテルブルク響はいいオーケストラだっ。バービ・ヤールが聴けなかったのが本当に本当に残念。次はもう12月の3公演ですが,会場でばっちりチケゲットしました。

ミッチーのショスタコ祭り♪

♪ミッチーのショスタコ祭り,もとい「日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲プロジェクト2007」始まりましたー。日比谷公会堂に日本中からタコファンが集まるのですねー。うおー。
 日比谷公会堂はずーっと前に一度だけ,玉三郎様講演付き映画『ナスターシャ』に行きました。外観もロビーもホール内もこのレトロ感がタイムスリップしたようでなんだか素敵です。音響も1階の2階が被ってるとこでしたが,とてもよかったです。でも次は2階にしよう…。ミッチーの踊りっぷりはよく見えて楽しかったけど。
 今日は1・2・3番です。1番は結構聴く機会もあるんですけど,2番「10月革命に捧ぐ」,3番「メーデー」は内容的にもなかなか生で接することはできません。でもでも生で聴くと2番の序奏の薄暗さやサイレンの効果とか,3番のピツィカートに乗った木管の愛らしさがじっくり響いてきます。今日は合唱も含め2番が一番よかったです。帰り道,やっぱりショスタコはいいなあ,じーんとしてしまいました。次回は11/10の7番です。こんなにタコ好きなのに,しかもシンフォニーが一番好きなのに,どーして全部聴けないのだろーかー。うっ仕事と既に取ってあるチケットが…。だってドレスデンでママとデートなんだもん。しかし大好きな13番が聴けないのが特に哀しい。

全部行けないけど,自分用メモメモ
「日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲プロジェクト2007」
会場:日比谷公会堂 指揮:井上道義
■11月3日(土・祝)
 交響曲第1番,第2番「10月革命に捧ぐ」,第3番「メーデー」
 サンクトペテルブルク交響楽団
■11月4日(日)
 交響曲第5番「革命」,第6番
 サンクトペテルブルク交響楽団
■11月10日(土)
 交響曲第7番「レニングラード」
 サンクトペテルブルク交響楽団
■11月11日(日)
 交響曲第10番,第13番「バビ・ヤール」
 バス:セルゲイ・アレクサーシキン
 サンクトペテルブルク交響楽団
■11月18日(日)
 交響曲第9番,第14番「死者の歌」
 ソプラノ:アナ・シャフスキンスカヤ バス:セルゲイ・アレクサーシキン
 広島交響楽団
■12月1日(土)
 交響曲第4番
 東京フィルハーモニー交響楽団
■12月5日(水)
 交響曲第11番「1905年」,第12番「1917年」
 名古屋フィルハーモニー交響楽団
■12月9日(日)
 交響曲第8番,第15番
 新日本フィルハーモニー交響楽団

マーラー交響曲第9番@ベルリン・シュターツカペレ

♪久々に海外オケのコンサートを聴きましたー。バレンボイム指揮10/12サントリーホール。でも演奏会の感想じゃないです。4楽章が始まる前にふとこういう純粋な交響曲,歌もストーリーも特にメッセージ性もなくて視覚的にもほぼ変わらないものをホールいっぱいの人がじっとステージに集中してるのって不思議だなーと思ってしまいました。もちろん曲から受け取るものはそれぞれあるのかもしれないし,ないのかもしれないし,でもでもこの寄せては返す波のような9番はマーラーの中では何かを受け取らなければーと気張るものではないような気がします。ただ生で聴くと演奏の終わった後の静寂も含めてこの曲なんだなーと思うのです。いやだから何だって話じゃないんですけど。しかし改装後のサントリーホールはあんまり響かなくなっちゃったのかしら。

東京のオペラの森とロシア皇帝の至宝展

♪昨日はむちゃくちゃ寒かったですね。花冷えというよりは冬に戻っちゃったくらい。この冬あんな寒い雨の日はなかったかと。
 昨日は午後を代休にできたので,シネマヴェーラ渋谷でベルトルッチの『1900年』を観ようと思ってたんですが,ムーティ指揮のチケットをいただいてしまったので突然方向転換してしまいました。オーケストラ公演のスターバト・マーテルです。

 映画は16:30からだったんですが,演奏会は19時からなのでそれまでどうしようかなーと考えて(ちなみに映画は5時間以上なのでハシゴは無理です),最初上野に来てるレオナルド『受胎告知』が平日ならいいかなと思ったんですが,うーん『受胎告知』はウフィッツィで見てるし,そのときはボッティチェリの方がよかったしーと,もしかしたら行かないかもしれないくらいなんですよね。あとコンサートが錦糸町なんで(なんでオペラの森なのに上野じゃないのっ),方向違いではないけど移動は少ない方がいいなあということで(体力温存しないとコンサートはツライです),江戸東京博物館(両国)でやってる「ロシア皇帝の至宝展」に行って来ました。
 がー,これ“クレムリンエッグ日本初公開”というのがメインなんですが,このエッグって本物の卵の殻に細工したちっちゃいのかと思ったら全然違ってちょっと肩透かしでした。いや素晴らしいものだとは思うんですが,卵がいっぱい見られると思い込んでたんで…。まあそれ以外のキラキラもすっごいキンキラでしたけど。さすがに平日は空いていてすっごくゆっくり見れたので,何だか図録もいいやってくらいじっくりです。展示そのものはイコンや金細工なども素晴らしいですが,武器庫コレクションというだけあって,兜や銃などがこれまた装飾的な品を見ることができるのはなかなかよかったです。

 で,まだ時間があるんで,ひとつ電車で1つ戻って浅草橋で久々にアクセサリーパーツを買いました。気が付くと結構なお値段になってしまいます。楽しいですけど。あと浅草橋にはあの暗黒卿鎧兜の吉徳があるんですよねえ。今飾ってあるそうで,うわー,見に行けばよかったっ! 5/5までにまた行ってみようっと。

 で,やっとコンサートなんですが,メインはロッシーニですがまずヴェルディから。ヴェルディの宗教曲はやっぱりヴェルディだった…。ロッシーニの方は素晴らしかったです。演奏も(特にソリストと合唱が)よかったですが,この曲すごく構成が変わってて面白いんですね。そんな事情なんで全然予備知識もなく行ってしまったんですが(スターバト・マーテルはドヴォルザークのしか聴いてなかったです。ドヴォルザークのは美しいです),普通にオケと合唱,アリアもありますが,オケ伴なしのレチタティーヴォと合唱とか四重唱とかテキストはずっと続いているのに(そもそも延々と悲しみの聖母),その表現の変化が凝っていて,長い曲ですが1曲1曲を楽しみつつ大きな塊を感じられました。しかしこの東京のオペラの森の趣旨や意義が未だわからない。そして今年は《タンホイザー》が多すぎます。あとプレスにワーグナー特集ってことで,「スター・ウォーズ」への影響なんて簡単に出てましたが,もう少し踏み込んであまりにもわかりやすいライトモチーフだとか,そもそもスター・ウォーズも指環も既存の神話や伝説を意図的に取り込んで成立してるって共通点が面白いんですが〜。
 で,明日は受難説なので,バッハ・コレギウム・ジャパンのヨハネを聴きますー。もう売り切れかと思ったらなんとか予約できました。よかったっ。ヨハネはいいのよお。

リッカルド・ムーティ指揮東京のオペラの森管弦楽団,東京のオペラの森合唱団
独唱:エヴァ・メイ,ダニエラ・バルチェローナ,ドミトリー・コルチャック,イルデブランド・ダルカンジェロ
ヴェルディ:「聖歌四篇」よりスターバト・マーテル,テ・デウム〉
ロッシーニ:スターバト・マーテル
4/4 すみだトリフォニーホール

ローエングリン

 《ローエングリン》って意外と上演がないですよねー。一番最近ちゃんと舞台でやったのは新国立劇場の開場記念の一貫のだと思うので,もう10年前です。その前のベルリン・ドイツ・オペラとライン・ドイツ・オペラも観ましたー。
 今回はオケの定期演奏会なので演奏会形式のつもりでいたら,コンサート・オペラ形式というのはコンサートホールの舞台を頑張って使うことだったのでしょうかー。ホール・オペラとかそういうの? すみだトリフォニーホールは正面にパイプオルガンがあるけど,サントリーみたいにその前に広い客席があるわけではないので,両側から階段をつけて真ん中の小さな舞台はごく主役だけが昇る。ってこの舞台が土俵みたいなのはゲッツ・フリードリヒがもうやったよ。舞台装置が頑張って工夫してあるのと全体的に直線的なのは(ホールのデザインが既にそうだけど),ローエングリンのイメージにあってると思うし,少なくとも新国立劇場のお蔵入り?の演出よりはよかったです。ただ合唱が最初黒服組(ハインリヒ王側?)と普段着ぽい人達とだったのと,それが最後は青Tシャツになるのがよくわかんないです。第一幕のローエングリンの入場がどこからなのかと考えてたら客席を歩いてきて,同じ道のりをダンサーが白鳥に扮したお迎え軍だったのはなるほどと思いましたが。《ローエングリン》はワーグナーがラストを乙女の自己犠牲にしなかったりと比較的原典に添ってるので,画期的な解釈によるヘンテコ演出はいらないのです。

 ただ,演奏会形式のつもりで行ったせいか,音楽的な充実を期待してたのでそれが残念だなー。タイトルロールと影の主役のオルトルートが始めから不調と断りがあったので仕方ないかもしれないけど。ローエングリンのスティー・アナーセンはベルリン国立歌劇場の演奏会形式《パルジファル》の急遽代役で([ars combinatoria Vol.3] のPARSIFAL参。ってこれ全然演奏に対する感想がないよ。ついでにあらすじはLOHENGRINをどーぞ),そのときはナイーブな感じでキャラクター的には合ってると思ってちょっと期待してたんですけど。うーん,柔らかい声と弱い声は違うのだった。まーワーグナーのテノールはルネ・コロが基準になってるんで〜。でも新国はペーター・ザイフェルトで聴きたかったなあ。

 オケ的には歌手と同じ舞台に上がってると音量も抑え気味にしなくちゃいけないしという難しさもあると思うんですが。シンフォニーオーケストラが定期演奏会でやるオペラっていうのは,演出よりももっと音楽,特にオケに集中させたり,テキストに注目できたりした方が有意義な演奏会だと思うのですが。やっぱり演出が合った方が得したーとかわかりやすーいとかあるのでしょうか。上記のベルリンみたいなこの公演をこそ聴きたい!という予習ばっちりな人ばかりを相手にしているわけではないですしねえ。それでも時節柄とはいえ,このオペラの第一幕への前奏曲で咳はもう少し我慢できないものでしょうか〜。咳が出ちゃうのはしょうがないんですが,それにつられてちょっと安心して他の人も出ちゃうし。でもキラキラの聖杯なのよー。

 ワーグナー:歌劇《ローエングリン》 新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会
 指揮:クリスティアン・アルミンク,ローエングリン:スティー・アナーセン,エルザ:メラニー・ディーナー,テルラムント:セルゲイ・レイフェルクス,オルトルート:アレクサンドラ・ペーターザマー, 合唱:栗友会合唱,演出:飯塚励生 3/24 すみだトリフォニーホール

タコ8とか。

ラゾーナのトナカイ

♪画像はタイトルと関係なく12/3にヤナーチェクを聴きに行ったときのラゾーナのウィンドウ。ヤナーチェクは今年のベストっぽいのにまだ何にも書いてないし。クリスマスっぽい画像を貼りたかったのー。
 で,タコ8(ショスタコーヴィチ交響曲第8番)ですが,本格的に風邪っぽくて,眠くなる薬のおかげで全然集中できませんでしたっ。しくしく…,8番大好きなのに! よく聴き込んでる曲なので,ここがいいんだよなーとかおぼろげに響くのですがー。咳はホントこういうところでは出ないんですが(都合がよすぎるよ),一度どーしても出そうっ,ここなら音が大きくてだいじょぶかしらともう限界だったことがあって,そしたら音が出ない咳だったよ。伊達に6年もレセプショニストはやってなかったよ。だから最後の最後にホールに響いた咳はわたしじゃないです。
 かなーり体調最悪です。明日はしごとです。例年だと今夜あたり飲みに行ってましたが,今年はなくてよかったー。あ,そんなわけで『スーパーマン・リターンズ』DVDはメイキングの頭しか見てません。監督のめろめろ振りがたまりません。

12/20 東京都交響楽団第637回定期演奏会 サントリーホール
指揮:ジェイムズ・デプリースト
シュニトケ:ハイドン風モーツァルト(2台のヴァイオリンと2つの小オーケストラのための)
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 op.65

表慶館改修記念コンサート「中野振一郎によるゴルトベルグ変奏曲」@東京国立博物館

表慶館表慶館ホール
♪仏像展のチラシで見付けた記念コンサートです。上野の東京国立博物館。いつも素敵な建物だなーと思って前を通り過ぎてるだけだった表慶館が改修完了して,中のこれまた素敵な丸天井のホールでバッハのチェンバロとは! 既に売り切れかとどきどき予約しました。
 ゴルトベルグの実演は初めてだったと思うので,せっかくなのでちゃんと予習をしておくべきでしたー。そもそも演奏の感想を書くのが苦手なので,細部を述べるのは難しいのですが,なんというか“もっとバッハを聴かなきゃ!”という切迫した気持ちになりましたわ。いやそもそも一番好きなのはバッハのはずなのであって。この変奏の理系っぽいところが今自分の中で弱くなってるような気がするんです。すみません,なんだかよくわかんないですね。
 コンサートは休憩後約80分通しで,いやでも全然あきないですよ。 中野さんが拍手を受けながら聴衆に拍手してたのがおかしかったです。今日は暖かかったからよかったけど,暖房らしい暖房もなさそうで(きっと上に抜けちゃう),椅子もちょっといいパイプ椅子だから,優雅な空間なのになんというかすっごくストイックなコンサートでした。これはこれでバッハらしい? いやバッハは真面目一辺倒な人間じゃなかったはずですが。
 館内は撮影禁止ではなくて,館内展示も一般の人には休館扱いだったんですが終了後解放してくれたので,いっぱい写真撮っちゃいました。こういうのはやっぱり別ページかなー。資料映像などもかかってましたが,見てる時間がなかったのでまた行こうかなあ。2007年1月28日まで。

12/17 東京国立博物館 表慶館ホール
チェンバロ:中野振一郎
J.S.バッハ:イタリア風アリアと変奏 イ短調 BWV.989,ゴルトベルグ変奏曲BWV.988

『のだめカンタービレ』

♪のだめって入れるとキケンらしいですが,試しに書いちゃおうっと。ドラマちゃんと見てますよ。3話あたりから詰め込み過ぎなくてドラマっぽくなったような気がします。音楽的にはラフマニノフのPコン2のソロ部分だけ流れてストーリーが進むあたりがいいなーと思いましたです。この曲は学生オケでやったけど(ばよりん弾きです。もちろん音大じゃないよ),オケ部分だけ(正にカラオケ)は何度も何度も何度もっ聴いたけど,ソロの部分はメロディ以外よくわかってなかったり。ピアノは苦手ですが,ピアノはオケの中では一般的に異質な音なので,コンチェルトをやったらオケとピアノが対立したり寄り添ったりが面白いなあと気が付きました。

 ブラームスは1番以外は全部やったんですよねー。全部2ndだし。そもそも初めての交響曲はブラ3ですよ。無謀にもほどがありますよ。ヴァイオリン触ったのは中学でやめて以来だったのに。しかもリズム感ないのに2nd。でもでもブラームスの2ndVnをやったのですっごく難しかったけど,オケの醍醐味がわかったんだと思います。だって譜面さらっても知ってる旋律がないんですよ。でもみんなで合わせるとシンフォニーの中にいる〜みたいのが実感できて…,で道を踏み外したわけですね。あ,実はオケに入ったのはジョシュア・ベルくんのおかげです。ヴァイオリンまた弾きたいと思って。その後大規模オケ曲とオペラに行くとは…。そして職業になるとわっ(もちろん奏者じゃないよ)。

 ドラマ的にはブラ1は終わった途端(あくまで終わってから)ぶらぼーでもいい曲だと思うんですが,今後のフライングを防ぐためにはいいのかしらー。選曲はいっぱい曲が使われてて面白いですが,どうせならブラ1で盛り上がってるときはライトモチーフっぽいの以外は全部ブラームスで固めて欲しいなあってのは贅沢でしょうか(どんな状況の即した曲(部分)もあるはずだっ)。反対にいろんなの使うならCMとかフィギュアの放送のときみたいに流れてる曲名を画面に表示するのは無理なのかしらー。

11/26 バビ・ヤール

サントリーホールのクリスマスツリー テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク響を聴いてきました。なので,→はホール内のクリスマスツリーです。今年はごくごく普通ですね。外はもうごちゃごちゃしたのやってないんでしたっけ。コンサート後に違う音聴きたくないからいいけど。ツリーは19時ギリギリくらいだったので,ホワイエに人があんまりいなかったけど,全然人がいないとこは無理だった。と思ったら,なかなか始まんなくて,いきなりコンチェルトだったかしらからと思ったらちゃんと1曲やるんですよね。で,終演時間遅いんでなんかあったでしょーか。
 1曲目のリムスキー=コルサコフの曲は予備知識もないけど,あんまりよくわからなかったです。今日のハイライトはレーピンのコンチェルト(1番)だと思いますし,実際すごい演奏だったんですが,やっぱりわたしショスタコの協奏曲ってよくわかんないんですよー。交響曲は大大好きなのにー。なわけで「バビ・ヤール」(13番)を聴きに行ったわけですが,編成がぐっと大きくなったわりにはちょっと迫力に欠けたかなーという気がしないでもないです。独唱ももっと出して欲しいと思ったけど,1曲毎に歌い方が違ったように感じたので,そのへんが面白かったです。それでもやっぱり「バビ・ヤール」はイイ!ですよねっ(1998年のショスタコ・フェス参。なおこの頃は新日の定期会員でしたの)。ataccaで始まる5楽章は,来るぞ!ってわかっててもあの小鳥のようなささやきに参ってしまいます。今回思ったのですが,5楽章はあの声楽のシニカルな歌詞とグロテスクと言ってもよさそうな歌い方と器楽の美しさの対比がいいんだなー。そういう意味ではよく言われる“一番美しい楽器は人間の声”みたいのにひっかかるオケスキーにはたまらないのかもしれません。逆の例はマーラーかしら。いやマーラーも好きだけど,ショスタコみたいに続けて何曲も聴けなくて。あ,13番はもちろん声楽部分も好きですよー。2楽章の「ユーモア」なんか特にショスタコの交響曲の2楽章だな〜と思うし。
ユーリー・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団
歌劇『見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語』序曲,ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番(ワディム・レーピン),交響曲第13番「バビ・ヤール」(セルゲイ・レイフェルクス,東京オペラシンガーズ) 11/24(金)サントリーホール

♪あ,えと300,000アクセス,ありがとーございます。 何度もカウンタが壊れてるんで,目安くらいにしかならないのですがー。今月中に引っ越し後のことを考えないといけないのですが,ほっんとうにせっぱつまらないと出来ないヒトで〜。明日はしごとだしー。
Nov. 26,2.30 a.m.